フェリーで行く北部九州周遊バスの旅 1日目 フェリーで九州へ〜大分周遊〜熊本へ


●大阪から往復フェリー、高速バスで北部九州と下関を大周遊!長編旅行記その1。
  大分は山と海の自然に恵まれた、2大温泉地を誇る九州随一の温泉大国だ。


由布院温泉からの由布岳 別府駅の手湯

フェリーで行く北部九州周遊バスの旅 目次

※この旅行記は長文であるため、複数ページに渡って記載しています。

タイトル 旅行日時 都道府県 旅行先・観光したもの 移動
手段
メンバ
備考
フェリーで行く
北部九州周遊バスの旅

(長編)

1日目
2日目
3日目
4日目
2011/09/22
〜09/27
福岡 小倉駅、天神、門司港レトロ 名門大洋
フェリー

SUNQパス
3日券
(九州バス
乗放題)

短距離鉄道
1人旅 長編
世界遺産

3泊4日
6県周遊

費用5万以内
大分 由布院温泉、別府駅、大分駅
熊本 熊本城
長崎 長崎新地中華街、大浦天主堂、グラバー園、
孔子廟、出島、オランダ坂、平和公園、
原爆資料館、浦上天主堂、長崎駅
佐賀 唐津城、唐津駅
山口 下関駅、海峡ゆめタワー

九州周遊の旅へ

久しぶりの連休にどこか行こうか、と、色々と調べてみると、九州のバスが3日間乗り放題になる、
SUNQパスというものがあることを思い出しました。
前から九州の北部には行きたかったし、今ほど旅行に行きやすい連休もない。
ということで、北部九州の周遊バスの旅を、急遽決行することに。

往復は夜行バスを考えていましたが、調査の結果、意外と安く船で行ける事が判明。
船旅は経験済みだし、夜行バスよりは遥かに快適に睡眠がとれるので、
値段もあまり夜行バスと変わらないフェリーで大阪〜九州を往復することを決めました。

周遊というと、四国・山陰周遊ドライブ以来で、しかも一人旅でバス周遊というのも初めて。
しかも準備期間が3日しかないという、準備不足の中での忙しい出発となりました。

今回のルートをざっと説明しますと…。
大阪南港16:50→新門司港 翌05:30
新門司港→小倉→由布院→別府→大分→熊本→長崎→唐津→下関→門司→新門司港
新門司港19:50→大阪南港 翌08:20
これを5泊4日(船中2泊)で回るというルート。
かなり移動しましたが、やってみるとなんとかなるもんです。

正直、バスはどちらかというと苦手でしたが、九州の高速バスは基本的には運転手が親切で助かりました。
バスの運転手って、地域によっては荒っぽいのがいますからね。
次停まりますのボタンを押すと、運転手が口答で「次停まります」と言うのが、どこか新鮮でした。

今回の旅行によって、九州は全て網羅することができました。
もっと言えば、大阪より西は全て足を踏みいれたことになります。
47都道府県訪問まで、大きく近づけることができました。

簡単な旅ではなく、準備も必要で安くはなかったですが、例えば同じ内容で旅行会社のパックツアーなどに
申し込んだ場合は、きっと今回の倍以上の経費が発生していたことと思います。
準備も旅行も大変だった分、今回の旅は楽しく意義のあるものでした。
国内外問わず、これからも充実の旅を目指したいと思っています。

・SUNQパスについて
SUNQパスは、九州島内および山口県下関市周辺の高速バス、および一般路線バスのほぼ全線と一部の船舶が
乗り放題となるフリーパスチケットです。利用できるバス路線数は約2,400路線にものぼり、九州の移動はこれ1枚でOKです。

SUNQパスは「全九州4日間」「全九州3日間」と「北部九州3日間」の3種類あります。
1.「全九州」は九州全7県+下関を回れて、3日間10,000円、4日間14,000円。
2.「北部九州」は下関、福岡、佐賀、長崎、大分、熊本をおトクに回れて、3日間8,000円。

