ケアンズ旅行


●世界最古の熱帯雨林と、世界最大の珊瑚礁の、2大世界遺産を擁するケアンズ。
  人はフレンドリーで治安も良く、天候に恵まれれば大自然も満喫できる。


グレートバリアリーフのグリーン島 動物散策でのロックワラビー

ケアンズ旅行 目次

タイトル 旅行日時 国・地域 地名 旅行先・観光したもの メンバ
備考
ケアンズ旅行 2011/06/09
〜06/13
オーストラリア ケアンズ キュランダ、グレートバリアリーフ、動物散策 1人旅 カジノ

ケアンズへ出発〜深夜に到着で途方に暮れる

動物好きだった私は、子供の頃からオーストラリアには行って見たいと思っていました。
大人になってからは特別に惹かれることはなくなっていましたが、
一度は南半球、オセアニアにも足を踏み入れたいという思いがありました。

オセアニアに行くなら、まずはオーストラリアかニュージーランド。
今ならば関空発着のLCC「ジェットスター」も登場しています。
しかもジェットスターは、不定期ではありますがセールも開催しており、タイミングが合えばかなり安い値段で行くことができます。

そして今回、ちょうどよいタイミングでセール価格で利用することができました。
LCCというものがどんなものかを体験してみたかったですし、初オセアニアにもいけるということで、1人で行って来ました。

目的地のケアンズも、世界最大の珊瑚礁・グレートバリアリーフに、世界最古の熱帯雨林という、2大世界遺産に囲まれた大自然の地。
オーストラリアの観光の魅力はなんといっても大自然ですから、それらをまず堪能でき、しかも街歩きも楽しめそうなので、
初オーストラリアの地として申し分ありません。

ケアンズは日本人観光客が多く、在住の日本人の方もいるとあって、
日本人には馴染みがあり行きやすい場所で、しかも直行便が出ているという利便性のよさ。
個人的にはカジノがあるという事が、ポイントが大きかったですが(笑)


出発は20:25。2時間ほど前に空港に到着。
来るときにチラッと青い機体が見えましたが、色的にはコリアンエアーかと思いきや、実はそれは私が乗る便だったようです。

ジェットスターは口コミでの評判が悪かったので、果たして無事に飛ぶのか?
という心配が大きかったですが、チェックインも思ったよりスムーズでしたし、
なんとかなりそうだ、と結局無理にでもタカをくくるしかありません。
出発時はカウンターのスタッフが日本人なので、最悪飛ばなくても日本語で対応してもらえそうですし。

事前にネットで予約した際は、追加料金を払って座席指定できるシステムだったんですが、
チェックインの際に「通路側の席にしてください」と申請したところ、すんなりやってもらえました。
これだと別に、座席を指定するのに、追加料金要らないですね。

チェックイン後、まずは銀行に行ってレートをチェック。
この時、日本円→オーストラリアドルへの両替レートは94.85(19:00時点)。

手荷物検査、イミグレーションを通過後、搭乗ゲートへ。
この辺りは普段と何も変わりません。
ゲート近くの両替レートは94.21でした。ここの方がレートがいいとは…。

オーストラリアドルは日本で替えるよりも現地で替えた方が得だ、という情報を信じ、
日本では一切替えない事にしていましたが、後から考えれば、まず小額だけでも日本で両替すべきでした…。

ジェットスターは利用者が少ない場合は欠航にするという話でしたが、
搭乗ゲート待ちの人は多くなく、やや少ないという感じ。本当に大丈夫かな?
ただ、待っている客は、今からハワイでも行くのかというような浮かれた雰囲気があり、
逆にそれを見ていると、初めて行くケアンズという街への警戒感も、ジェットスターに対しての不信感も薄れるような気がします。

搭乗開始後、機内へ。
チケットはスタッフが手でちぎってくれました。機械じゃないのね。
ひょっとしたら、機体まで、一度空港を出て徒歩で移動かと思いきや、ちゃんと機体内部まで通路が続いていました。

中に入ってみると、さっそく客室乗務員の方が迎えてくれました。
ここで1つ違和感。まだ出発地の日本だと言うのに、乗務員は外国人ばかり。
日本語を話せそうな人はほとんどいません。さすがジェットスター。
まぁ、そのくらいは別に問題ではありません。

自分の座席まで歩きます。
機体自体は、長距離フライトで使用されている一般的な大きさというところでしょうか。
席についてみると、噂どおりシートはレザーです。LCCとしては豪華な方でしょう。
ただ、ところどころシートがはがれかかっていたり、座席の前のポケットに入っている
案内資料がちょっとボロボロだったりして、長く使い込まれている感じはありました。

一通りの客が席についたようです。見てみると、かなり空席があります。
1列に座席が8席で、左右に2席の並びシート、間に通路を挟み、中央に4席並びシート
という構造で、私は中央の4席並びの通路側だったんですが、中央に座っていたのは私だけ。

とはいえ、人数が少ないからといって欠航になる雰囲気ではなく、普通にテイクオン開始。
少し前から放送があった通り、どうやらこの機体はジェットスターのものではありますが、
カンタス航空と日本航空のシェアコードという扱いになっているようで、
そのため幾分か普通のジェットスターの機体よりも快適そうです。

この機体、座席の前にはモニターがないものの、シートピッチは一般的な航空会社の機体のものと
遜色なく、LCCにしてはきっと良質なシートなのだろうと思います。

事前に聞いていた通り、機内サービスは有料となっており、
私のように個人で航空券を購入した場合は、何をするにも追加料金が必要となります。

どうやらツアーで参加している人も多いようで、その場合は最低限の機内食とアメニティグッズの配布は無料で行われているようでした。
この辺りは、コードシェアであるという事も関係しているのでしょう。

私は空港に行く前に購入しておいたパンと、出発ゲートの自動販売機で購入した水を機内に持ち込み、
それを機内食代わりに食べていましたが、注意されることもなく、何ら問題はありませんでした。

到着は早朝ということで、少しでも機内で寝ておかないといけないわけですが、
決して狭いシートではないんですが、なかなか寝られませんでした。
私の横のシートは誰もいないので、4席分のシートに1人で寝転がってみるも、
座席自体が斜め向きなので寝にくいですし、結局腰掛けたままの姿勢で少しだけ眠りました。
合計睡眠時間は3時間あるかないかでしたが、まぁ仕方がありません…。

飛行ルートは、グアム上空→パプアニューギニアのポートモレスビー上空→ケアンズ。
グアムを通り過ぎて行くというのは、なんだかグアムの延長線上にケアンズがあるかのような、そんな錯覚を覚えました。

予定では5:10に着陸だったんですが、どうやらやや早めに到着するようで、結局、ケアンズ空港に着陸したのは40分も早い4:30。
睡眠時間も短いとあって、眠そうにしている客は多かったように思います。

トイレに行った後、イミグレーションに並びます。
この時間だとさすがに、私が乗った飛行機の乗客のみのようで、乗客の多くは日本人。なぜか少し安心感がありました。
一部、オーストラリア人や、中華民国のパスポートを持っている人はいました。

そしてこのイミグレ、すごい時間がかかりました。
オープンしているデスクが2箇所しかなく、1人1人にやや時間をかけるので、
全ての乗客が通過するまでに2時間はかかっていたのではないかと思います。
デスクが2つの割に、スタッフは7人くらいいたようですが…。
他のスタッフはガラス越しで、客を1人1人見ているようです。

私の番。オーストラリア特有の挨拶「G'day mate.」をしてみましたが、向こうもフレンドリーに、返答を返してくれました。
こういうときどう言えば分からないので、私の苦笑で会話が終了してしまいましたが…。

私は事前に入国カードに薬を所持している旨を記入していたので、
スタッフに質問されましたが、「I have my medicine.」と言えば、問題なく通過できました。

既に回っているターンテーブルから自分の荷物を取り、検疫の方へ移動。
スタッフが1人1人の入国カードをチェックしていましたが、問題がある人は1人もいませんでした、カードは見るだけなのかな。

その後、ユニークな荷物検査が待っていました。
乗客をある程度の人数で待機させ、可愛い1匹の子犬に匂いを嗅がせて回るというもの。
犬の嗅覚を使って、持ち込んだ物に問題がないかチェックしているようですね。
その犬もまだ慣れていないのか、たまにおどけたようなポーズをしており、早朝で眠い中、そこだけが和やかな雰囲気でした。

無事にチェックを終えて、ようやっと空港の待合席に出ましたが…ここからが大変でした。
乗客のほとんどはツアーで参加しているため、空港ではツアースタッフが出迎えてくれ、
たとえ予定よりも早い到着だったとしても市内まで送り迎えをしてもらえます。

しかし私のように1人で個人旅行をしている人はほとんどいないようで、ツアーバス待ちの客を尻目に、1人で空港をうろうろ…。
なんでこんな早朝に、慣れない場所の空港を1人でさまよっているのかと言わんばかりの疎外感。
寂しいというよりも、自力で市内への足を確保しなくてよいツアー客に対する、ちょっとした羨ましさがありました。

とりあえず、事前に調査しておいた両替所を探すんですが…地図を見てもどうも見当たりません。
というか早朝すぎて、多くの店が開いていない状態。
仕方がないので、出口に一番近い両替所で替えることにしました。

レートを見てみると、なんと95.1。関空より高い。
両替する金額によってレートが有利になっていくようで、
5万円以上は94.15とあるものの、ここで全額両替は避けたかったので、2万円分だけ両替することに。

しかも実際両替してみると、手数料分を取られてしまったため、2万円で200ドルちょっとにしかなりませんでした。
これはかなりの損。オーストラリアの方が両替が有利と聞いていたものの、これならば事前にいくらか日本で両替しておくべきでした。

まぁ早朝で店が開いていない中、しかも自力で市内への足を確保するとなると早速現地のお金が必要になるので、
割高ながらも、この両替は止むを得ません。

さて、空港で待っているわけにもいかないので、市内へ移動することにします。
事前にガイドブックで調査したとおり、シャトルバスの受付はどうやらオープンしているようでした。
(この窓口はフライト時間に合わせてオープンするとのこと)
利用客は誰もおらず、私1人だけ。

さっそく英語でチケットを買い求めます。
スタッフは2人いて、若い女性が対応してくれました。(もう1人は年配の男性)
「I'd like to go to City place by...」そこで何を言おうかと悩んでいると、スタッフから「シャトルバス?」というフォローが。
実際にはシャトルバスというよりエアポーターだったので、名称に悩んでいましたが、
スタッフがそういうならシャトルバスで通じるのだろうと、「シャトルバス」と続けました。

どうやら12ドル必要ということのようでしたが、私の手持ちには小銭がありません。
10ドル紙幣を出したところで、もう2ドルないか?と言われたんですが、
小銭を全部出し、持ってない事を伝えると、「じゃ10ドルでいいわ」とまけてくれました。

