天誅弐　デモメッセージ力丸『盗賊団を始末せよ』

□ 天誅弐　デモメッセージ　力丸ステージ一 □

■ 盗賊団を始末せよ ■

紫雲斎より初の任務として、廃村に巣くう盗賊団の討伐を命ぜられる。

一、物陰を有効に使い、その身を闇に潜めるべし

一、隠されし新忍具を発見せよ

一、無抵抗の者、決して殺めてはならぬ

忍びの里の滝の裏。
紫雲斎は一人前になったばかりの力丸に任務を与える。

東紫雲斎	「ここより三十里ほど離れた所に　盗賊が根城とする廃村がある　拐かされた娘もおるようじゃ　力丸、お前は賊を討て… 　初めての任務　心して掛かれ」

力丸

「ハッ！」

力丸は勇んで返事をした。

「タン！タタンッ！」

神社の中から何かが壁に突き刺さる音が聞こえる。
一人の男が、柱に縛りつけた村娘の周りに短剣を投げて弄んでいたのだ。

娘	「助けて！　やめて！」

伽藍	「ッハッハッハッハッハッハ、　悶えが足りぬぞぉ… 」

娘	「お願い…やめて… 」

伽藍	「さぁて、次は何処を狙おうかなぁ… 」

「キン！」

娘の前に疾風の如く力丸が現れ、刀で短剣を弾いた。

伽藍	「誰だ！　俺様の楽しみを邪魔しやがって！」

力丸	「人を拐わかし　金品を奪う不貞の輩、　天に代わりてお前を誅す！」

伽藍	「ッヘヘヘヘヘヘ　俺様の勝ちだな！」

伽藍	「俺様が…、　俺様が負けるとは… 　…がぁっ… 」

娘	「お待ち下さい！　せめて…お名前を… 」

力丸	「拙者は影　語る名など無い」

力丸はそう告げると、瞬く間に姿を消した。

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