今回利用したのは、「北部九州3日間」の8000円。
詳細は以下のサイトを。

SUNQパス公式サイト


▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

出発 名門大洋フェリーで新門司港へ

まずは名門大洋フェリーの発着場である、大阪南港のフェリーターミナルへ。
以前の宮崎の船旅では、さらに奥に進んだかもめフェリーターミナルでしたが、
今回はニュートラムの駅直結になっている、利便性の高い港です。

入り口入ったところ。


到着の時点でやや時間に余裕がなかったので、急いで手続きをします。
ここで書類を書きます。


こちらがカウンター。
受付と精算をここで済ませます。


階段を上がり、フェリーまで歩きます。


これが結構距離があるんですよね…。


フェリーが見えてきましたが、まだ距離があります。


ようやく地面が見えてきました。


少し進んで後ろを振り返ると、こうなっています。


ここから船に乗り込みます。ちょっとチープな感じがありますね。
手前にいる船員に、チケットをちぎってもらいます。


タラップを上って…。


いよいよ船内へ。


先へ進み、階段を上がっていきます。
  

まず広がっているのはロビー。ここではテレビを見てくつろげます。


その奥には受付と売店があります。


売店の品揃えは少なめですが、一通りのものは置いてあります。


コインロッカーの側にはゲームコーナーも。


しかし機体は一昔前のもので、旅館などにある申し訳程度のコーナーですね。


自動販売機コーナーもあり。


他にも喫煙ルーム、レストラン、大浴場なども完備。まさに海上の旅館です。


客室へ向かいます。


こちらは一番安い部屋、2等寝室。
仕切りがない部屋で大勢で寝るタイプですね。


私の部屋は特2等洋室。
2等洋室の料金で特別2等洋室を利用できるワンランクアップキャンペーンだったので、それを利用しました。
2等洋室と比べ、ベッドがやや広めで、さらにテレビがついています。


しかし1便のこの船は旧式なので、テレビは1部屋に1つでした。
2便の船は新型で、1ベッド1テレビです。


特2等洋室は1部屋にベッドが8つなので、多少広々とした感じはあります。
今回は私以外に、若者が1人いるだけで、2人でこの部屋を使いました。


出航したようですので、甲板に出てみます。


夕陽が綺麗です。出航直後までは日の丸が掲げられています。


この夕陽を見に、多くの人が集まっています。


この船は標準的な客船のようですが、そこそこ大きそうですね。
豪華客船ともなると、この数倍もあるんでしょう。


船員がどうやら、国旗をしまっています。


片道12時間半の旅ということで、到着までまだまだ時間があります。
しばらくぼーっと過ごしていました。

この船は瀬戸内を渡っているということで、当然、本州〜四国を結ぶ3つの橋の真下を通過することになります。
時間的に3つ全てを見ていると睡眠時間がとれないので、最初の1つのみを見ることにしました。
まず最初に見たのは、明石海峡大橋。

夕陽がすごく綺麗でした。


だんだん橋が近づいてきます。じりじり近寄るというのも悪くありません。


橋の向こう側は淡路島です。島に見える観覧車は淡路サービスエリア。
高速道路で淡路島に入るとすぐにある場所で、この観覧車は22時くらいまで稼動しています。
徳島によく行っていた私は、幾度となくこの観覧車の側を通っています。


橋に接近したところで陽が沈んでしまったようで、暗くなってきてしまいました。


タイミングがずれましたが、ほぼ真下からの橋。


橋にライトが灯されはじめたようです、この写真からだと分かりにくいですが…。


その後、側にいた3人組の方々に「この橋は何ですか?」と聞かれ、そこから暫し雑談タイム。
どうやら酔っておられるみたいですが、流れで部屋に招かれて雑談の続きをすることに。
1等室の部屋をはじめて見させていただきましたが、畳とちゃぶ台、TVが置かれてある、まさにグループでの個室という感じでした。
世界60カ国は旅したという旅行好きな方もいて、2,3時間ほど、時間つぶしに付き合っていただきました。

