ベトナムの旅


●ジェットスターパシフィックを使い、安価でベトナムの北部ハノイへ。
  アジア随一の物価の安さを活かし、良質なホテルと世界遺産の訪問を楽しむ。


ハロン湾 ハノイ旧市街

ベトナムの旅 目次

タイトル 旅行日時 国・地域 地名 旅行先・観光したもの メンバ
備考
ベトナムの旅 2017/11/01
〜11/04
ベトナム ハノイ 旧市街散策、ホアンキエム湖、
玉山祠、セント・ジョセフ教会、
季國師寺、タンロン水上人形劇
1人旅 街歩き

LCC利用

カジノ
ハロン ハロン湾クルーズ、
ティエンクン鍾乳洞

1日目 ハノイ到着〜旧市街散策

今回は就航したばかりのジェットスターパシフィックを使い、ベトナムのハノイへ行ってきました。
LCCなので驚くほど安価で利用でき、旅費をかなり抑えられました。
今回は行きませんでしたが関空〜ダナンへも直行便でいけるのは、今年就航したジェットスターのみです。

もちろん関空から出発。最近は1番や2番ゲートからの出発が多いです。


ジェットスターパシフィックの機内は3、3の席で、全てエコノミークラス。
  

LCCなので安定の狭さです、長距離は厳しいですね。
  

30分ほど遅れてハノイのノイバイ国際空港に到着。
ベトナムでは空港を含めた軍事施設の撮影はできないので、外部と出入り口の写真はありません。

空港を出たのは夜中の2時くらい。LCCなので深夜便が多く、遅れがあるとまあこんなもんです。
入り口近くで2000円両替し、ピックアップの人を探します。
1回目では見つかりませんでしたが、2回目で見つけられました。

深夜だったので大きな混雑もなく、40分ほどでホテルに到着。
ホテルの電気が消えていましたが、運転手がノックすると開けてくれました。
明らかに今起きたであろう眠そうなスタッフが案内してくれます。