そしてカードを渡され、入り口にいるこのマークの看板の前まで言ってこれを渡してね、
ということのようでしたが、どうも英語が聞き取れず、とりあえず承諾して空港を出ることにしました。

聞いていた通り、オーストラリアの人の英語は訛っていて聞き取りにくいです…。
私のように英語が苦手なものにとっては、聞きにくく、また伝わりにくいオーストラリア英語には四苦八苦します。

出口から出てすぐに車が停まっていました。カードを見せ、地図を見せて行き先を告げます。
私がケアンズ滞在中に利用するホテルは「Hides Hotel Cairns」1箇所のみ。
このホテルは「City place」という、街の中心部になっているエリアのすぐ側にあります。
日本語の地図だったので向こうもやや分かりにくそうにしていましたが、なんとか分かってもらえたようです。

運転手と思われる男性1人が確認のために空港のデスクに走っていく間、もう1人の男性中年スタッフが何やら話しかけてきました。
やはり英語が聞き取りにくいながらも、分かる範囲で回答。
大阪から来たと言うと、そのオジさんも大阪には行ったことがある、というようなことを言ってました。
「4 days stay」と私が告げると「4 days stay? Not long.」という回答がありました。
そしてやはり噂どおりの代表的なオーストラリア訛りを耳にできました。
私はイギリス英語に近い「4デイズ」と発音していましたが、
返してくれたスタッフは「4ダイズ」としっかり発音しています。

オーストラリアの英語の訛りの代表的な特徴として「a」の文字を「ア」と発音する、というものがあります。
つまり「デイ」が「ダイ」になるんですよね。やっぱりこういう訛り方していました。

運転手が戻ってきました。やはりどうやら乗客はしばらく私以外に現れそうにないということで、
私が指定した場所まで直接行ってくれそうです。

車に乗り込むと、やや中年の女性スタッフがもう1人、ノートパソコンを広げて乗っていました。
結局、この車に乗っているスタッフは合計で3名。乗客は私1人で発進。空港を後にします。

軽く私との会話があったものの、私があまり英語が得意でないと感じると、
スタッフ同士での会話が中心となりました。終始運転手と男性スタッフが会話しまくりです。
その後ろでは女性スタッフが黙々と作業中。

まだ早朝とあって真っ暗の中、車がどんどん走ります。
市内と思われる場所まで車が進み、停車。ホテルの看板が見えました。
「Thank you.」と言いつつ、スタッフに感謝を述べ、荷物を受けとりました。

さて、周りが人気なく真っ暗で不安の中、とりあえずすぐにホテルへ。この時点で6:00過ぎでした。
フロントに入ると自動ドアが閉まっていましたが、やや肌の焼けたオバチャンスタッフが開けてくれました。

その後、予約しておいた証明に、バウチャーを提示。
するとリストがない、みたいなことを言われてしまいます。そんな馬鹿な。

聞き取りにくく、伝わりにくい英語のやり取りを続けること数分。
どうもそのオバチャンが言うには、本日の分にはブッキングがない(そりゃそうですが)、
7時にならないと翌日の分のリストが用意されないとのことで、その後すぐに翌日の分のリストと照らし合わせてもらいましたが、
それでも今はチェックインできない、とのこと。
だから7:00にまた来てくれ、という感じ。

英語の問答もしんどくなり、相手もちょっと面倒くさがっていて、向こうにも悪いなという感じがしてきました…。
困った挙句、私がスタッフに「Can I stay here?」と言った時、快く「Yes」と言ってくれたのが、少しばかり安堵できました。

とにかく私は7時まで待つしかないようで、外がまだ真っ暗である以上、
このホテルのフロントで待つことが現状で最善の方法だと判断しました。

とりあえず9時にはツアーが開始するので、その時になれば日本語が分かるスタッフが来るはずです。
ツアーに備えて荷物の整理を済ませることにしました。

事前の調査通り、どうやらフロントにはコインロッカーがありました。
スーツケースが入るかどうかをチェックしていると、先ほどのオバチャンもやってきて、
手伝ってくれました。基本は親切な人のようです。
結局大きさチェックだけだったので、コインロッカーは一切利用しませんでした。

フロントで待つこと数十分。オバチャンが私を呼んでくれました。
その際、スーツケースを持っていこうとすると、気を利かせてそれをフロント内部で預かってくれました。
本来、これはイレギュラーなことだと思うので、何だかんだで良くしてくれている気がします。

連れて行かれたのは朝食会場。簡単に説明をしてくれましたが、だいたいは事前調査通りでした。
朝食会場は毎日6:30〜9:00にオープンし、パンとシリアルと飲み物の簡単な軽食を好きなだけ食べられるというものでした。


レストランは広めで、テラス席に腰掛けてそのまま待つことに。
とりあえず喉が乾いていたので、リンゴジュースを1杯飲ませてもらいます。


早朝だというのに鳥がけたたましく鳴いています。
しばらく待っていると、スタッフが朝食の準備をはじめました。
私はかまわず床に突っ伏して、ひたすら時間を潰します。

空もだんだんと明るくなってきました。
他の宿泊客がちらほら集まりだします。若い女の子が私を含め、他の客に
「グッモーニン」と微笑んでいました。私も返しましたが、正直疲れていて余裕はなし…。

時間が7時手前になるころ、またオバチャンが私を呼んでくれました。
7時だからフロントに行けばいいよ、とのことでしょう。相変わらず聞きとりにくい英語です。
おそらく「フロント」という単語を発しているんでしょうが、「ブロート」にしか聞こえないんですよね…。
(というか、そもそも英語では「フロント」とは言わないか…)

とりあえず気を取り直し、気持ちを落ち着けてから、改めてフロントへ。
すると既にホテルスタッフと見られる人が2人ほどフロントを出入りしていました。
改めてバウチャーを提示すると、パソコンでチェック後、やはり部屋がまだ開いてないとのこと。
私は半分そうなる気がしていたものの、落胆しつつ、とりあえず12:00あたりに又来ればいいのか?
と問い直し、フロントのソファーに腰掛けなおしました。

一番起こって欲しくないことが起こった気がしましたが、まぁ元々チェックインの時間は昼過ぎで、
早めのチェックインにも対応してくれはしましたが、運悪く今日はすぐに通してもらえる部屋がなかったというだけのこと。
ホテルのスタッフに特別落ち度があるわけでもありません。
1人旅であれば、こういう事にも慣れていかないといけませんしね…。

とりあえず9時になればツアーが始まりますし、日本語が分かるスタッフにチェックインを手伝ってもらうこともできます。
気を取り直し、9時までの2時間、町歩きをすることにしました。
ちょうど外もかなり明るくなってきたところです。

宿泊するホテルの外観。


地図を片手に方位磁石を取り出し、位置を確認。
今回の旅で初めて方位磁石を持ってきましたが、意外と使えますね、これは。
おかげで地図と現在地を照らし合わせることができ、位置関係の把握に大いに役立ちました。


とりあえず地図を見ながら市内を歩きます。
(ピゥッ、ププププ…)
いきなり奇妙な音が鳴り出した信号機にちょっと驚きました。
ここの歩行者用信号機はすぐに赤色が点滅するようで、なんかよく分かりません。
歩行者信号よりは、自動車用の信号を見て歩くような感じです。


お世話になるであろう土産屋のOKギフトショップやウールワース、
オーキットプラザ、ナイトマーケットの位置関係をチェック。まだどこも開店していませんでした。
その後、海に向かって歩くと、やはり事前に調べたとおり、カジノが見えてきました。
ここの位置もチェック。


海の方まで歩いてみると、ケアンズ市内の海はやや干上がっている上にそれほど綺麗ではなく、
海水浴どころか遠くの海を眺める程度しかできません。
ただ海の近くの歩道は整備され、朝からランニングする人や散歩する人もいて、
ちょっとした公園のような場所もあって、市民の憩いの場にはなっているようでした。
  

でもケアンズの海沿いは殺風景です。
地形の関係上、潮が満ちないとここまで海水がこないんでしょうか。


オーストラリアの男性トイレでは、小便用はこのタイプが多いようです。
昔、日本でもこのタイプ、よく見かけましたね。


街中を歩いていても、女性や小さな子供がいる家族連れの姿も目立ち、ここがいかに治安の良い場所かを感じることができます。
街自体は少しばかり汚い箇所(歩道とか)もわずかにありますが、1人での街歩きは夜でも大丈夫そうです。
車は日本と同じく左側走行で、ハンドルも右のようですね。

海沿いに歩くと、船が沢山停まっているエリアもありました。
ここからグレートバリアリーフに向けて、船が出ているんでしょう。
やはり海の近くは見渡しがよく、風も気持ちいい気がします。


一通りゆっくり歩いて見て回ったところで、そろそろかと引き返しました。
ホテルの近くにあるウールワースに立ち寄り、水を2.1ドルで購入。
ここは8時から開いているようで、利便性が高そうです。


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1日目 キュランダ観光デラックスコース

ホテルの前で待っていると、帽子を被った黒人男性に日本語で話しかけられました。
どうやらツアーの人のようです、しかもジェイさん本人のようでした。
まさかジェイさん自らに迎えに来てもらえるとは…。

その後、ジェイさんにチェックインの手続きを手伝ってもらったところ、ブッキング自体は問題なく、フロントで預かっているスーツケースも
部屋に運んでもらえるので、安心していいよ、とのこと。ジェイさんにそういって貰えると助かります。
これでようやっと安心してツアーに参加できます。

ツアーの車に乗り込み、ジェイさんとの会話を楽しみます。
やはりこの人は日本語が達者ですね。

本日のツアーは私以外に、3人組で参加される人がいて、合計4人とのこと。
その3名がいるホテルまで、まずは車で移動します。

ホテル到着後待っていると、ガラス越しに待っている人が見えました。
案の定、ジェイさんが女性3名を連れて車に戻ってくるところが、私からも見えました。

ここからツアー開始。
合計4人になったところで、ジェイさんの説明を聞きながら、まずはスカイレールに乗るべく、駅に向かいます。


この日のツアーは「キュランダ観光デラックスコース」。
世界最古の熱帯雨林にあるキュランダ村へ、行きはロープウェー、帰りは列車に乗って移動するというものです。

カラボニカ駅へ到着後、お土産屋もありましたが、特に見る時間もなく、スカイレール(ロープウェーのこと)乗り場へ移動。

我らがジェイさん。ご出身はスリランカだそうです。


ここから乗った後は途中にあるレッドピーク駅で降りて、ジャングルを散策後、キュランダ駅までノンストップで移動。
ガイドのジェイさんとは一端ここで別れ、キュランダ駅で再び合流します。

スカイレール自体は、ちょっと頑丈そうな普通の乗り物でしたが、特筆すべきはこの場所にこれだけの施設を作ったことでしょう。


世界遺産にも登録されている熱帯雨林を傷つける事はもちろん禁止。
かつ世界最古の森だけあって、高さのある木々も多くあります。
この森のどの木よりも高い鉄柱を何本も立て、しっかりとロープを張り、誰でもが上空から熱帯雨林を見られるようになっています。
その発想と実現できるだけの技術力があるというのは、賞賛すべきことだと思います。