結局、あまり寝れずに新門司港に到着。
5:30到着予定でしたが、既に5:25にはゲートが開いているようでした。
すぐに船を出ます。

新門司港側のターミナルに到着。


すぐさま、迎えの送迎バスに乗り込みました。


眠い目をこすりながら、ようやく到着した九州。
まだ実感がないものの、この日は最も移動が多く過密旅程な日です。
既に長時間の乗船にやや疲労感を感じながらも、壮大な九州周遊の旅が、いよいよはじまるのでした。


▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

1日目 新門司港出発〜小倉駅で待機〜高速基山でまた待機

新門司港から出発したバスは、20分かけてJR門司港駅、また20分かけて小倉駅というルートです。
バスがまず向かったのはJR門司港駅。
門司港レトロがある新門司港駅と違い、門司港駅は周りにあまり何もない、やや寂れた感じの駅でした。

そして終点の小倉に、バスが到着しました。到着時間は6:02。


まだ太陽が昇っていない白い空を眺めながら、駅まで歩いていきます。


バス乗り場は新幹線口に近い、北側にありましたので、当然まず新幹線のりばの前を通ることになります。


小倉は北九州の玄関口。
さすが、新幹線はこんな時間からでも走っていますね。


改札の側のポスター。
なるほど、小倉からですと、近畿地方への観光をリスペクトしているようです。


さらに進むと広場がありました。こんな時間でも人はちらほらいます。


この広場の天井。よいセンスです。


とりあえず高速バス乗り場へ移動することにします。


階段の方からみると、この広場はそこそこ広く見えます。


目指すのはコレットの近くにある、バス発券場です。


小倉駅、こうやってみると大きいですね。


コレット前にあった銅像。


おそらく行き先が同じであろう団体についていき、ようやく見つけたバス発券場でしたが…。

閉まっていました


というか予想外に小さくて驚きました…。
どうやらオープンは7時からということなんですが、私が乗る予定のバスは7:30。
ちょっとギリギリで大丈夫かなと不安を覚えます。
まぁ、バス発券場のオープン待ちをしていたのは、私だけではないようでしたが。

先に進んでいた団体さんは、どうやら通常の路線バスから、天神方面を目指すことにしたようです。
確かに、天神の方がアクセスには優れています。
小倉からのバスを予約してある私は、ただひたすら待つしかありません。

時間潰しにうろうろすることにします。
バス発券場の向かいの道路には、商店街があるようです。


先ほどの陸橋に戻りました。
こんなオブジェを発見。博多は祭りが有名ですからね。


ようやく朝陽が昇ってきたようです。
小倉駅に始発のモノレールが入ってきました。


時刻は6:58。そろそろかと向かってみると、まだ開いてません。
7時オープンなら、せめてその数分前には開けておいてほしいもんですが、結局開いたのは7:01でした。
すかさず入った私は前から3番目。私の後ろには5,6名ほど待ち行列ができました。

予約してある旨を説明して、発券をしてもらいます。
予約はうまくいっているようでしたが、やや手続きに時間がかかっているようです。
ちと不安を覚えながらも、ようやく発券が完了しました。
SUNQパスも購入しましたが、残念ながらここはカードが使えないようです。

とにもかくにも発券完了。そしてSUNQパスも購入!