窓のない部屋ですが、ベッドは綺麗に整えられてあります。花弁が飾られていますね。
  

とりあえず今日は遅いのでこのまま寝ます。

翌朝、8時くらいに1階のロビーの奥で朝食です。半分はバフェイ形式で、半分はメニューからオーダー。
  

バフェイは必要十分という感じでしょうか。数は多くないですが最低限は揃えている感じ。
  

オーダーしたフォーです。ここのフォーは確かに美味しい。フォーとは米粉を使った麺類でベトナム料理の代表格。


今日1日食事しなくて済むように、がっつりこれだけ注文しました。味はなかなかです。
  

部屋で2時間ほど休みます。寝ようと思ったけど寝られなかった。私の部屋は602でエレベーターのすぐ隣。
  

部屋からは窓がないので景色が見えませんが、部屋のすぐ前にある階段からはこの景色。まあ眺望を楽しめる立地ではありません。
  

眺望はともかく散策には素晴らしい立地です。旧市街の散策に出かけます。
  

ホテルの外観。入り口自体は狭いですが、評判はトリップアドバイザーでハノイ1位です。スタッフは信頼できます。
  

途中立ち寄った季國師寺。ベトナムのお寺ってこんな感じなんですね。
  

靴を脱いでお邪魔します。
  

ハノイ大聖堂(セント・ジョセフ教会)に到着。ハノイで最も大きな教会で、1886年に建立されたとか。


横の入り口から中に入れます。欧米人が大勢いますね。


内部はしっかりした教会になっています。
  

ステンドグラスはイタリアのベネチアから輸入されたものだそう。
  

ベトナムを歩いていてまず戸惑うのがこのバイクの多さ。道を走る6〜7割はバイク。横断歩道や信号は少ない上に信号無視も多い。
  

そんなバイクが行き交う道を歩いて横断しなければなりません。これは怖い。しかしホーチミンもこんな感じだとか。


道の周囲は所狭しと店が並びます。この旧市街の雰囲気こそ、ホーチミンにはないハノイらしさだそうです。

コーヒー大国ベトナムにはローカルコーヒーショップが多いですが、スターバックスもありました。


サークルKもあります。コンビニのようですが、日本のものとは違いがありそう。


雑多でちょっと汚いアジアの雰囲気を残す旧市街の街歩きは、ハノイ観光のメインともいわれます。
  

ホテルに戻り、ロビーでお土産用のチェングエンコーヒーの店を調べてもらいました。
  

ちょうどこのタイミングでタンロン水上人形劇のチケットも届いていましたので、受け取っておきます。

今度は旧市街の北側を歩きます。どこもかしこもバイクが行き交い、少し空気も悪いですね。道が入り組み標識がなければ迷います。
  

コーヒーショップが多いHang Buom通りに到着。ここで目当ての物を探します。
  

こちらの店で購入。他に日本人客もいて、少しは評判のある店のようです。店員はベトナム的対応でしたが。(後述)