しかも一箇所、ロープウェーの進行方向には大きな川が流れていて、川の中には鉄柱は立てられないようでした。
川の両岸に立てられた鉄柱の間のロープはかなり長い距離になるんですが、それでも川の上をちゃんと移動できるんです。

スカイレールに乗ってすぐ、だんだんと高度を増すと共に、視界も開けてきました。
ケアンズの中心地と思われるエリアや、眼下に広がる熱帯雨林、遠くの海までも、よく見渡すことができました。

移動速度が遅いので、ゆったりと揺られながら熱帯雨林を眺め、どこか涼しげな風も吹いています。
私の場合は、初対面の女性3名と同席でしたのでちょっと気を遣いましたが、
身内だけで乗れる人はきっと、穏かな時間を過ごせるのではないかと思いますね。

途中、散策歩道のある駅で下車。
ここからは歩いてぶらりと熱帯雨林を見て回ります。


歩道に沿って木々を見て回ったり、ビューポイントから景色を望んだり。
ここは誰でもが熱帯雨林と親しめるように配慮されている場所ですね。


散策も一通りこなし、スカイレールに乗ってキュランダ駅へ。
途中、大きな川の上に差し掛かったところで少しスピードダウン。
この川の上のロープは長く張られているので、きっと他の場所よりはスムーズにはいかないんでしょう。
おそらくワニもいるであろうこの川すら、上空高い位置から望められるというのは、なかなか面白いものです。


キュランダ駅に到着すると、ジェイさんが待っていてくれました。
簡単な売店と休憩所があるだけの駅でしたが、合流して駅を出ようとしたところ、大きなクモが足元のタイルに張り付いていました。
店のおばちゃんがパンフレットか何かを持ってきて、上にクモを乗せて外に逃がしてあげていましたが、
きっとこんなことは日常的なことなんでしょうね。


駅を出てすぐのところで記念撮影後、車に乗ってキュランダ内を移動。
レインフォレストレーションというところに到着しました。
ここでは簡単な動物園とアーミーダック(水陸両用車)乗車所、アボリジニー文化交流センターなどがあります。


45分ほどの自由時間で、早速動物園内へ入りました。
それほど大きい場所ではありませんでしたが、コアラやカンガルー、ワニなども飼育されており、
爬虫類も水槽で飼われていたり、1匹だけですがウォンバットなどもいました。


中庭には柵がなく放し飼いにされているカンガルーやワラビーもいます。
カンガルーは極めて人慣れしており、寝ているすぐ側を通っても全く気にしないどころか、
目をつぶって寝ているカンガルーにどれだけ触ってもびくともしません。
記念写真取り放題です。


オーストラリアの動物の多くは夜行性とあって、特にコアラやカンガルーはほとんど寝ていました。
ここではコアラを抱っこして写真を撮ることもできましたが、今回は誰もしませんでした。
  

寝ているとはいえコアラの可愛さは確かに別格で、女性ならば誰もが足を止めます。
個人的にはウォンバットの方が興味深かったですけどね。


動物園の次はアーミーダック。水陸両用車で敷地内を探検するというもので、アトラクションの1つですね。
我々の他にも別ツアーで参加客がいましたが、ジェイさんツアーは一番前の車に乗り込みました。


まずは車で道なりに進み、ジャングルに生い茂る植物を、ジェイさんが紹介してくれました。
やはり日本では見られないような植物ばかりで、どれも新鮮でした。
  

一通り車で走ったら、次は水の中へ。
そのまま車で川に突撃すると、次はモーターが動いて水の上を移動。
水辺に育つ植物なども紹介してくれました。


我々が乗った水陸両用車は、元々は第二次世界大戦などで兵器として使用されたもので、
このレインフォレストレーション自体も、元々は農園用に確保されていた土地であるそうで、
うまくそれらを利用して、このようなアトラクションを用意できた、ということのようです。

人気アトラクションではありますが、やはりここを訪れるのは観光客が大半で、
日本からも多くの人が参加するということのようです。

他にアボリジニー文化交流もこのレインフォレストレーションで行われていますが、
私が今回申し込んだツアーでは、それには参加できませんでした。

レインフォレストレーションを後にし、キュランダ村へ戻ってきました。
その後は3時間の自由行動。土産屋などを散策します。

私はオプションとしてウィンナー+アイスの昼食を申し込んでいました。
(アイスはアイス券、ウィンナーはジェイさんに直接店で申し込んでもらいます)

キュランダでは有名なジャーマンダッカーというお店で、まずウィンナーを頂きました。
加えて缶ジュースのドリンク付きです。


ドイツ風ということで、確かになかなかのお味でしたが、
本場ドイツのヴルストを現地で味わった私にとっては、少々物足りなさはありました。

その後アイスクリーム屋へ。今日は名物おじいさんがいました。
日本人を見かけると「まいう〜」と挨拶し、「頬が落ちるぜ」といわんばかりのジェスチャーでアイスを渡してくれます。


私はココナッツ味のアイスを注文しました。
ココナッツに慣れていなかったせいか、味はやや違和感がありましたが、
コーンも美味しく、アイス自体はかなりうまい部類だったと思います。
ココナッツじゃなくて、他の味にすればよかったかな。

その後、キュランダを歩きながら散策。
土産屋が多く並んでいますが、3時間の自由時間というのはかなり長い。
店を1件1件じっくり見てもまだお釣りがくるくらいの長さでした。


ゆったりと店を見て回ると、やはり観光客向けの店が多かったですね。
そして雑貨屋には、必ずといって良いほどブーメランが置いてありました。
投げるためではなく、置物として売られているものがほとんどでしたが、自分用に1つ買うことにしました。
ここいらで一番安い店で商品を探し、6ドルで購入。
(ちなみにブーメランが一番安い店は、ケアンズ駅に隣接するショッピングモール内にある日本人が経営するお店で、3ドルでした。)


やや早めの時間ながら、一足先に駅に到着。
列車に乗り込みました。
  

時間になり、列車が出発。ゆったりゆったりと熱帯雨林の中を走っていきます。
窓を開けると風が気持ちよかったです。
  

列車は途中、滝が綺麗に見えるビューポイントで10分ほど停車。
乗客は思い思いにシャッターを切っていました。
  

その後、またノンストップで走り、途中の停車駅では降りず、終点のケアンズ駅にて下車することに。
列車がゆったりと遅いスピードで走ることと、1時間半ほど電車の中にいるので、後半は乗客の半分くらいがまどろんでいました。

スイスのアルプスを走る列車も、長時間乗車するため、景色が変わらないので眠くなる、
と聞いたことがありますが、確かに納得できる気がしますね。
窓から外を見ると、電車に向かって手を振ってくれる人もいました。
ケアンズはのどかですね。

駅に到着後、ジェイさんが迎えに来てくれていました。
その後、車に乗ってホテルへ。


今回はチェックインも無事に済みました。
(チェックインの際、クレジットカードの提示を求められ、番号をチェックされました)
部屋に入るとスーツケースが運ばれていなかったので、フロントまで戻るハメになってしまいましたが、
部屋も荷物も確保され、ようやっとひと心地つけた気がします。
部屋ナンバーは136。かなり奥なのでフロントからも結構歩きます。


部屋を見てみると、事前の予約とは違って風呂・トイレも部屋についていました。
空き部屋の都合上ということかもしれませんが、これはありがたかったですね。
ベッドは予約の通りダブルベッドで、それを広々と1人で使わせていただきました。
  

荷物の整理と身支度を整え、いざ夜の街へ繰り出します。
部屋のルームキーはフロントに預けることは一切なく、カバンに入れて移動していました。
本来預けた方がよかったのかもしれませんが、預けている人を1人も見なかったので、まぁ問題ないんでしょう。

夕食をどこで食べるかを考えつつ、オーキットプラザに立ち寄ってみると、店がまだオープンしていました。
ここがまだ閉まるまでには時間があったので、先にナイトマーケットを覗いてみることに。


ナイトマーケットはいろんな店が立ち並んでいました。
日本語の表記もあり、日本人が経営している店もあれば、中国人、韓国人が働いていると思われる店もありました。
聞くところによると、ワーホリなどで働いている人も、ここには多くいるのだとか。


ナイトマーケット内の目ぼしい店は翌々日にでも見ることにして、この日はオーキットプラザで食事をすることにしました。
CHINPUSという中華料理屋でオージービーフ入り焼飯を注文。(12.8ドル)
店員はアジア系の女の子で、英語で対応してくれました。
オーストラリア特有の訛りのない英語だったので、きっとこちらの人ではないんでしょう。


出てきた品はメニュー写真では小さめだったんですが、思ったよりもボリュームがありました。
味はやや大味で、米よりも野菜が多く、しかも少々油っこかったこともあり、
全部は食べ切れませんでした。結局残りをテイクアウトにしてもらうことに。
(結局それは滞在中、それ以上食べることはありませんでしたが…)


明日はいよいよグレートバリアリーフで、朝6:00起きということもあり、
この日は帰ってすぐに寝ることにしました。(9:30にはもう寝てました)
心配なのは翌日の天気ですが…まぁなるようにしかなりません。


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2日目 グリーン島とアウターリーフ〜カジノ

2日目は6:00起床。身支度を整えて、6:30に朝食会場へ向かいます。
ここの朝食はパン2,3種類に、ジャムが3種類、バター、シリアル3種類(コーンフレークやチョコフレークなど)、
それにドリンク2種類(オレンジジュースとアップルジュース)、水、ミルク、紅茶数種、フルーツポンチのみで、
それらを好きなだけとって食べられるというものです。
私はいつもパンとリンゴジュースばかりでした。
シリアルは日本で食べるものとほとんど味は変わりませんでしたね。

この日はいよいよ船に乗るわけですが、天気があまりよくありません。
これから晴れてくれる事を祈りつつ、日焼け止めクリームを念入りに塗って出発。

クルーズ船の受付は、海の側にある「リーフフリート・ターミナル」。
前日から少し心配していましたが、なんとか迷わずにいけました。
チェックインを済ませたのが7:40。船に乗り込めたのは8:10ほどです。
  

船はかなり大きなもので、グレートアドベンチャー社が所有しているもの。
日本人のスタッフも数名いて、日本人客も数名いました。
冷房が効きすぎて、船内は肌寒い感じがしましたが…。


船内で簡単なガイドが個別にされるんですが、ケアンズに来て気が付いたことですが、
どうも私は1人でいると日本人だと思われないようで、日本人スタッフにも英語で
話されるばかりか、「中国人ですか?」と2,3度も間違えられる始末。
結局なんとか日本語で対応してもらえましたが、日本人に見られないというのがちょっと意外でした…。
まぁ、その方がいいこともありますが…。