どうやら私の発券に最も時間がかかっていたらしく、私の手続きが終了した時点で、他の客は既にいませんでした。
これがオープンしたバス乗車発券場。
  

ここが高速バス乗り場。朝早いので人もまばらです。


ようやく来たバスに乗り込みますが、なんと座席が一番前でした。
しかも、乗ってくる人に必ずご対面する、この位置です…。


まぁとりあえず乗り継ぎがあるので、辛抱してそのまま走ること1時間半ほど。
10分遅れで、乗り継ぎ場所である基山パーキングエリアに到着。


この基山パーキングエリアは、九州自動車道で最も通行台数が多い区間である筑紫野IC ─ 鳥栖JCT間に
位置しており、同自動車道のPAの中では最も規模が大きいところです。
開通当初は他のPA同様に駐車場が少ない小規模であったものの、後に改築され、
2006年11月17日には九州自動車道では初のコンビニエンスストアが設置されたそうです。

高速バス網が張り巡らされている九州において、このパーキングエリアはかなり利便性が高い上、
滞在するにも非常に快適で、施設も充実しています。
正直、予想以上に立派な施設だったので、意外でありました。

場所は佐賀県の隅の方らしく、パーキングエリア内に福岡県と佐賀県の県境がありました。


トイレの手洗い場も、タイルが洒落ていました。
  

建物の方へ進んでいくと、まずカフェが見えてきます。


その隣にあるのがローソン。
これが九州初のパーキング上にあるコンビニなんでしょう。


さらに先へ進むと、なんと屋外にミニエスカレーターが設置されていました。


エスカレーターを上がった先、建物の手前のエリアにも店が並び、これだけの賑わいが。


建物内は土産屋、フードコートが入っていました。
品揃えも豊富で、建物も新しく綺麗でした。


土産エリアに入ってみて驚くのが、スタッフの多さ。
熱心に商品を勧めていましたが、スタッフが多すぎる印象もありました。
休日なので、増やしているんでしょうか。


フードコートも充実しています。
利用客も多いので、これだけあれば十分ですね。


そして、少し休めるようなソファーも置かれています。
本当に、ここは大した施設ですね。


外に出ると、こういった看板が置かれていました。


佐賀県は便利な鳥栖JCTがあり、単に通り過ぎる県などと呼ばれていますから、集客には力を入れたいところですね。
ただ、周辺を見所が多い県に囲まれているので、止むを得ない流れなのかもしれません。
九州随一の都市・福岡に、九州随一の観光都市・長崎では、勝ち目がありません。


バスの予定時刻まで一通り基山パーキングエリアを堪能していたのですが、
いざバス停に向かってみると、どうやら渋滞によって遅れが発生している模様。
9:56出発予定が、結局10:32出発になってしまいました。
普段は電車の旅で慣れているため、遅れが多いバスの旅では、なかなか計画がままならないものだと、改めて実感しました。


▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

1日目 由布院到着

バスに乗り、次に目指すのは由布院温泉。
バス出発が遅れたため、到着も1時間ほど遅れ、到着したのが12:02でした。
大阪を出発してから、最初の目的地である由布院まで19時間半ほどかかった計算になります。
ようやく、ここから本格的な九州観光がはじまるわけです。

到着したバス停は、駅のすぐ近くでした。
まずは歩いて、由布院駅へ。

すごいレトロな感じです。
由布院駅ならではの、品位、デザインにこだわった建物だそうです。


駅の中に入ってみると、なんと自動改札機がありません。
すぐ目の前がホームになっていました。珍しい造りですね。


この窓口が改札ということのようですね。
景観に配慮しているんでしょうか。


この駅ならではの特徴の1つで、待合室がアートギャラリーを兼ねています。
1ヶ月ごとに展示物が変わるのだそうです。
待合室の側の窓口は観光案内所です。
  

そして、駅に到着して、すぐ目の前を進んでいくと、この景色が広がるわけです。


この風景こそ由布院温泉のハイライトとして、よく目にする光景です。
快晴であったため、シンボルの由布岳がよく見えました。


観光客が多い由布院では、駅から金鱗湖まで、観光客が歩くルートというのがあります。
他の観光客についていけば迷うことはないんですが、そこばかりに人が集中しているため、
道を1本外れるだけで急に人通りがなくなったりします。