雑多な店が多い中をバイクが行き交い、ベトナム伝統の傘帽子ノンラーを被り、籠を担ぎ人が歩く。ハノイならではの日常風景。


たまに犬もいます。誰かに飼われているのかは不明ですが、エサはもらっているよう。


ホテルに戻ります。部屋はこんな感じ。
  

入り口入って左が洗面所とトイレバス。
  

トイレはやはり東南アジアらしくホース付き。バスタブはなくシャワーのみ。
  

机にはスナックがありますがこれは有料。
  

クローゼットの下にある冷蔵庫はミニバー扱い。
  

こちらは無料。果物と水が2本。
  

そしてこの部屋には窓がなく、かわりに花を愛でられるようになっています。ここの電気はどうも消せないのでカーテンで調整。


部屋の広さとしては必要十分で狭くはありません。
  

この非常口のマークは日本発祥で、世界標準になったものですね。ベトナムでもこのマークです。


お土産で買ったTRUNG NGUEN(チェングェン)コーヒー。No8しか置いてませんでした。数字が大きいほど濃厚で高価らしい。


タンロンの水上人形劇のチケットを確認。10万ドンってことは一等の席なのかな。


▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

1日目 ホアンキエム湖〜玉山祠〜タンロン水上人形劇

部屋で3時間ほど休んで、再び散策へ。今度はハノイ市街の中心にあるホアンキエム湖に向かいます。
  

湖の周辺は歩道になっており、多くの観光客が散歩していました。
  

湖に架かる橋が絵になるということで、皆写真を撮っていました。


ホアンキエム湖上にある玉山祠へ向かいます。
  

その創建は13世紀の時代まで遡るといわれます。
  

ここから湖に架かる橋を渡ります。
  

橋を渡った先からは有料。外国人観光客ばかりです。
  

ここもハノイの人気スポットですね。
  

ホアンキエム湖に住んでいたと言われる巨大な亀のはく製。古来より亀はベトナムでは神聖なものらしい。
  

アジアの寺という感じですね。
  

欧米人が多かったですが、日本人もちらほらいました。
  

完全に外国人の観光用スポットと化していますね。


湖の周辺には公園が広がり、散策路のベンチに座って湖を眺めることができます。
  

地元の人もいます。私も休んでいると靴磨きの押し売りが来たので、お帰り頂きました。落ち着かないな。


背後は大きな道路でバイクの音はうるさいし、空気もあんまり綺麗じゃないんですよね。


それがなければのんびり楽しめる湖なんですけどね。釣りしてる人もいるくらいです。
  

道路の向かいに移動。交通量が多い中、この幅の道路を横断するのは大変です。


この広場は市人民委員会というらしい。この像も観光客が反応していました。
  

このあたりも店が立ち並ぶ賑やかな通りですね。
  

木に商品をぶら下げるとは斬新ですね。傷がつかないのかな。


時間になったので、タンロン水上人形劇場へ移動。すごい人です。
  

満席にはなってないようです。中に入るのはほぼ外国人。
  

「水上人形劇」はベトナム伝統芸能で、ハノイを代表するエンターテインメントです。


10世紀から続くこの人形劇は、儀式や収穫祭などで披露され、やがて娯楽として宮廷にまで広がったそうです。


無料でチケットが付いてくるキャンペーンだったので、参加してきました。日本語のパンフレットもあり。


館内はちょっと冷房強め。水上での人形劇と生演奏です。3〜5分の短編が9話くらいらしい。
  

言葉は現地語ですが、基本的には劇だけで内容が分かるようになっています。


写真ではわかりにくいですが、内容はまあ普通でしょうか。何と言っていいやら。

劇終了後に外に出ると、すっかり暗くなっていました。夜も夜で町は賑やかです。
  


▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

2日目 ハロン湾クルーズ〜ティエンクン鍾乳洞

翌朝の朝食。ニンジン添えのレモンクレープ。


フレンチトースト。これは甘くておいしかった。


ベトナムアイスコーヒーも頂きました。かき混ぜると沈殿している練乳が混ざり、色が変わります。
  

コーヒーは苦味と甘味が両方きますね。全部飲むとお腹壊すので少しだけにしました。既に壊してるけど。

7:15にホテルをチェックアウトして、ツアー集合場所のメリアハノイホテルへ。
  

途中、交通整理している警官がいました。一応してるところもあるのか。


メリアハノイホテルに到着。大きなホテルで、遠くからでも目立つ高いビルが特徴。
  

ここからの参加は4人ほど。今回は全員日本人のツアーです。
  

しかし途中から大量に増え合計39人に。これほどの大人数でのツアーは初めて。3連休初日だからなぁ。


ガイドさんは日本語は少したどたどしいですが、日本に何度も訪問して、日本でもガイドをしているベテラン。
色々詳しく、権限もありそうな頼れる人でした。
ガイドさんがツアー客に出身地を聞いて回ったところ、東京、大阪、名古屋、新潟、福井、鹿児島など各地から来ているようです。
ベトナムの利点は、地方都市からも直行便で来れるところですからね。

バスからハノイの街を眺めます。それにしてもすごいバイクの数だな。3人乗りしてる人もいますしね。


途中の休憩場所に到着。大きめの土産ショップで、建物によって言語が違うそう。こちらは日本語と英語を話すスタッフがいる模様。


バスに揺られること片道3時間半。ハロンに到着。


ハロン湾は海の桂林とも呼ばれる、海面に突き出た奇岩がおりなす絶景地帯。世界遺産です。
世界中の観光客を集めるベトナムを代表する観光地であり、ハノイがアクセスの起点になります。