まず向かうはグリーン島。45分ほど乗りました。
この島はグレートバリアリーフの島でも特に大きい島で、珊瑚礁が集まってできています。


グリーン島は船発着所から歩くとすぐにインフォメーションカウンターがあり、少し進むと売店やレストランなどがいくつか建っています。
  

島内には散策用に整備された歩道があり、ビーチでは泳ぐことができます。
ホテルもあるので、1日ゆっくりしたい人は、ここで宿泊もできるようですね。


2時間の自由時間がありましたが、まだ次の移動があるだけに、ここで泳ぐとなると手間になります。
しかもビーチは小雨と風が少し強く、やや肌寒かったのもあって、浜辺歩きが精一杯でした。


結局、時間をかけてゆっくり歩いて島内散策後、30分ほどベンチに座って時間を潰していたような状況でした。
鳥が結構うろうろしていて、人が落とした食べ物を狙っているようです。
イスに座って手をぶらぶらさせていると、右手の小指を鳥につままれてしまいました。


短い滞在でしたが、どんな島か少しは分かったような気がします。
この島の船の発着所は行きも帰りもすごい風でした。
油断してると帽子が吹き飛ばされそうな勢いです。

次に向かうはアウターバリアリーフにあるポンツーン。
海の真ん中に浮かべられた桟橋のようなもので、そこに船を横付けします。
ここがダイビングやシュノーケリングの拠点となるわけです。


グリーン島からポンツーンまでは1時間ほど。しかしこの時船がかなり揺れました。
私は船酔いはそれほどしませんが、念のために船に常備されてあった、生姜入り酔い止めを飲んでおきました(無料)。

グリーン島で何名かが降りたため、ポンツーンに向かう客は少数でした。
相変わらず船内が冷えていたのが辛かったです。

ポンツーンに到着。思ったより狭かったです。しかもどうやら1人参加は私だけ。
日本人客は6名ほどいるようですが、特に誰と話すこともなく、終始私は1人で行動していました。
到着したのが12:40。昼食が13:00〜15:00まで、好きな時間にビュッフェ形式でとるというもの。
…なんですが、まず何をしていいやら分からない状況で戸惑っていました。


おそらく香港人と見られる若い女性スタッフに、何か手伝いましょうか?と聞かれましたが、
彼女は日本語が話せないようで、慣れない英語で何とか対応。可愛い子ではあったんですがね。
ライフジャケットは無料で借りられるようですが、ウェットスーツは10ドルでレンタルしないといけないようです。


悩んだ末、とりあえずシュノーケリングをしてみることに。
海に入ってみたんですが、やはり寒い。体が震えます。
結局仕方なく、10ドルでウェットスーツをレンタルすることになりました。
足ヒレとライフジャケットもレンタル(こちらは両方無料)。

それを見につけて泳いでみると、保温効果は十分なようで、震えることはありませんでした、やはりだいぶ違いますね。

少しの時間だけですが、シュノーケルで泳ぎながら、珊瑚礁や魚達を見ることができました。
やはり昨日〜今朝に雨が降っていたせいか、海の透明度はだいぶ落ちてしまっています。

結局、シュノーケリングをしていた時間は15分ほどだったでしょうか。
ポンツーンの下に生息しているナポレオンフィッシュにも触ることができましたし、
とりあえずグレートバリアリーフのシュノーケリングがどんなものか、少し触れられた気がします。
うっかり防水機能のない時計を海につけてしまい、一瞬で時計が壊れてしまいましたが…(笑)

シュノーケリングもそこそこに、昼食をいただきました。
しっかり食べすぎたこともあって、食べた後は泳ぐこともできず…。
先ほど乗り損ねた半潜水艇に乗るのが精一杯でした。

半潜水艇は無料アトラクションの1つで、潜水艇に乗ってポンツーンから少し離れた場所を移動し、
透明の窓から海の外を覗くというもの。サンゴや魚が見えました。
しかしやはり透明度が落ちていることもあって、やや物足りなさがありましたが…。


行きは英語のアナウンス、帰りは日本語か中国語かをどうやら選べるようでしたが、
おそらく日本人は私1人なんでしょうが、私が何も言わずにいると中国語が流れてきました。
うーん、ジャパニーズと主張すればよかったかな?
半潜水艇、まぁまぁ楽しめたんですが、やはり寒かったのが難点ですね…。


半潜水艇は30分ほど乗っていたでしょうか。
ポンツーンに戻ると、どうやら客の半分以上はもう引き上げてしまっているようです。
日本人客も「寒い〜」と肩を震わせていました。

出発時間まではまだ1時間以上あるんですが、寒い上に客も船に引き上げている状況で、
唯一の1人参加である私だけが、冷えた体を無理に動かして今から泳ごうかという気には到底ならず、
私もそのまま船に退散することにしました。
結局、予定より10分ほど早く、船は出発。
外は雨が少し降っているようです。




途中グリーン島に寄って客を乗せ、そのままケアンズへ。
グリーン島から一気に客が増えて、船内はかなりの賑わい。
帰りは合計、2時間ちょっとは船にいたのではないかと思います。

今回、グレートバリアリーフがどんなものか、ということで参加しましたが、
天候が良くなかった事(雨は降りませんでしたが透明度はガタ落ち)
寒かった事(この季節、南半球は秋→冬に変わる時期。さらに太陽が照らない)
私が1人参加だったので身動きが鈍かった事(勝手が分からない上に相談相手がいないので)
船が揺れた事(この時期は結構揺れるらしい。船に弱い人は酔う程度には揺れた)
ということもあり、十分楽しめたとは言いがたいですね。
泳ぎ支度であったため、終始薄着にビーチサンダルという格好で、
船内は冷房がしっかり効きすぎていた、というのが特に辛かったです。

しかし、それらの条件が全てクリアされれば、きっと楽しい船旅になるのではないかと思います。
何せ、ここはダイバー憧れの地ですからね。

船を降り、無事ホテル帰宅。
昼食をやや多めに食べたので、夕食は食べませんでした。
身支度を整え、いざカジノへ。
(例によってカジノは写真撮影禁止であるため、写真はなしです)

ケアンズにあるカジノは1箇所のみ。そこはリーフカジノといいます。
カウンターでカードを作る手続きでもするのかと思いきや、ここのカジノはすごくオープンでした。
入り口に警備員が2人ほど立っているだけで、服装チェックも特に厳しくなく、入場時の登録もなし。
よほど酷い格好でなければすんなり入れるようでした。
(中にはビーチサンダル履いてた人も少数ながらいました)

カジノの入り口にはゲームの案内パンフレットが置かれてあるんですが、
中国語に混じって、なんと日本語のパンフレットも全種類のゲーム分、置かれていました。
日本語の説明書も完備してあるカジノというのは、世界的に珍しいんじゃないかと思います。

夜に行ったこともあって人はかなり入っていました。
ここのカジノは初心者でも入りやすいタイプですね。

カジノ内にはレストランもあり、しかも2Fもあります。壁には時計がかかっていました。
ラスベガスなどではないタイプの構造ですね。
スロットマシーンの数も多く、キノもできるようです。
テーブルが並べられているだけの休憩所もあり、特に2Fではラグビーの試合がテレビで中継されていました。

まずは手始めにスロットマシンを回そうと、適当なマシンに2ドルコインを入れたんですが…。
なんとお金が返ってくる音だけがして、マシンに吸い取られてしまいました。
もちろん、マシンはうんともすんとも言わず。2ドルをいきなり失います。
最初から幸先最悪です…。

どうやらここのスロットマシーンは半分壊れているようで、コインを入れても戻ってくるというのは、よくある事のようです。
しかしコインを入れても戻ってこないというのは、これはきっと運が悪いでしょう…。

今日はほどほどにしておこうと思いつつ、とりあえずルーレット台へ。
ここのルーレット台は合計6つほどしかなく、オープンする時間もずらされていました。
全ての台がオープンになるのは9時以降のようです。

私は最近カジノではルーレットがメインなんですが、ここのルーレットはちょっと勝ちにくかったですね。
加えてインサイドベッドのミニマムは2.5ドルなんですが、アウトサイドベッドのミニマムは10ドル。なんだこの差は。

結局、元手50ドルでじっくり時間をかけて勝負を挑んだ結果、最初は5連敗しましたが、なんとか巻き返して55ドルにしました。
最初に2ドルコインを失っているので、結局+3ドル。

本当はもっとしたかったのですが、今日は朝からついてないことが多かったので、
これ以上続けてマイナスを無駄に増やすことは避けねばと、思いとどまりました。
カジノでどれだけお金を残せるかで、土産に何を買えるかが決まりますからね(笑)

カジノ自体は人の入りもよく、1フロアはそこそこ広かったのではないかと思います。
カジノはアジア、ヨーロッパ、アメリカで傾向が違ったりしますが、
ここのカジノはどちらかといえばアメリカに近い気がします。
アジアのように勝負士が多いわけでも、ヨーロッパのようにドレスコードの社交場でもなく、
ラスベガスのようにエンターテインメント的な印象に近いですね。
賑やか好きなオーストラリア人にはちょうどいいのかもしれません。

ただラスベガスではスロットマシンが壊れているなんてことは滅多にないので、
そのへんのアバウトさが、オージーの寛容さによって支えられているということでしょうか…。
私はブラックジャックその他のゲームには手を出しませんでしたが、なんとなく勝ちにくいカジノかもしれないなと感じましたね。
聞くところ、プレイヤー有利のゲームもあるそうですけどね。

まぁとりあえず外国でのカジノ成績を、勝ち越しで維持できたので、少しは気持ちよくホテルに戻れました。

ホテルに戻って休憩後、ナイトマーケットへ。
ハチミツ土産を買おうと思っていた、ハニーランドさんへ行ってきました。

オーストラリアはハチミツもよく採取されており、ここは日本人の方が経営されているハチミツ商品専門店です。
お店のご主人とはつい会話が弾み、色々と話し相手になっていただきました。
この模様に関しては後述させていただきます。


ホテルに戻る途中、コスプレしている若者を見かけました。昨日も数名いましたねぇ。
明日になって知ったことですが、どうやらこの日はコスプレパーティのようなものがあったそうです。
騒ぐの大好きオーストラリア人は、若者も賑やかですね。
オーストラリアでも金曜の夜というのはハッピーフライデーらしく、金曜・土曜はバーなどが盛り上がるそうです。

この日はよく眠れそうでしたので、もう9:30にはベッドに入っていました。


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3日目 街歩き〜世界遺産と動物探検ツアー

3日目。
この日はツアーの時間が午後からなので、午前中はフリータイムです。

朝食を食べてゆったりと荷物を整理し、身支度を整えて街歩きへ。
まず向かったのはケアンズ・ワイルドライフ・ドーム。
これはカジノの建物の上にあるドーム上の施設で、鳥が沢山放し飼いにされています。
コアラや小動物も少数いて、ここでもコアラ抱っこ写真を撮れます。