駅からまっすぐ歩き、その定番の観光ルートを進んでいきます。


途中にある鳥居。目印の1つになります。


今通っているここは、由布見通りと呼ばれるところ。


橋を渡ります。


1本、道にそれてしまったようで、見事に人通りが途絶えています。
由布岳が見える方に進んでいるだけでは、逸れてしまうようですね。


あわてて引き返し、観光客の流れを見つけてついていきます。
こんな路地のような道も通るんですね。


進んでいくと、だんだん人が増えてきました。
由布岳も見えて、店も観光地にありそうなものになってきます。


このあたりから、温泉街っぽい感じが。


人通りも多く賑やかです。この日は祝日で快晴なので、絶好の観光日和です。


金賞コロッケなるものも。私は食べませんでしたが。


由布院やすらぎ湯の坪横丁なるものを発見。
  

この一角には、洒落た店が並んでいました。


このベンチで記念撮影をしている人が多かったです。
ここからは由布岳も見えますしね。


ここは、足を浸けて、魚に角質を取ってもらう施設のようですね。


湯の坪横丁を後にして、先へ進みます。
観光客が目指していた目的地は、金鱗湖(きんりんこ)と呼ばれる湖なのです。


しかし残念ながら私は時間切れのため、湖を見ることができませんでした。
何せ滞在時間が1時間ほどしかなく、駅からのここまで片道20分はかかる道のり。
到着が遅れたためとはいえ、もうちょっと余裕を持たせるべきだったかもしれません。


写真を撮る間もなく、早足でバス停まで引き返しました。


ここのバス乗り場は、ゆったりと待てるスペースがありました。


10分ほど後、到着した別府行きのバスに乗り込みます。時刻は13:07。
このバスに乗ったのは、私を含めて2人だけでしたが、途中で何名か乗客を拾っていました。


由布院の滞在時間は結局1時間くらいでしたが、まぁ温泉地でゆっくりという旅でもなかったので、
由布院がどういうものか見れただけで十分でしょうか。
せめて金鱗湖くらいは一目見たかったですが、過密旅程ではやむなしかもしれません。

由布院は温泉地としては女性の人気が高く、全国の温泉地ランキングでも上位につけています。
確かに観光客が多く、店の人も観光客慣れしていて、気に入る人は多そうでしたね。

由布院から別府までは1時間ほどの距離ですが、途中、山道を走っていきます。
大分の2大温泉の間には、自然豊かな山々が連なっているんですね。
  

バスは由布院と別府の間にある「セントレジャー城島高原」に立ち寄った後、一路別府へ。


▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

1日目 別府到着

別府駅に到着。観光地化を進めた由布院と比べ、こちらは都市という感じがします。
駅前にはよくわからない像と、手湯がありました。


手湯というのは、その名の通り、手をつける湯ということのようです。
足湯があるなら、まぁ確かに手湯というのがあってもおかしくありませんね。
  

別府についたはいいものの、どうやら由布院と違い、見所が広域に分散しているようです。
そもそも温泉地というのは駆け足で巡るものではなく、宿泊を含めてゆったりと過ごすものですから、
今回のように過密な日程で観光するには、無理があったのかもしれませんね。
とりあえず今回、別府という場所に来れたことに、まずは満足した気がします。

ここまで到着が遅れたものの、出発の予定時間はあえて遅らせずに旅程をすすめることにしました。
短い滞在時間となりますが、できる限り別府駅を見て回ることにします。

駅自体は普通の駅ですが、観光案内所やショッピングが充実していました。


スタッフが数名常駐している観光案内所。
とりあえず観光マップだけもらいました。


どうやら韓国人、中国人の観光客もちらほらいるようです。
九州というのは特に韓国からすれば日本の玄関口と言えるほど距離が近く、歴史的な繋がりも強い方ですからね。
ここもそうでしたが、観光地には韓国語、中国語表記もあったように思います。

もちろんこの別府の観光案内所にも、外国語表記のパンフレットが常備されていました。


ただ九州の人の方言が、どちらかというと韓国語、中国語に発音が近い気がして、
その人が日本人なのかどうか、一言二言では判別しにくい、という状況が旅行中には多々ありました。
そう思っているのは私だけでしょうかね(笑)?