船に乗りに行きますが、乗り場の前はバスだらけ。定番ツアーですから世界各国からやってきます。
  

乗り場は大きく綺麗で、土産物屋も入っていました。
  

船が大量に停泊しています。
  

我々の船は一番手前でした。日本人専用の船なので、スタッフも日本語を多少話します。
  

バイト号59番です。船が多いのでこの番号が目印になりますね。


さっそく席について昼食です。海鮮がメイン。飲み物は別料金のようです。
  

まだ生きている新鮮なものもあります。シャコかな。これも別料金か。


胃腸に自信がないので完食は諦めます。
  

小型のボートでベトナム人が近寄ってきて、果物を売りにきます。さっきこの船にぶつかってたけど大丈夫なのか。


野菜のスープ。全体的に料理は不味くはないのですが、海鮮を普段食べない上に胃腸の調子が悪いので、味は評価できません。


窓からはこの景色。むしろ食事よりこれを楽しみたい。
  

外に出て撮影。これこそベトナム随一の観光地、ハロン湾の絶景。しかも今日は快晴です。
  

周辺は船だらけ。ここがいかに大人気かが分かりますね。
  

欧米人は数日かけて豪華客船でこの景色を楽しむらしい。確かにそれならいい旅になりそうだ。
  

景色を見ている間に食事がどんどん溜まっていました。他の人の迷惑にならないようにさっさと食べないと。
  

白ご飯は珍しく日本と同じ短粒米。しかし味はやっぱりパサパサで日本の米の方がはるかに美味しいですね。
  

向かい合う小さな奇岩。ハロン湾のシンボルの岩らしい。


この島を見るために渋滞が発生。こんなに観光船が多い場所は初めてです。
  

シメはバナナでした。ドリンクはワインもあるようですが、私はホテルから持参したペットボトルの水で済ませました。
  

食事が終わるとテーブルクロスが片づけられ、スタッフが土産をしきりに勧めてきます。さすがベトナム。


船内には綺麗なトイレもあります。設備が整った船ですね。


ティエンクン鍾乳洞がある島に到着。船を下りて見に行きます。
  

ここからの景色もなかなかのもの。といっても視界に映るのはほとんど船ですが。


鍾乳洞内部。カラフルなライトアップがされていて幻想的です。
  

特徴的な形の岩が多く、各鍾乳石にはサルやワニなど、誰がつけたか名前があるよう。
  

このティエンクン鍾乳洞はハロン湾の定番スポットのようで、相当な数の船が並んでいました。
  

船と鍾乳洞のチケットは下船前に回収されました。250,000ドンって書いてあるな。


船を降ります。ベトナムでは観光客が集まるところに、常に大量の店が並んでますね。
  

帰りもまた3時間半かけてハノイへ戻ります。途中また違う土産屋に寄り、コーヒーと紅茶を少し試飲。
  

もちろん日本語を話せる大勢のスタッフが営業トーク開始です。まああしらえば相手にされないので済州よりはマシか。
  

帰りはメリアハノイホテルで降りましたが、私が一番最後の1人でした。このバスは韓国語表記だし、設備的にカラオケできそうだな。
  

メリアハノイホテルに到着後、カジノへ移動。
  

ホテルの年配のスタッフに聞いたら隣の建物に入って2Fらしい。グッドラックと言ってくれました。
ハノイには9つのカジノがあり、いずれも外国人専用。事前にメリアハノイにもあることを調べていました。
今回は空港ラウンジには入らないので、帰国まで数時間カジノで時間つぶしです。カジノは例によって撮影禁止。

外国人は入り口でパスポートを見せて入れます。荷物が大きい場合は受付すぐ横のロッカーに入れてくれます。
使用通貨は米ドルのみ。メンバーズカードは長期滞在者のみで、今日帰るというと作ってくれませんでした。
広さとしてはやや狭く、テーブル席はモニター付きのバカラ1つのみ、ルーレットも大人数参加の機械タイプ。
あとはスロットという感じですが、スタッフの数がすごく多く、しきりに周りをうろうろしています。
まあまだ21時くらいなので、客の方が少ないだけかもしれません。客層はやはり中国人が多めですが、日本人もちらほらいました。
だいたい大衆向けカジノはどこでも中国系の人ばかりなんですが、全体的に客は少なかったように思います。

私はあまりお金を使うつもりはなかったので、20ドルで2時間半ひたすらルーレットをやっていました。
じっくり時間をかけてちょっとずつプレイしてたんですが、今回は運悪く負けてしまいました。
欲はかかなかったのですが勝率が悪すぎ…まあそういうこともあるか。

カジノで時間をつぶし、メリアホテルのロビーで、事前にチャーターしていた空港送迎の車を待ちます。
しかし待てども待てども現れません。22:45なんですが15分待っても来ないので、
ホテルのスタッフにお願いしてツアー催行会社に電話してもらいましたが、出ず。

最初はカウンターのスタッフでしたが、やがて総責任者とみられる年配の威厳あるスタッフが対応してくれ、
電話を再度してもらうもやはり出ず。いくら払ったんだ?と聞かれたので22ドルくらいだ、と返します。
仕方がないのでここからタクシーで空港へ行く旨を伝え、いくらで行けるかを尋ねると、紙に450,000ドンと書いてくれました。
そこまで持ってないので、私が両替はできるか?と聞くと、今いくらドンをもっているんだ?と聞かれ、
手持ちの150,000ドンを見せたところ、モニタを指さし日本円のレートは今こうなってるから、
2000円でよいとのこと、しかし焦って3000円渡してしまう私に、1000円多いよ、とすぐさま返してくれます。

その後、一緒にホテルの外へ。動揺して現金を右手に掴んだままの私に、それをポケットに入れるよう言ってくれます。
ホテル前に待機してあるタクシーを呼んでくれ、行先までベトナム語で運転手に伝えてくれた上、
再度450,000ドンと書かれた紙を手渡してくれ、この値段で行けるよ、と念を押してくれました。

タクシーに乗って時計を見ると、まだ出発の2時間半前。道路も空いているしこの調子なら余裕がありそう。
想定外の自体に、気が付けば喉がカラカラです。
旅にトラブルはつきものとはいえ、最後にこういう目に合うとは思いませんでしたよ。
今思えば、よく私もスタッフのいう英語をあそこまで理解できたな…。これも旅の経験のおかげかもしれない。