最上階へどう行けばいいのか迷いましたが、どうやらカジノの横のエレベーターを使って、最上階まで向かうようです。
開園の9:00まで数分、側のベンチで時間を潰しました。


一度入場券を買えば、4日間、出入り自由です。
どうやらここも日本人スタッフが数名いるようですね。
いよいよ園内へ。


ここにいる鳥達は、ケアンズ近辺でも野生のものを見ることができる種類のようです。
明確な柵などの仕切りがなく、自然に近い状況で観察ができました。
  

コアラもいました。やっぱり寝てます。
普段コアラは、1日の大半、寝てるか食べてるかのどちらかだそうです。


時間帯によっては鳥の餌付けが見られたり、爬虫類のショーなどもあるようです。
時間の関係で、私は見られませんでしたが…。
  

続いて、まだ行ったことがない、ケアンズ駅の方面へ移動しました。


ケアンズの駅には大型のショッピングモールが併設されており、フードコートの他、服屋や本屋、スーパーなどが入っていました。
日本人が経営している店もあり、ちょっとしたお土産もここで買えそうです。
  

例によってやはり、冷房が効き過ぎている店もありました。
どうやらケアンズの建物内は注意が必要ですね。
体がまた冷えて、お腹の調子も下り坂でしたよ…。

このスーパーでミロを購入。
  

日本人スタッフのいる店を冷やかしましたが、結構安値でいろんなものが置いてありました。
商品によってはOKギフトショップよりもお買い得かもしれません。


電化製品を扱う店にも寄りました。ゲームも売っていますね。
店を出るとき、カバンの中身を見せろ、とガードマンに言われました。
万引き防止ということなんでしょう。
  

昼食はフードコートでマクドナルドにしました。
食べてみて分かりましたが、オーストラリアのマクドナルドは安くて美味しいですね。


オーストラリアのマクドナルドは、オージー産の食品を100%使用して加工していると
大々的にアピールしており、袋にもそれを示すマークが描かれています。
  

私が注文したメニューは5ドルフィートというもので、
チーズバーガー、ポテト、ドリンク、アップルパイ、これだけついてたった5ドルです。
日本で同じものを頼めば、多分800円はするんじゃないでしょうか。
  

予想外の美味しさに満足して、ホテルへと戻りました。
部屋に戻ったのが12:30。休憩もそこそこにホテルのロビーへと移動します。

本日、私が参加するツアーは「世界遺産と動物探検ツアー」。
車で移動しつつ、野生の動物達を探し、時に触れ合えるというものです。
動物好きな私がオーストラリアに来た目的の1つが、この動物との触れ合いでありました。

12:55頃、ロビーで待っているとスタッフが迎えに来てくれました。
石山さんという方です。

私が最初に拾った客ということのようで、挨拶もそこそこに、車に乗り込んで次の客を迎えにいきます。

今回は珍しいことに、1人参加が3名もいるそうです。これは滅多にないことだそうです。
他に2人組と3人組の女性も合流して、合計8名になりました。

1人参加は私と、26歳の男性、それと年配の女性でした。
26歳の方は消防士だそうで、上司に「海外行ったことあるか?」と聞かれ、
「ないです」と答えたところ、「まとまった休みをやるから行って来い」といわれ、1人で来たのだそう。
バックパッカーズでドミトリーで宿泊しているそうで、しかも初海外とのこと。
さすが体育会系という感じがします。
ケアンズを選んだのは、安くて行きやすいと思ったからだそうで。

年配の女性の方はあまり詳しい話はできませんでしたが、
元々一緒に行く予定だった人がいけなかったため、1人で行くことになったらしいです。
海外へは語学勉強を目的とした渡航ばかりだったそうですが、今回初めて休暇としてケアンズに来たのだそう。

やはり1人旅となると、いろんなケースがあるんですね。
特にケアンズは土地柄、1人旅のほとんどがバックパッカーというわけではありませんしね。

ホテルから拾う人もいれば、クルーズやキュランダのツアー帰りに拾う人もいました。
ツアーの組み合わせは人それぞれで多様です。

全員が揃ったところでツアー開始。
本日は車で寄り道をしつつアサートン高原を目指すという事で、
途中に山道を走ったりしつつ、走行距離は大阪─名古屋ほどの距離となるそうです。
広大なオーストラリアを車で突っ走るというのも、楽しそうですね。

まず向かったのはヘンリーロス展望台。
ここからはケアンズ市内を眺望できました。
この時は天気も良く、街や海、草原を綺麗に見渡せました。
やはり天気というのは大事ですね。


その後、女性3名はコアラ抱っこの写真を撮るようで、レインフォレストレーションへ移動。
私は2度目の訪問となりますが、入り口で待っていますと、奥にある背の高い木々に、綺麗な蝶々が飛んでいるのが見えました。
これは「1日に3匹見ると幸せになる」といわれる「ユリシーズ・バタフライ」と呼ばれるものだそうで、
今日はなんと4匹も同時に見ることができました。
初日は2匹が精一杯だったんですが、今日はいいことあるかもしれません。

キュランダを後にして、車は一気に都会から離れていきます。
次は荒野地帯で巨大アリ塚を見学。
ほんの小さなアリが、長い時間をかけて作った巣は巨大な岩のような形になっており、叩いても頑丈で壊れることはありません。
アリというよりはゴキブリに近い仲間だそうですけどね。


食べるとパセリの味がするということで、石山さんに続いて、26歳の男性が試していました。
私は試しませんでしたが、やはりパセリの味がするそうです。


余談ですが日本でも長野県の一部では虫を食べる習慣があり、穀物をほとんど消費せずタンパク質が確保できる食材として、
昆虫食は食糧不足を解消する1つの方法として推奨している団体もあるとか。
まぁ分からない話ではありませんね。

その後、会員制となっているゴルフ場へお邪魔しました。
なぜゴルフ場なのかと言うと、野生のカンガルーが芝生を食べにやってくるのだそうです。
ゴルフ場の人も無理にカンガルーを追い払わないので、いつしか集まって来るようになったのだとか。


野生のカンガルーだけあって、やはり人間が近づくと逃げようとします。
石山さん曰く、動物園のカンガルーは人に極めて慣れているために逃げようとせず、
ジャンプして逃げる姿を見られるのは野性くらいだと言っていました。


グリーンを見つめるカンガルーの群れは、まるでゴルフ場のギャラリーです。

続いては御影石の渓谷にいるロックワラビー。
岩場が続くこの辺り一帯に、野生のワラビーがやってきます。
時期によってはエリマキトカゲもいるそうですが、この時期はいないっぽいです。


ワラビーの餌を掌にのせると、腹を空かせているワラビーがやってきて食べてくれます。
小さい女の子が餌をあげていました。間近で見ると、かなり可愛いですね。


夕方に近づいた頃、途中に立ち寄った店で、トロピカルフルーツやナッツを試食。
近くの農園で収穫されたもので、いろんな味のものがありました。どれも自然食です。
アイスも美味しいらしいですが、私は食べませんでした。
  

次はフルーツバットを見に行ったのですが…残念ながらこの日は1匹もいませんでした。
いつもは結構な数のフルーツバットがいるらしく、1匹もいないのは珍しいのだそうです。
まぁこればかりは運ですから、仕方がないですよね。

農場のような場所にも寄り道し、オーナーがペットとして飼っているという牛や馬に、にんじんやパンをあげました。
人が餌をあげるとき、馬は歯を立てないそうで安全なんですが、舌でべろべろと手を舐められました。


その後、夕食会場に到着。
夕食はまだですが、ブーメラン投げの体験ができました。
綺麗に投げれば戻ってくるのですが、初めてではなかなかうまく飛びません。
練習してコツをつかむ必要があるのだそうです。

ワニの置物と鳥かご。かごの中にいる鳥は「ハロー」と喋ります。
夜になると目が見えなくなり、不安が募って人が近づくとよく喋るのだとか。


夕食の前に、カモノハシ探しへ。
カモノハシが生息している池があり、それを覗き穴から覗き込んで見ます。
大きな声を出すと逃げるので、黙ってただじっと待ちます。


カモノハシは呼吸のために1秒ほど水面に顔を出すそうですが、そのタイミングを見計らって写真を撮るのは至難の業。
パンフレットなどにある写真は、プロのカメラマンが何枚も粘って撮り、その中での1枚を採用したものだそうで、
素人が30分そこら粘ったところで良い写真を撮るのはまず無理だと思います。

一応、水面近くをスィーっと2秒ほど泳いでいるのは見えました。
我々より先に到着した人は、最も見やすい正面手前中央のエリアを泳いでいたようで、
初訪問でそれだけ綺麗に見えるのはかなり珍しいことだそうです。
我々ももう10分ほど早く到着していれば、その珍しいシーンを見れたかもしれません。

夕食会場に戻ります。
バーベキューとパン、野菜のディナーでした。
パンは自家製のパンらしく、美味しかったです。
肉はオージービーフ、カンガルー肉、クロコダイルのソーセージです。
  

オージービーフは時間が少し経ってしまったこともあって、ちょっと硬くて食べにくかったですね。
カンガルー肉はクセのある味で、食べられはしますが特別美味しくはありません。
クロコダイルのソーセージは事前に聞いていた通り、鶏肉にやや近い味で、まぁまぁ美味しかったです。

夕食会場にはポッサムも現れ、餌をねだりにきました。
この日は、あまり現れることのないフクロネズミという小さな有袋類も見られました。


バーベキュー後、空を見上げると星が瞬いていました。
日本ではなかなか綺麗に星座が見えませんが、アサートン高原は夜に街灯がなく、星がはっきりと見えます。
南半球しか見られない星座などもあって、興味深かったですね。

腹も膨れた後は、この辺りでは有名なカーテンフィッグツリーを見に行きました。
別名、絞め殺しイチジクと言われる木で、他の木にからみついて成長していくというもの。
樹齢10、20年程度だとまだまだ小さいですが、このカーテンフィッグツリーは樹齢500年。
夜に見たものですから、その壮大さに感動しましたね。
暗くて写真ではよく分からないでしょうが…。


天空の城ラピュタのモデルになったというこじ付けがあるそうですが、
確かにそう言われれば納得できます。(実際は別にモデルになはってないですが)

帰り道に車を停め、最後に星空鑑賞です。
雲も流れて、先ほどより綺麗に星が見えました。
南十字星や、アルファ星、ベータ星など、一度は聞いた事のある星が輝いていました。
星によっては、見ていると7色に輝いているものもあり、本当に星は瞬くものなのだと実感できました。

さらに驚いたのは、月明かりの綺麗さです。
このあたりは夜になると街灯が1つもなく、本来なら辺りは真っ暗になるはずなんですが、
月の光だけで、お互いの位置が確認できるほど明るいんですよね。
月明かりで影すらできるとは驚きでした。
これは空気が乾燥していて雲がないからこそだそうで、満月であればもっと明るいのだそうです。
(この日は上限の月〜満月の間くらいでした)

