物語・人物
侍道3 物語と登場人物の紹介


物語
時は戦国──

物語の舞台となるのは、“祇州天奈(ぎしゅうあまな)”。新興の戦国大名 藤森主膳により支配されている。
藤森主膳は、足利幕府発足以来この地を支配していた桜井家を滅ぼし、大名の席についた乱世の英傑である。
藤森家は国主でありながら新興勢力ゆへに周辺に敵も多く、郷士や農民たちに対し重税や重労役を課すなど、
国内を激しく締め上げ、また軍備も強引に強化していた。そのため、下々の者たちからの反発も強くなっていたのである。

ここ祇州天奈の地において、国を治める国主、旧勢力を復興すべく活動する野武士、そして貧困に喘ぎながらも、
土とともに暮らす農村の民―、それぞれの思いが交差し今、物語は紡ぎ出される。

主人公
プレイヤー。祇州天奈(ぎしゅうあまな)に下り立った侍。
国主に身を寄せるか?旧勢力の復興に力を貸すか?それとも貧困にあえぐ村救うのか?
それを自分自身で選択していくことになる。もちろん、途中での寝返り・裏切りも自由。
全ての選択をプレイヤーに委ね、今、静かに物語が始まろうとしている。

高種村
天奈のちょうど南東に位置する貧村、高種村勢力。
国主が藤森家に変わって重い税が課せられるようになってからは、
自分達の食い扶持を確保するのがやっとになり、住人の不満は日に日に高まっている。
いまのところ、旧国主の桜井家の家臣だった梅宮宗近が代表になり、
住民の不満が爆発するのを何とか抑えているが、それも限界に来ている。
梅宮宗近
(声:岩田安生)
貧村・高種村を束ねる郷士の当主。
農村での暮らしを愛し、近郷の郷士達の代表として民の信頼を集めている。
藤森家の圧政に対し農民達の盾として行動しているため、
藤森家からは恫喝や嫌がらせを受けている。
徹底した非暴力主義者で、侍が大の嫌い。
おせい
(声:佐藤利奈)
幸太の姉。侍は争いを運ぶ存在と信じ、侍にあこがれる弟に困っている。
主人公が村にやってきたことで争いが起きるのではないかと不安に思い、
はじめは冷たく接するのだが・・・
幸太
(声:水間真紀)
高種村のワンパク小僧。両親は先の戦で死去、現在は姉のおせいと二人暮らし。
高種村の、貧しいながらも平和な暮らしに物足りなさを感じ、大きくなったら侍になり出世したいと夢見る。
村にやってきた主人公になつき、剣を教えてほしいとつきまとう、
小憎らしいながらどこか憎めない存在。
ゲーム中では殺害できない。

藤森家
旧国主である桜井家をさきの戦で滅ぼして、天奈の新国主を名乗る藤森主膳が代表の支配者勢力。
現在は主膳の独裁政権であり、迫りくる織田信長への対抗策として軍備強化に余念がない。
その反動として重税が課された国の住人たちが不満を持ち始めるが、主膳はそれを武力で封じ込める。
周辺住人の評判は悪くなる一方で、内部からは謀反の噂も絶えない。
藤森主膳
(声:中田譲治)
かつての大名桜井家を滅ぼし新たに台頭してきた復興大名。
郷士・農民への重税や労役など国内を厳しく締め上げ、強引に軍備を強化している。
そのため、下々の者からの反発も多い。
梅宮信之助
(声:小野大輔)
梅宮家の長男。桜井家の三本刀と恐れられたほどの剣の腕前を持つ。
梅宮家はもともと桜井家に仕えていたが現在信之助は仇である藤森主膳に仕官している。
郷士や農民に厳しく接する鬼のような男として恐れられており、
村人からは非常に嫌われ、弟の祐馬には裏切り者扱いされている。
高種村の農民達の頭領である梅宮宗近とは親子の関係だが
信念の相違から二人は袂を分かちその関係を断絶したまま今に至っている。
蘭姫
(声:小島幸子)
藤森主膳の妾。自由奔放で物怖じしない性格。
我が強く、欲望をストレートに表現する。
藤森主膳は彼女をたいそう気に入り、大切にしている。
生半可な男だと、気力も金も地位もすべてを吸い取られてしまいそうな魔性の女。
桐江正継
(声:小野塚貴志)
藤森主膳の配下。元は素破(忍者)で苦労していたらしい。
主膳に取り立てられ漸く表舞台に立つ。

桜花党
“打倒、藤森家”をスローガンに、旧桜井家の再興を目指して結成された反抗組織。
ただし、落ち武者や山賊などの荒くれ者の集まりだからか、その乱暴狼藉は、
抵抗している藤森家だけでなく、周辺住人にも向けられる。
頭領の松崎源十郎も、党員のそんな行為をとがめることもなく、奪ってきた食料や
酒を囲んで宴会に励むなど、すっかり本来の目的を忘れているようだ。
松崎源十郎
(声:吉野貴宏)
過去に祇州天奈を支配していた桜井家の下級武士であった。
桜井家と藤森家の戦の後、桜井家再興を旗頭に落ち武者や山賊を束ねたが、
現在は山城を根城に乱暴狼藉を繰り返している。
梅宮祐馬
(声:杉山大)
農民勢力の頭領、梅宮宗近の次男。
藤森家に仕える梅宮信之助の弟。
桜井家復興が悲願で、父は腑抜け、兄は裏切り者だと思っている。
理想主義の熱血漢だが憎めない男だ。
竜胆いつせ
(声:斎藤恵理)
桜花党側についている女剣士。
藤森家の当主藤森主膳に対し並々ならぬ憎悪を抱いており、
主膳を倒すことだけが目的だと語る。
彼女が藤森家を恨んでいる理由とは?

その他
3勢力が敵対している中、町人達はどこ吹く風といった感じだ。
勢力に所属していない人や、どこか得体の知れない人など、他にも登場人物がいる。
雪園
口数の多い謎の人物。
夜な夜な、街道で何か不審な行動をしているように見受けられる。
果たしてこいつの正体は…?
堂島兄弟
(声:伊丸岡篤)
主人公が色んな意味で毎回世話になる鍛冶屋。
夜は店じまいをしているため会うことができない。
御幹町には兄、高種村には弟がいる。(はじめは兄と妹という案だったらしい)
もちろん斬ることもできる。
先生
(声:氷上恭子)
芽隆道場の師範。
「侍」ではチュートリアルとプレイヤーキャラ、 「侍道2」では裏技使用での隠しキャラと、何気にシリーズ皆勤賞である。
峰打ちすれば、今作の女主人公としての代表格になる。
かすみ
(声:氷上恭子)
義理人情に厚い姉御。
前作「侍道2」でも登場し、専用のイベントも好評だったため、 今作でも伴侶の一人として登場。
黒鷹のザジ
(声:小西克幸)
姉妹作の「忍道」シリーズからのゲスト参加。
壊滅した飛鳥の里の生き残りの忍者である。
忍としてかなりの実力を誇るが、寿司にだけは目がない。

物語・人物

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