拝金主義のベトナム人が多い中、メリアハノイホテルの支配人と見られる方には本当によく対応していただけました。
非常に助かりましたよ。ベトナム人に騙されても、それを救ってくれたのもまたベトナム人。
ベトナムはお金にがめついけど、人はそれほど悪くないように思いますね。

タクシーに乗り込む前、彼はこんな粋なことを言ってくれました。
「君は今回気の毒な目にあったが、これに懲りず、またハノイを訪れてくれ」
高級ホテルの総支配人は言う事が違いますね。ベトナムにも確かに高品質なサービスは存在するのだと実感しました。

タクシーは問題なく空港に到着。カムオン(ありがとう)というと、レシートも渡してくれました。これは安心。
時間に余裕を持ってチェックインも済みました。これで一安心です。

トイレに入ると、掃除中だからと車いす用のトイレに案内されました。よく見たら日本語が書かれています。
  

ベトナムのハノイ・ノイバイ空港には、残念ながらプライオリティパスで入れるラウンジはありません。
おとなしく出発ゲートへ移動します。

その途中、日本人の学生とみられる団体に遭遇。どうやら高校の修学旅行のようです。
ベトナム航空の福岡行きと書いており、話している言葉からも、どうやら福岡の高校生ですね。
こっそり近くの椅子に座って様子を眺めてみます。

先生が閉めの言葉を話していました。やっぱり修学旅行みたいだ。


私の高校時代の修学旅行先は沖縄でしたが、実は1つ下の学年は中国でした。
それが今や福岡の高校でもハノイに来れるなんて、時代は変わりましたね。
確かにアジアであれば少ない日数で来れるし、ハノイならば地方都市にも直行便があります。

1人でも多くの日本人が海外に行く機会を得てほしいと日ごろから願う私としては、こういう光景を見れて胸が熱いです。
この学生たちの中で再度、異国の地に足を踏み入れることになるのは、果たしてどのくらいか。
私には直接関係ない学生たちですが、なんだか後輩を見ているような気分です。
それがハノイであれ、若いうちに日本ではない異国に足を踏み入れる経験は何よりも代えがたいのですから。

学生たちが全員飛行機に乗り込んだのを見届けた後、私も自分の出発ゲートへ。
時間が近づいてもなかなかうちの便だけアナウンスがないなと待っていると…。
なんとディレイ4:30との告知。予定が1:45なのに3時間近くも遅れるなんて!
こんなに遅れるのはネパールの時以来でしょうか。LCCはこれがあるからなぁ。

仕方がないので、ひたすら待つのみです。
乗客はベトナム人の方が多いですが、日本人もそこそこいて、しかも関西人が多め。
自然と知らない人同士で話が始まりますし、私が近くにいると、話に入れてくれそうな雰囲気を出してくれます。
カジノで話しかけた東京人のカップルとえらい違いだな。

とりあえず皆さんもベンチで横になって待つようです。それしかないですな。
  

私もベンチに横になるんですが、斜めになってるのでどうも寝れず。起きていました。
少し離れたところでは音は控えめながら工事が行われており、作業員の話し声で起こされることも。

そして4:10くらいにようやくアナウンスがあり、今から飛行機に入れるとの事。
台風が近くに来てるからなんて情報もありましたが、まだ遠いし、なぜ遅れたかは不明。
(台風は私が出発したその日の午後に猛威を振るい、ベトナムでは死者も出たようです)

帰りの機内も行きと同じ狭さで、1時間くらいしか寝られませんでした。
ともあれ無事に帰ってこれて一安心。

今回の旅は短期のショートトリップでしたが、トラブルあり、ツッコミどころありと、なかなか忘れられない旅になりました。
しんどくても、行かなければよかった旅など1つもありません。
これからももっと、旅の経験値を増やしていきたいものです。


▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

今回の旅で感じたことなど

ベトナムでまず戸惑うのが、道路を走るバイクの量、そしてバイクが多数行き交う道を、
歩いて横断しなければならない事です。バイクのスピードは遅めとはいえ、慣れないとこれが怖い。
信号や横断歩道もありますが数が少なく、信号無視も多いので、あまりアテになりません。
現地での滞在が長くなれば、次第に慣れていくんでしょうけどね…。
バイクの排気ガスで空気もあまり綺麗ではないので、地元の人でもマスクをしていました。
旅行者ならなおさらマスクはあったほうがよいでしょう。