帰り道、ケアンズ市内までは1時間ほどかかりました。
石山さんに話し相手になってもらうとあっという間でしたね。

この日、私がホテルに着いたのは9:30。
この日はこれ以上何をすることもなく、軽く荷物を整理して寝ました。


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4日目 土産を買い揃え空港へ〜帰国

4日目。この日は10:00には空港に向かわねばなりません。
7:00に起きて朝食を食べ、荷物の整理などでホテルを出たのは8:00。
ウールワースならこの時間でも開いていると思いきや、本来月曜日は8:00オープンなのですが、この日だけは例外的に9:00オープン。
他に8:00に開いている店もなく、仕方なく街をウロウロしていました。

その後、オープンしたウールワースで土産を購入。
OKギフトショップでも買い物を済ませ、またウールワースへ。
空港へ向かうだけのタクシー代を残さないといけないというのが、面倒でした。

なんとかお金の許す限りで土産を購入後、ホテルをチェックアウトしていざ空港へ。
空港への移動手段はシャトルバスかタクシーで、電話すればホテルまで迎えに来てもらえるんですが、
カジノの前にはいつもタクシーが停まっていたので、そこまで歩くことにしました。

重くなったスーツケースを引きずりながら街を歩きます。
考えてみればスーツケースを引きながら外国で街歩きをするのは、これがはじめてかもしれません。
ツアーで参加した場合はそのままホテルまで荷物を運んでくれますし、ドイツを1人歩きした時はバックパックでした。

街中をスーツケースで歩くというのが、音もうるさいので少し気を遣うというか、今まであまり感じたことのない感覚がありました。
スーツケースとバックパックは使い分けが大事ですね。

カジノの前では今日もタクシーが停まっていました。
タクシーの運転手が2名ほど談笑していましたが、ジェスチャーと片言の英語でアピール。
タクシーに乗り込み空港へ。
「ドメスティック?」と聞かれたので「インターナショナル」と答えました。
運転手と少しばかり話をした後、こちらが英語はあまり得意でないと気が付いたようで、運転手は何も言わずに車を進めてくれました。

空港に到着。
料金は21.8ドルで、私のサイフには26.85ドル。
ちょうど良い感じで5ドル紙幣と5セントを残して、財布が空になりました。
親切に荷物を降ろしてもらい、こちらも笑顔でサンキュー。

この空港ももう見納めですね。
  

施設の案内板。


これは行きにお金を両替した両替所。決して良いレートではありません。
  

この空港の便はほとんどがコードシェアとして利用されているジェットスターでした。


空港はジェットスターのカウンターだけが開いていました。
やはりここはジェットスターがメインのようです。
利用者もオーストラリア人と少数の韓国人以外は、全部日本人。


カウンターでスーツケースを量ってみると、19.4kgでした。
行きは12kgくらいだったのに、土産を詰め込んでかなり重くなったようです。
20kgを少しでも越えると追加料金が発生するため、ちょっと冷や汗ものでしたが、なんとかなりました。

チェックインを済ませた後、ここを潜った先にあるイミグーレーションへ。


ここではイミグレの前に出国カードというものを書かなくてはならないようで、書いていなかった私は並びなおしになってしまいました。

ここのイミグレは入国時と違い、出国時はやや厳しめでした。
やはり出国時の持ち出し制限が厳しいからでしょうか。
英語でも少し質問されましたが、なんとかクリア。

私の4人ほど前に並んでいた老夫婦は、職業欄に「リタイア」と書いていたようで、
「Retire? Oh,Yeah!」と、職員に突っ込みを入れられていました。
私も思わず少し笑ってしまいましたよ(笑)

続いては手荷物チェック。ここも厳しめでしたがクリア。
ようやっと一心地つけました。
  

水を買おうかと思いましたが、これ以上お金を使いたくなかったので、
空のペットボトルに水のみ場で水を汲むという荒業を実行しました。

ロビーで待っている人は大半が日本人のようで、関空行き、成田行きと分かれているようです。
中には学生服の人もいて、どうやら高校生の修学旅行ということかもしれません。

いくつか軒を連ねる店には、日本人スタッフもいるようで、やはり日本人がよく訪れる空港なのだなと再認識しました。
  

待っているとき、携帯の電池が切れそうで、しかも携帯の乾電池式充電器を預け荷物のスーツケースの中に入れてしまい、
腕時計もしていないので、今何時なのか終始不安でした。
普段、時計を気にする私が、迂闊なことをしたものです。

英語のアナウンスで、何の前触れもなく搭乗開始。
どうやらここからのフライトは日本人スタッフも多くいるようです。
行きは外人ばっかりだったのに…、普通逆ではないかなと1人で突っ込みをいれてました。

今回乗る機体はこれ。


帰りの機体は行きよりも豪華でした。日本語が話せる客室乗務員が多く、シートも綺麗。
さらに前の座席にはモニターがついており、1シート1画面、ちょっとしたアプリや、
USBの差込口まであるという、LCCとは思えない設備がついていました。
やはりこの便も、日本航空とカンタス航空のコードシェアだということのようです。
  

帰りは7時間のフライトでしたが、特に退屈もせずに過ごせました。
機内食のない私が代わりに食べたのは、土産用に買ったTimtam。これだけで十分でした。
前方のモニターに到着地案内の映像を流せるので、十分時間を潰せます。


今回、行ってみたかったオーストラリアに行き、乗ってみたかったジェットスターにも乗れて、
また1つやりたいことができたように思えます。
ケアンズは正直1人よりも複数の方が楽しめる場所だと思いましたが、1人なら1人でも楽しめました。
しばらくぶりに海外旅行に行くと感じますが、やはり旅はいいもんです。
これからもまだ見ぬ国を求めて、旅を続けたいと思います。


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ケアンズのぶっちゃけ話1(私自身の口コミ編)

こちらは今回の旅行に行ってみて、私が感じた個人的な意見をまとめたものです。
参考にされる場合は、あくまでも私の個人的な見解であることをご了承下さい。

●なぜ今回の旅行先はケアンズになったのか?
小さい頃から動物を見にオーストラリアに行きたいという思いがありまして、大人になってからは少し気持ちが変わり、
漠然とオーストラリアには行ってみたい、と思う程度でした。

その後、関空から便が出ているLCC、ジェットスターであれば、
安値でオーストラリアに行ける事を知り、ジェットスターは不定期でセールを行っているようで、
そのうち機会があればいいなと考えていたところ、今回タイミングよくたまたまセールがあり、
片道9000円という安値で予約を抑えることに成功しました。

オーストラリアの観光の魅力は大自然にあると聞いていましたが、
ケアンズの場合はツアーが豊富で、世界最大の珊瑚礁や、世界最古の熱帯雨林にも
行くことができ、動物探検もできるという点に魅力を感じました。
さらにはケアンズには在住日本人も多くいて、日本人観光客も多く、治安も良いとのこと。

そしてカジノがあることも大きなポイントだったと思います。
カジノ好きで、カジノを主目的にした旅行にも何度か行ったことがある私にとって、
大自然を満喫でき、街歩きも楽しめ、治安も良くてカジノもある。
しかも安値で航空券を抑えられたとなれば、もうこれは行くしかない、となったわけです。

●ケアンズはぶっちゃけ楽しめる?
行く人と条件とツアーの選択によりますね。
条件というのはツアーに参加する際の気候・天気であったり、運であったりします。
気心の知れるメンバー数名で、好条件に恵まれたならかなり楽しめると思います。
正直、1人で旅をするよりは、複数人でワイワイ騒ぐ方がケアンズは楽しめますね。

グレートバリアリーフの場合、冬の前後は気温が低くなりやすく寒いことと、天気が悪いと海の透明度が落ちることがあります。
私の場合がまさに透明度減+寒いタイミングで、十分に楽しめたとは言いがたいですね。

動物探検ツアーも、どんな動物に出会えるかははっきりいって運です。
特にカモノハシは、どれだけ見れるかはまさに運次第。
天候が悪いと動物も探しにくいですし、星空も綺麗に見えません。

ケアンズは観光地だけあってツアーが豊富です。
グレートバリアリーフのツアー1つをとっても、小島に滞在するものもあれば、
体験ダイビング、シーウォーカー、ヘリコプターで空から眺めるなどのアクティビティも楽しめ、組み合わせも多様です。
ツアーによってはもちろん出費がかさんだりもしますので、
どこにどうお金を時間を使うのか、事前によく検討したほうがより楽しめるでしょう。

熱帯雨林と珊瑚礁の2大世界遺産が人気ですが、ラフティングや熱気球、動物園やテーマパークといったものもあります。

●(私の中で)ケアンズで一番良かったところは?
動物探検ツアーが最も良かったですね。
星空も綺麗に見えましたし、真っ暗な中でも影ができるほど月が明るく、その中で見るガーデンフィグツリーは壮大で感動しました。
野生のカンガルーやワラビー、ポッサムも見れましたし、参加してよかったと思います。

●(私の中で)ケアンズで一番悪かったところは?
これはかなりぶっちゃけた話になりますね。
グレートバリアリーフは条件が悪く十分楽しめなかったということもあって、悪いとは言いませんが期待はずれではありました。

後はオージー訛りの英語に慣れずに苦労したことと、朝4:30に空港に着いてそのまま一睡もせず、
苦労して自力で市内まで移動するも、ホテルの部屋にも入れず、
満足に休めずにツアーに参加せざるを得なかったことがしんどかったです。
ただこれは私が1人旅をしたためなので、パックツアーに参加してケアンズに行くのなら、
ホテルへの送迎も着いているでしょうし、この問題は解決されるでしょう。

●食事はどうしたか?
ツアーに組み込まれた食事以外では、特にレストランに行ったわけでもなく、
オーキッドプラザで食べた中華料理以外に出費はありませんでした。
ホテルの毎朝の朝食は無料でしたし、フライト中の機内では持ち込んだお菓子などを食べていました。
(初日の機内では日本で買ったパンを持ち込んで食べ、出発ゲートにあった自動販売機で150円の水を買いました)

水は初日にウールワースで2.1ドルのペットボトルを買い、毎朝ホテルの朝食時に、こっそり水を汲んでいました。
帰りの空港でも水のみ場で汲みましたので、滞在中の水代は2.1ドルだけで済みましたね。

●食事は美味しかった?
個人的な感覚ですが、アメリカと同じく味付けが大雑把な感じがします。
やはり日本の食事は繊細なんだなと、帰国してから感じました。
オージービーフも現地で食べましたが、ちょっと硬くて食べにくかったですね。
カンガルー肉はクセのある味で、食べれはしますが特別美味しくはありません。
クロコダイルのソーセージは事前に聞いていた通り、鶏肉にやや近い味で、まぁまぁ美味しかったです。

しかし最も美味しかったのはマクドナルド!しかも安い!
オーストラリアのマクドナルドは、オージー産の食品を100%使用して
加工していると大々的にアピールしており、袋にもマークが描かれています。