駅前には土産コーナーも充実しています。さすが別府ですね。


昼食を食べていなかったので、こちらのお店で「とり天」を買うことにしました。
売店のお姉さんが熱心に商品を説明してくれました。
うっかり商品を倒してしまって、テンパっていたのが可愛かった。


駅に併設してあるこちらの施設に、どうやら土産屋が多いようです。


「二束三文」という名のショップを発見。なんじゃそら。


到着したバスに乗り込み、大分を目指します。出発したのは14:24でした。


バス車内で撮影した、先ほど買った「とり天」。
食べるのは大分に着いてからにします。


途中、別府と大分の間には、この界隈では有名な施設があります。
大分マリーンパレス水族館、通称「うみたまご」です。


しかも実は、この「うみたまご」の隣に、サルで有名な「高崎山自然動物園」もあるのです。
温泉ではありませんが、これらは大分の見所の1つと言えるでしょう。
また違う機会で、訪れることができればと思います。

大分のバスの運転手は皆親切なんですが、バスが完全に止まる前にドアを開けるので、ちょっと危なく見えました。
せっかちって訳ではないんでしょうが、これも親切心なんでしょうかね?


▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

1日目 大分到着〜熊本へ

いくつかの停留所を経由して、終点の大分駅に到着。
別府から大分まではそれほど距離が離れていませんが、意外と時間がかかった気がします。
  

とりあえずイスを見つけて、別府駅で買った「とり天」を食べることにしました。
「とり天」というのは、大分のグルメの1つ。つまり「鶏の天ぷら」ということですね。
今回買ったこれには、醤油なのか?専用の出汁なのか? 調味料がついていました。
お味はなかなかのものでしたよ。
  

さて、腹ごしらえもしたところで、改めて大分駅を歩いてみます。
まずここが、「とり天」を食べていた場所。
コインロッカーがある一角ですが、駅で座れるイスがある場所はここしかありませんでした。


こちらが改札。思ったよりは小さいですね。
  

しかし改札前の広場はやや広めです。


改札の隣には、小さめですが商業エリアが伸びています。


改札の前の広場にあったポスター。
双葉山 生誕百年ということのようです。郷土の偉人ですね。


売店では、やはり大分土産が並んでいました。


大分といえば「かぼす」が有名です。何せ「かぼす」の生産も消費も日本一ですからね。


こちらにも「からあげ」が売られていました。別府で買った「とり天」より50円安かった…。


やはり「とり」は大分の名物ですね。とり関連の店は多く見かける気がします。
  

高速バスの発着場は駅ではなく、「大分トキハ前」のようです。
土地勘がないため、観光案内所で地図をもらい、行き方を教えてもらいました。


駅の前には大友宗麟公の像が建っていました。
  

駅から歩き、商店街の方へ。


信号を渡って商店街へ入ります。


熊本や長崎ほど人は多くありませんが、活気は感じられる場所でした。
若者もそこそこファッショナブルな気がします。


所々に休憩できる場所があったりと、人が少ないなら少ないなりの工夫が施されている気がしました。
迷惑行為防止条例のアナウンスもされています。大分も頑張っているんですね。


道路を渡るのに地下通路もあるようで、ここも壁にイラストが描かれていたりと、工夫があります。
  

アーケードを抜けてトキハに向かう途中。国会議員の方が演説していました。
そういえばこの人、別府駅でも見かけたなぁ…。


ここがトキハ前の高速バス停留所。やはり地域によって、バス停留所も様々ですね。
こちらのバス停はスピーカーが取り付けられていて、バス到着時にアナウンスもされるようでした。
  