ハノイならではの雑多な旧市街を散策できるほか、湖や公園もあってのんびりできるんですが、
いかんせんバイクの騒音と空気の汚さ、そして商魂たくましいベトナム人の押し売りが来るため、
落ち着ける場所がなかなかありません。

ハノイの町は驚くほど欧米人が多いです。ハロン湾が大人気だからかもしれませんが、
こんなにハノイに来る人が多いなら、もう少し日本にも欧米人が来てほしいもんですね。
世界遺産ハロン湾はベトナムを代表する観光地であり、そのアクセスの起点がハノイである事も、
外国人が多い理由の1つだと思われます。でも日本の方が町が綺麗なんだけどな…。
欧米人からすればアジアは遠い行先の1つであり、日本はあくまでアジアの選択肢の1つなんでしょうね。
日本の事を詳しく知る人も少数ですし、もっと日本も外国へのアプローチを上手に行ってほしいもんです。

今回宿泊したホテルはトリップアドバイザーでの口コミで、ハノイ1位のホテルでした。
スタッフはフレンドリーで色々と気を使ってくれるんですが、これはまさに欧米人が評価するサービスですね。
外国の口コミだとやはり、日本人よりは外国人の評価が色濃く反映されている印象を受けました。
スタッフは英語で対応してくれるんですが、英語で色々話しかけられるのが煩わしい日本人もいるでしょうからね。

ハロン湾のツアーの際、日本人専用ツアーながら39人もの人数で、それほどの大人数は初めてでした。
3連休初日である事、ハノイが日本の各都市に直行便を出している点が大きいのでしょう。
1人参加の人は全体の1〜2割ほどでしょうか。まあそれはいつものことなんですが、旅慣れている人は少なそうな中、
積極的に話したり行動したりしたために、ちょっと私が一番目立ってしまったかもしれません。
一番最初に船の屋上に行ったり、他の人の写真を手伝ったり、
見た目が日本人っぽくない上に坊主頭なので、私はどこで何やっても目立つんですよね。
別に目立ちたくってやってるわけじゃなく、色んな人と交流したかったからなんですけどね。

観光客相手の仕事をしている人であれば英語はそれなりに通じますが、
普通のベトナム人はそれほど英語を理解しないようです。

ベトナムは商魂たくましい人が多く、街を歩いていても、やや強引気味に靴磨きの押し売りがあったり、
店に入っても、ツアーに参加中も、店員がしきりに商品を勧めてきます。
また女性が強い社会であり、働いているのも女性スタッフがかなり多いです。

ただ、サービスの良いホテルなどは別ですが、普通の店ですと店員は拝金主義で、
「この客は商品を買わない客だ」と判断すれば、それ以上関わろうとしません。
商品を買った後の客に対しても同様で、買い物中はあれだけ積極的に話しかけてきた店員でも、
「ありがとう、またね」といった瞬間、こちらに興味を失います。
「バイバイ」と手を振っても完全にスルーで、まるでこちらが全く見えていないかのような振る舞いです。
あの変わり身の早さには驚きます。まるで今までかかっていた魔法が解けたかのようですから。
金にならない無駄な事はしない文化(中国も同様)といえばそれまでなんでしょうけどね。


▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

今回参加したツアー

● 【ハノイ発・日帰り】世界遺産ハロン湾クルーズ☆高級車送迎プランあり<ホテル往復送迎付/現地ガイド(日本語可)/名物シーフード昼食付> by サザンブリーズ
→詳細はこのツアーのサイトをご覧下さい。

ハロン湾はベトナムを代表する観光地であり世界遺産。
そしてホーチミンからは遠いため、ハノイに滞在しているなら外せないスポットでもあります。
外国人観光客にも人気であり、ハノイからは日帰りを含めた数多くのツアーがあります。
さらに【無料特典!水上人形劇付】基本プランというものがあり、水上人形劇のチケットも無料でついていました。