私が注文したメニューは5ドルフィートというもので、
チーズバーガー、ポテト、ドリンク、アップルパイ、これだけついてたった5ドルです。
日本で同じものを頼めば、多分800円はするんじゃないでしょうか。

安くて美味しいので、オーストラリアは世界で最もマクドナルドを利用したくなる国の1つかもしれません(笑)

一言でいうと「オーストラリアの食事は大味で微妙だが、一番美味しかったのがマクドナルド」というオチですね。

●部屋はどうだったか?
今回私が泊まったホテルは「Hides Hotel Cairns」(ハイズホテルケアンズ)。
市内の中心にあるシティプレイスという場所にあり、このあたり周辺のホテルの中では
最も安く、しかも簡単な朝食も無料でついてきます。
建物が古いですが掃除はされており、安宿ではありますが、ドミトリーが嫌な人はここが値段的、立地的に、最もオススメだと思います。
ただし家族旅行には不向きかもしれませんね。

私が予約していたのはダブルベッドで、だからといって特別高いわけではありませんでした。
風呂・トイレなしで予約していましたが、宿泊した部屋は風呂トイレ付きでした。
フロントにはコインロッカーがあり、普段フロントでは荷物を預かってくれなそうでしたが、
私のときは例外的にフロントで荷物を預かってくれて助かりました。

部屋は掃除はされていますが、床は素足で歩くとべたついている感じがしました。
部屋掃除は滞在中は1回もされませんでしたが、ドアの外にカードをかけておくと対応してくれたかもしれません。
石鹸、シャンプー、リンスはありましたが、ハブラシはありません。
バスタオルはありましたがタオルはなく、寝巻きやスリッパもありません。
トイレットペーパはありますがティッシュペーパーがありませんでした。
セキュリティボックスはあるにはありますが壊れていて、使い物になりませんでしたね。
冷蔵庫はありました。アイロンやドライヤーは使ってませんが、確かあったような…。

朝食はバイキング形式で、パン2,3種とバター、ジャムも3,4種。
シリアルはコーンフレーク、チョコフレークなど。
ドリンクはアップルジュース、オレンジジュース、ミルク、水。
簡単な朝食という感じですが、食べ放題なので経済的にはかなり助かりました。

スタッフも日本語を話せる人はいませんが、口コミ通り親切でフレンドリーでした。
部屋が開いていれば早めのチェックインにも対応してくれますが、
どんなに早くても朝7時からで、私のときは空き部屋がなく、だめでした。

予約は「Agoda」で、3泊で12,106円。(レート次第で値段が変わります)
他の予約サイトと比べてかなり安価だったのではないかと思います。

滞在中、私はいつも、ホテルの廊下ですれ違った客たちと必ず挨拶をしていました。
こちらからしなくても向こうからしてくれるんですが、どうせするならこちらから積極的に、と思ったわけです。
ホテルには観光客も多いのでしょうが、全ての人が挨拶を返してくれましたよ。


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ケアンズのぶっちゃけ話2(プチ情報と余談編)

●オーストラリアドルはどこで両替すべきか?
当初、日本で両替するよりもオーストラリアで両替したほうが良い、
と聞いていましたが、まずは小額、日本から両替したほうが良さそうでした。

2011/6/9の19:00時点で、市場のレートでは1豪ドル84.80円前後。
現金両替の場合、関空の銀行のレートは日本円→豪ドルで94.85、出発ゲート前のTravelexで94.21でした。

これが翌朝の5:50の段階で、ケアンズ空港でその時間に開いていた両替所のレートが、
3万円以下なら95.10、3万円以上なら94.15というものでした(これに手数料もかかります)。
ケアンズで手数料無料のクーポンも持参していましたが、クーポンが使える対象のTravelexが開いていませんでした。

ケアンズ現地での両替は、OKギフトショップが最も便利でした。
1ドル90円換算で手数料なし、日本円で支払ってお釣りが豪ドルで帰ってきますので、
安いものを買って1万円出すだけで、他の両替所に1万円渡す以上の豪ドルをゲットできました。
実例を出しますと、私が23.6ドルのものを1万円で支払ったところ、87.5ドルをゲットできました。
つまり1万円が111.1豪ドルとして扱われているわけです、これは破格ですね。

ケアンズ現地でのレートは1ドル100円越えもありましたからね。
ケアンズの両替所で最もお得だったのは、オーキッドプラザ2FのTOBOX。
ここは9/10 18:43の時点で91.996でした。スタッフには日本語も通じます。

●オーストラリアのお金
通過はオーストラリアドルで、補助単位はセント。
紙幣は5, 10, 20, 50, 100ドルがあり、硬貨には5, 10, 20, 50セント及び1, 2ドルコインがあります。
紙幣もコインも絵柄は複数あるようで、例えば同じ20セントでも裏が
動物になっているものや、エリザベス女王の肖像画になっているものがあります。

オーストラリアドルというのはやや変わったお金でして、
植物性繊維紙でなく薄いプラスチック(ポリマー)シートに印刷されたポリマー紙幣を使用しており、
日本銀行券でいう透かしに相当する部分には透明のフィルムが使われているというものです。
少しくらい水に濡れても、ぐしゃぐしゃにしても大して変形せず、手でも簡単には破れない丈夫な紙幣で、
製造コストはかかるものの、耐用年数は植物性繊維紙の3〜5倍といわれているそうです。

またオーストラリアドルといえば、近年では公定歩合が高く、海外からの資本流出が目立ちます。
金利が日本と比べて高いため、外貨預金やFXでは、特にオーストラリアドルが好まれているのです。

●オーストラリア土産は何がいいか?
私も出発前にいろいろ調べました。ご参考下さい。
○ティムタム(TimTam):オーストラリア土産の大定番。チョコレート菓子。
成城石井など輸入品を扱う日本の店でも、オーストラリアの定番として置かれている。
買うなら日本で発売されていない味がよい。クラッシュ系は日本ではあまりないらしい。
私はハニークラッシュを買いました。ウールワースやコールズなどのスーパーで買うのが一番お得。値段は3ドルくらい。
○マカダミアナッツ:実はオーストラリア原産で、ハワイで特に定着した。
ペイトン社のものは高品質のナッツを使用、高かったですが私も2箱買いました。
安めのマカダミアナッツはウールワースでも売っていて、安くても美味い。
○アンザックビスケット:オーストラリアの代表的ビスケット。私は買いませんでした。
○蜂蜜:オーストラリアやニュージーランドでは蜂蜜がよく採れる。
私はハニーランドで買いました。ここなら日本語が通じるし、日本人受けする商品が置いてます。
○ブーメラン:オーストラリア土産の定番。置物にしかならないので、渡す人は限定される。
私は自分用に、キュランダで買いました。一番安いのはケアンズ駅のショッピングセンター内。
○逆さ地図:南北が逆向きに書かれた世界地図。実は置かれているのは日本人がよく来る店ばかり。
実際にこんな地図が使われているのかは不明だが、日本人が経営してる店にはたいていある。

●現地で言葉はどうしたのか?
ツアーではなく1人旅なので、当然、コミュニケーションは私1人の責任の元で行わないといけません。
私は英語がそれほど得意ではないんですが、オージーの英語は特に訛っていて、
向こうの言葉も聞き取りにくい、こちらの言葉も伝わりにくいとあって、意思疎通には四苦八苦しました。
ただケアンズの人は基本は親切でフレンドリーなので、言葉に苦戦しても、それほど気にすることはないと思います。
ケアンズが観光都市であり、世界中から観光客が訪れる事を、現地の人も知っていますからね。
アメリカのように、英語が話せない人に対してあからさまに嫌悪感を示す人もいないので。

●オーストラリアでやってみた、水を流しての渦実験
南半球に来たら、一度試してみたかったことを実験しました。
何をしたかというと、洗面所に水を溜めて、それを一気に流した場合、どのように渦ができるか?ということ。
まぁ洗面所に栓がなかったため、手でふさいでやってみたんですが…。

結果は予想通り、南半球であるため、時計回りに渦ができました。
実は日本を含む北半球の場合、反時計向きに渦ができるんです。
そして実は、赤道直下では水が流れ落ちる際には、渦ができません。
これは地球が自転しているために、力の加わる方向が変わるから、なんですね。

で、これが実は台風の渦の向きも同じなんです。
北半球では反時計回りに渦を巻いた台風ができ、
南半球では時計回りに渦を巻いた台風ができる。
そしてなんと、赤道直下では決して台風が発生しないんです。

ほんとかな〜なんて思って実験したんですが、やっぱり南半球だと渦の向きが時計回りでした。
いやぁ、地球って面白いですね。

●オーストラリアのスポーツ
オーストラリアで人気スポーツといえば、1番はラグビー、2番はクリケットあたりだそうです。
ラグビー熱は凄く、ライバルチーム同士の対決となるとかなりの盛り上がりになるのだとか。

ちなみに野球はルールを知る人がほぼ皆無だそうで、シドニーオリンピックの際、
オーストラリアチームの野球の中継をしながら逐一ルールの解説がなされていたそうです。
まぁ日本でもクリケットのルールを知らない人が大半ですから、逆の立場になるとよく分かりますね。

そして野球をよく分かってない割に、あの選手のあの部分が甘いとか、まるで知ったかのような事を言うそうです。
私はここがまさにオーストラリア人の国民性かなと思います。
基本的には騒ぐのが大好きということらしいんですけどね。

サッカーもそれほど人気はないものの、2006年のワールドカップで日本に勝った際は、かなり注目されたそうです。
その際にゴールを決めた選手(ケーヒルかな?)は、CMにも登場したりと、一躍有名人になったとか。
ワールドカップで盛り上がった後、サッカーを始める人も増えてきたそうです。

オーストラリアは生活に余裕がある人が多いためか、スポーツ人口は多いそうで、
国民があまり知らなくても、野球やサッカーチームはそこそこの実力を持ってたりするんですよね。

●その他の余談
シドニーに住んでいたという方や、ネット上での口コミなどを見ていますと、
どうもシドニーは評判がそれほどよくなく、居心地も良くないそうですね。
都会なので集まる人は冷たく、プライドが高かったり、犯罪率が高く、凶悪犯罪が起こることもあるそうです。
同じオーストラリアなのに、シドニーとケアンズでは集まる人も雰囲気も違うんでしょうね…。

オーストラリアは移民を受け入れてきた国ですが、最近では中東系の移民者が
シドニー郊外でコミュニティを作ってしまい、銃器を用いた凶悪犯罪が多発しているそうです。
そのため以前に比べ、国籍や永住権の取得が難しくなったとのこと。
政府はオーストラリア人を増やそう、ということで、子供が産まれた場合は
5000ドルを口座に振り込むという政策を行っているそうで、その甲斐あって人口は増加。
現政権の間に子供を生もうと考えている人が多いらしく、ケアンズでも子供の姿はそこそこ見かけました。