・スケジュール(私が参加した当時)
07:30-08:10 催行会社指定ホテルお迎え (途中30分間休憩あり)
12:00 ハロン湾の船乗り場に到着・乗船
   クルーズ船バイト号にて出港!
   船上では以下をお楽しみいただけます。
   - ハロン湾のシンボルで ある夫婦の岩
   - 降龍伝説のもとになった奇形な岩や島
   - 水上生活者の村を通過
   昼食 ※ハロン湾名物シーフードの昼食
   【メニュー例】蒸しエビ、魚のソテー、シーフード春巻き、イカのガーリック炒め、季節の野菜炒め、蒸しハマグリ、ライス、フルーツ
13:45 ティエンクン鍾乳洞を見学
   一度船を降り、鍾乳洞内へとご案内します。自然が作り出した感動的な光景をお楽しみください。
   ふたたび船に乗り込み船着き場へ
15:00 車に乗り換えハノイ市内へ (船着き場で30分の休憩あり)
19:00-19:30 催行会社指定ホテルお送り ※現地にて離団可(その分の返金はありません)

・費用(私が参加した当時)
1人あたりUSD 65.00(7,535円)

● ハノイ 水上人形劇鑑賞 チケット事前予約☆1000年に渡って伝わる伝統文化 by サザンブリーズ / 【無料特典申込専用】ハロン湾ツアーセットプラン
→詳細はこのツアーのサイトをご覧下さい。

ベトナム伝統芸能「水上人形劇」のチケットです。ハノイを代表するエンターテインメント。
10世紀から続くこの人形劇は、儀式や収穫祭などで披露され、やがて娯楽として宮廷にまで広がったそうです。
無料でチケットが付いてくるキャンペーンだったので、参加してきました。

・費用(私が参加した当時)
上記ハロン湾ツアーに【無料特典!水上人形劇付】がついていたため、セット割キャンペーンで無料。

● 【貸切】ノイバイ空港⇔ハノイ市内 送迎サービス<現地語ドライバー>
→詳細はこのツアーのサイトをご覧下さい。

帰りの空港送迎です。ホテルで頼むという手もありましたが、一度ベルトラで頼んでみたかったので利用。
しかし残念な事に、時間になってもドライバーが来ず、仕方なくホテルからタクシーで空港へ。
後日、苦情を言って返金してもらいました。旅にトラブルはつきものですが、これにはがっかりですね。

・費用(私が参加した当時)
1人あたりUSD 22.00(2,551円)


▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

今回買ってきたお土産

ベトナムのお土産はココナッツなどのナッツ類、ベトナムコーヒー、チョコなどが有名。
ココナッツオイル。生春巻き用のライスペーパー。ドライフルーツなどもあり、
ベトナム南部のフーコック島の黒胡椒も良品とされています。
緑豆を練ったお餅に似たお菓子バインコムという、格安のものも。

ベトナムは世界有数のコーヒー生産国なので、土産品として特にコーヒーは定番中の定番です。

今回買ったお土産はこれだけ。TRUNG NGUEN(チェングェン)コーヒーが2つ。1つは現金、1つはカードで購入。


買った店にはNo8しか置いてませんでした。数字が大きいほど濃厚で高価らしい。ミルキーな甘めあり。


▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

今回のフライトの詳細

今回のフライトはLCCであるジェットスター・パシフィックの直行便を利用。
関空〜ハノイはダナン線と共に2017年9月に就航したばかりで、かつ最安値でした。
座席指定ありのスタンダードシートで、受託手荷物と食事はなしです。

フライトスケジュール
往路 2017/11/01(水)
KIX 22:15 ─ 00:40 HAN
便「BL621」機体「Airbus A320」座席「16C」所要時間「4:25」

復路 2017/11/04(土)
HAN 01:45 ─ 08:15 KIX
便「BL620」機体「Airbus A320」座席「16C」所要時間「4:30」

フライト料金  合計 22,230円
・大阪(関西)→ ハノイ - 運賃 \6,990
・大阪(関西)→ ハノイ - 料金および諸税 \3,040
  日本 国際線空港施設使用料(SW) \2,730
  旅客保安サービス料(OI) \310
・ハノイ → 大阪(関西) - 運賃 \6,990
・ハノイ → 大阪(関西) - 料金および諸税 \2,910
  保安検査施設使用料(C4) \170
  ベトナム 国際線旅客サービス料(JC) \2,740
・往復スタンダードシート \1,000
・クレジットカード手数料 \1,300


▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

今回の旅行の経費

今回は飛行機+ホテル+現地ツアーというシンプルなもの。
※単位はVND(ベトナムドン) レートは200VND=約1円(千円で200,000.0 VND)
 日本円がはっきりしているものは円で表記。★はカード払い。

■総合計:  51,158円
22,230円 + 11,318円 + 1,680円 + 7,200円 + 1,024円 = 43,452円
450,000 VND + 200.000 VND = 650.000 VND ⇒ 3,412円
18 USD + 20 USD ⇒ 4,294円
43,452円 + 3,412円 + 4,294円 = 51,158円
(1VND=約0.005249円として計算。小数点切り上げ)
(出発前のレートとして、1USD=約113円で計算)
※米ドルは10年前に両替しておいたものを使用したため当時のレートは不明

●航空券運賃(ジェットスター・パシフィック航空)  合計 22,230円★
・大阪(関西)→ ハノイ - 運賃 \6,990
・大阪(関西)→ ハノイ - 料金および諸税 \3,040
  日本 国際線空港施設使用料(SW) \2,730
  旅客保安サービス料(OI) \310
・ハノイ → 大阪(関西) - 運賃 \6,990
・ハノイ → 大阪(関西) - 料金および諸税 \2,910
  保安検査施設使用料(C4) \170
  ベトナム 国際線旅客サービス料(JC) \2,740
・往復スタンダードシート \1,000
・クレジットカード手数料 \1,300

●宿泊費用(11/01〜11/03 2連泊)  合計 11,318円★  18 USD
ホリデイ エメラルド ホテル (Holiday Emerald Hotel)
スーペリア ダブルルーム  朝食付  11,318円
空港〜ホテル送迎  18 USD

●海外旅行保険  1,680円★
海外旅行保険【off!】PAタイプ 1,680円

●ツアー費用  7,200円★
・【ハノイ発・日帰り】世界遺産ハロン湾クルーズ☆高級車送迎プランあり<ホテル往復送迎付/現地ガイド(日本語可)/名物シーフード昼食付> by サザンブリーズ
JPY 7,535−335ポイント利用=7,200円
・ハノイ 水上人形劇鑑賞 チケット事前予約☆1000年に渡って伝わる伝統文化 by サザンブリーズ / 【無料特典申込専用】ハロン湾ツアーセットプラン
上記ハロン湾ツアーに【無料特典!水上人形劇付】がついていたため、セット割キャンペーンで無料。
・【貸切】ノイバイ空港⇔ハノイ市内 送迎サービス<現地語ドライバー>
2,551円(サービスの提供を受けられず、後に全額返金)

●食費  0円
・1日目朝 ホテルの朝食  宿泊費用に含む
・1日目昼 なし
・1日目夜 なし
・2日目朝 ホテルの朝食  宿泊費用に含む
・2日目昼 ハロン湾名物シーフード  ツアー経費に含む
・2日目夜 なし

●交通費  合計 450,000 VND
・タクシー(メリアハノイホテル→ノイバイ国際空港) 450,000 VND

●土産代  合計 200.000 VND  1,024 円
・Trung Nguyen Coffee  200,000 VND
・Trung Nguyen Coffee  200,000 VND★(1,024 円)

●カジノ負け分 20.00 USD

※残りベトナムドン 82.000 VND


▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

今回の旅行メモを公開

今回も、旅行メモを公開します。
旅の準備 > 旅行メモを作成しよう」もご参照ください。

「ベトナムの旅」の旅行メモを見る(.txt)


■ TOPに戻る | ▲ 目次に移動 | ▲ このページの一番上に移動 | ★ 海外旅行記一覧へ(日付順)(エリア別)

旅行記について

   海外旅行記

   国内旅行記

旅の写真

ワールドレポート

旅の準備

旅の裏技

旅のスタイル

旅の喚起

旅のデータ集

日本国内資料集

全世界の資料集

世界の情報集

旅のリンク

その他雑記


● 全ページの一番下で
サイト内検索が可能です