日本ではここまで思い切った政策はとれないでしょうが、何もしなければ
このままだと日本の少子化に歯止めがかからなくなってしまいますね…。

ちなみにケアンズでは街中を何も履かず素足で歩いている若いカップルなどもいました。
たまに肩に鳥を乗っけたままショッピングしている人もいるそうで、
ケアンズはそういう人ですらも受け入れる寛容性を持っているのかな、と感じますね。
逆にスーツにネクタイをしていくと、間違いなく浮くのだそうです。

ケアンズにいる人は、やや大柄の人が多く、太っている人も見かけます。
アメリカのようにKONISHIKI並の肥満は滅多にいませんが、小太り以上、明らかに太っている人はちらほら、という感じでしたね。

これから秋→冬に向かおうとしているケアンズでしたが、やたらと室内・船内は冷房が効いていました。
正直かなり寒くて辛かったです。おそらくケアンズでの季節は冬かそれ以外か、というくらい、基本的には温暖な気候で、
どちらかといえば、冬以外はいつでもやや熱いと、現地の人は思っているのかもしれませんね。
どの季節に行っても、冷房の冷えすぎ対策に、羽織るものを持っていたほうがよさそうです。

ケアンズ中心部は碁盤の目の構造をしているため、比較的分かりやすいですが、東西南北は碁盤の目とはずれています。
私はドイツで道に迷った経験から、この旅で初めて方位磁石を持って行きましたが、案外役に立ちました。
これからも方位磁石を携帯していこうと思います。


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ケアンズで利用したツアー

私が実際に選んだツアーや、お世話になった店などを紹介します。
こちらも私の個人意見を多分に含み、さらにぶっちゃけた話も混ざっています。

●ツアーについて
ケアンズは日本人旅行者が多いこともあり、ツアー会社は沢山あります。
競争もされているのでサービスに過度な差はないようですが、
多すぎてどれを選べば良いのか分からない、という方もいるそうです。
一時期は劣悪な業者もあったようですが、最近は随分減ってきたようです。

ケアンズ旅行はツアーを楽しめるかどうかにかかっていますので、納得のいくツアーを選ぶことが重要になります。
そこで、ネット上でも既に多く出回っている情報ではありますが、
当サイトでも改めて、ツアー会社の選び方のポイントを載せておきます。

・きちんとしたライセンスを持っているかどうか
・キャンセルポリシーの明記など、基本的な情報が掲示されているかどうか
・掲示板を設置してある等、参考になる口コミがあるかどうか
・他社と比較した際、値段が常識の範囲内であるか
・問い合わせが容易に可能で、対応が迅速丁寧であるかどうか

そして、私が実際に選んだツアー会社はこちらです。
もし迷っている方がいましたら、私と同じこちらを選べば失敗はないでしょう。

ジェイさんの楽しい日本語ツアー
おそらくこちらが一番、どこよりも最安値を出しているはずです。
中間マージンを削減しているため、他のツアー会社には真似できない値段を出せるようです。
実績もあり、評価も高く、値段も安いので、参加型のツアーは全てここで済ませて良いでしょう。

トラベルドンキー・オーストラリア
実績と評価が高いですが、ツアー料金は他社と横並びです。
こちらの良いところは、オーストラリア入国の際に必要となるETAS(観光ビザ)が、
他のツアーも一緒に注文することで、半額の5ドルになるというもの。
ETASはオーストラリアに行くまでに必ず申請しておかないといけないもので、自分で申請する場合、10ドルほどかかります。
しかし申請も向こうでしてもらえてさらに半額、というキャンペーンを行っているのは、この会社だけで、大変お得です。
ツアーでなく、動物園のチケットなどでも半額にしてもらえるので、是非うまく使いましょう。

そして最終的に私が選んだツアーは、以下の通りでした。
ジェイさんの楽しい日本語ツアー

1日目 キュランダ観光デラックスコース
    6/12 9:00〜17:15 Web価格155ドル(期間限定ランチ付き+10ドル)
2日目 グリーン島とアウターリーフ
    6/11 08:00〜17:30 Web価格175.00ドル
3日目 世界遺産と動物探検ツアー(到着日初日)
    6/10 13:15〜22:00 Web価格105ドル

※当初、1日目と3日目のツアーが逆だったんですが、出発前日にメールが来て、
直前にキャンセルされた人がいたために1日目のツアー参加者が私1名になり、
最少催行人数2名以上という条件を満たすことができず、ツアーが中止になったとのこと。
そのため急遽、1日目と3日目のツアーを入れ替えることにしました。
この辺りのメールの対応速度も、ジェイさんは早かったです。

1日目のケアンズ到着は朝4:30ということで、寝不足の中のツアー参加となりました。
本来、午後出発の「世界遺産と動物探検ツアー」を1日目にもってくることで、午前の間にホテルで休める、

考えようによっては、1日目の夜に早めに帰れるので2日目の朝までゆっくり寝られること。
2日目に疲れていても、3日目のツアー開始までのんびり時間があることなど、決して不利になったわけではないですからね。

トラベルドンキー・オーストラリア
こちらでは以下のものを申し込みました。
ETAS(観光ビザ)の取得 5ドル(通常10ドル)
ケアンズ・ワイルドライフ・ドーム(市内カジノの上にある動物園)
  4日間有効 Web価格21ドル

結果的に、この2つのツアー会社をうまく使いこなせてよかったと思います。
値段も最も格安にできたと思いますし、ツアー自体も良いものでした。
ケアンズのツアー選びに迷っている方は、私の事例を参考にしていただけると嬉しく思います。


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ケアンズで利用した店など

私がケアンズで利用した店の情報など。
土産を買う時などに参考いただければと思います。

●OKギフトショップ
大橋 巨泉が経営する土産物免税店。(大橋 巨泉は店にはいません)
カナダやオーストラリア、ニュージーランドなどにも数店舗展開しています。
日本人観光客が日本語で買い物でき、来ている客も日本人ばかり。
ケアンズのOKギフトショップの優れた点は、豪ドルのレートが周りの店舗と比べて極めて良く、
日本円で支払え、お釣りを豪ドルで受け取れるという点。
滞在中は1豪ドル90円の換算でしたが、両替所の場合は手数料も入れると、
1豪ドル100円に迫ろうかというくらいの高額だったので、豪ドルの両替に大いに利用させていただきました。
DFSギャラリアでも同様に日本円で支払って豪ドルを受け取れるそうですが、
レートが良い、安い商品も置いてある、店に入りやすいという点で、こちらの店がオススメです。
売っている商品も比較的安めで、日本人ウケする商品も多く取り揃えているため、
面倒な人はここで全てのお土産を揃えるのがよいでしょう。
値段重視の方はスーパーや、駅のショッピングモールの方を覗いてみましょう。

●ウールワース(WOOLWORTHS)
オーストラリアを代表するスーパー。
ケアンズの中心街にあるので行きやすい。

Timtamや(高級でない)マカダミアナッツなどは、スーパーで買うのが安くておすすめ。
8個入りのTimtamが1つ2.99ドルで売っています。
マカダミアナッツは7.5ドルくらいだったかな。
オーストラリアのスーパーは2つ買うと割安になるとか、そういう値段表記が多かったです。
買うならまとめて買ってしまうのがよいと思います。

●コールズ
オーストラリアを代表するスーパー。
ケアンズ駅のショッピングセンターにある。
ウールワースと大差はないが、ケアンズのウールワースはどちらかといえば旅行者向けなので、
駅前のコールズの方が若干安く、地元の人の感覚に近いかもしれない。
ここでミロを5ドルで買いました。(セール2.99ドルって書いてたはずなんですがね…)

●オーキッドプラザ
日本人向けのショッピングや事務所、フードコートなどがあるエリアです。
中華料理や日本料理、日本人向けのコンビニや土産屋など、日本人観光客なら立ち寄る機会があると思います。
夜8時くらいになると閉まるので、夜遅くまで見たい人はナイトマーケットへ。

●ナイトマーケット
ケアンズに滞在する旅行者は、日中は街の外にいることが多く、
夜にショッピングを楽しめるよう、店が集まっているエリアです。
夜遅くまで開いていますが、逆に昼間は開いていません。

日本人スタッフがいる店はもちろん、韓国人や中国人も働いているのを見かけます。
特別土産品の値段が安いとは限りませんが、いろんな商品があって見ているだけでも楽しい場所です。
私はこちらにある「Honeyland」さんでお土産を買いました。


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Honeyland ハニーランド

私が伺ったときに話し相手になっていただき、楽しい時間を過ごさせていただきました。
宣伝も兼ねて、こちらの店の紹介をしたいと思います。
オーキットプラザ1Fと、ナイトマーケットに店舗があります。


ハチミツはオーストラリアの代表的な特産品の1つで、こちらの店ではオーストラリア・ニュージーランド産のハチミツや、
ハチに関連する健康食品(ローヤルゼリー、プロポリス等)を販売されています。
日本人スタッフが常駐しているので、日本語で商品の質問ができます。

ハチミツの試食ができ、日本語で相談しながら買えるという点も大きいですし、
商品の種類が豊富で、値段も控えめなので、ハチミツを買うならこちらの店舗をオススメしますよ。


私がハチミツを買った際、店のご主人と談笑させていただきました。
出身は高山だそうで、以前はシドニーで店を構えられていたのだそう。

ケアンズは小さな町で人口も少ないので、何かあればすぐに噂になるんだそうです。
もし悪い事をした人がいたなら、その人はもうケアンズに住むことができないといいます。
なので、これだけ治安もいいのかもしれませんね。

私も日本人に見られませんが、ご主人も見た目、日本人には見えません(笑)
大阪人顔負けのお喋り好きで、色々と面白い話を聞かせてもらえました。
これからも頑張って下さい。


■店舗情報
・Orchid Plaza(オーキッドプラザ)店 ※アボットストリート側 1階
  住所:Shop 5A, Orchid Plaza Lake&Abbott St. Cairns QLD 4870
  TEL&FAX :(07)4051-5561

・Night Market(ナイトマーケット)店 ※アボットストリート入口側
  住所:Shop 18, Abbott Street & The Esplanade, Cairns QLD 4870
  TEL:(07)4031-1809

■サイト情報
・ネットショップ(日本から注文可能)
http://www.brightnature.com.au/
・ハニーランドのブログ
http://honeylandgc.blog102.fc2.com


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今回の旅行の経費

総合計は138,744円でした。(誤差あり)
私が利用したツアーなどは別項目を見ていただければと思います。

・内訳
往復航空費       57,340円(サーチャージ・諸税込)
海外保険         2,550円(三井住友海上 ネットde保険@とらべる)
宿泊費         12,106円 (Agodaで3泊)
1※事前カード払い・ツアー経費  304.3ドル 26,748円(1Aドル87.9円換算)
現地払い・ツアー経費  $156.7(グリーン島とアウターリーフクルーズ) 約14,500円
2※現地通貨交換費用    約25,500円


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