16:04のバスに乗って、いざ出発。
(写真のバスは乗車した号ではありません)


大分から熊本へは3時間半の長旅です。
今日は本当に移動が多く、過密旅程でした。
まぁ4日間で九州周遊するためにはどうしても無理する日が出てしまうので、それを1日目に持ってきた結果なんですけどね。

次の目的地、熊本に到着すれば、ようやくゆっくり休むことができそうです。


▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

1日目 熊本到着〜馬刺しを食…せず

今回のバスは停留所が少なめではありましたが、やや渋滞があったようで、到着は予定よりも遅れそうでした。
(竹田温泉 花水木という停留所もありました)

途中立ち寄った阿蘇駅。時間があれば阿蘇も見たかったんですけどね…。


バスから見た渋滞中の道路。あたりはすっかり真っ暗。


阿蘇くまもと空港にもバスは立ち寄りました。意外と立派な空港のようです。
どこであれ空港に着くとテンションが上がるのは、旅行好きの証でしょうか。


ようやく熊本交通センターに到着したのは、予定より40分近く遅れて、20:03でした。
辺りが暗くなってきましたが、地図とコンパスを頼りに、ホテルへ向かいます。

途中、熊本城がライトアップされていました。
  

西銀座通りを通り、地図を確かめながら進んでいきます。


ようやく宿に到着。1日目の宿は「エクストールイン熊本銀座通」。
思ったよりも繁華街のすぐ近くにありました。
価格が安い、無料朝食付、努力意欲が高いと、今回泊まった中で最も優れた宿でした。


部屋は狭めですが、1人で寝るなら十分な広さです。部屋番号は1116。
荷物をかなり広げてしまっていますが…。


ベッドはこんな感じ。まぁまぁ広いです。


奥の窓は、カーテンと戸の2重構造になっていました。


風呂とトイレは標準的。風呂はこのレベルにしては狭くはないです。


荷物を広げて整理し、身支度を整え、しばし休憩。
さて、いよいよ本日のメイン、熊本名物の馬刺しを頂きに、夜の街を散策することに。

しかし、事前に調べておいたお店はすぐ見つかったのはよいものの、
混雑しているようで、1時間半待ちと言われ、やむなく入店を諦めることにしました。

この「感」というお店は1人用メニューもあり、良さそうな店だったんですがね…。


その後、2件目の馬刺し店「菅乃屋」も、いっぱいだと言われてしまいました。

どうしようかと考えながら、商店街をぶらぶら歩きます。


到着直後から思っていたのですが、この熊本の「下通り」は、夜になると歓楽街っぷりが半端ないですね。
どこを見渡してもホストが店の前で客引きをしているような店舗ばかりです。
客引き自体はしつこいものではありませんでしたし、店自体もかなりあるので、
おそらく相応の需要があるということなのでしょう。

道を歩いていると、前方にホステスさんのご一行が普通に歩いていたりします。


人が集まり、金が集まり、欲望が渦巻けば、こういった歓楽街が次第に形成されていくのは、
自然な流れではあると思いますが、これほどの規模があるというのには正直驚きました。
予期せず、熊本の意外な夜の一面を垣間見ることになってしまいました。

まぁこういう顔があるのが悪いことだとは言いませんが、気になることがあるとすれば、
ただでさえ道が狭い上に自転車の無理な駐車によって、すれ違うのにも苦労するほどの道に、
休日の夜ともなると、酒が入っているのか、やたらテンションの高い人が道で騒ぎ出し、
度々道をふさいで足止めを食らうことでしょうかね。

治安に関しても同様かもしれませんが、歓楽街自体を取り締まるのが難しいにしても、
自転車の整備にしろ、道の確保にしろ、まだまだ取り組むべきことがあるように思います。

ただ、それだけ活気があるということでもありますし、意外と若者が多いようにも感じます。
道を歩く人のファッションも、流行的でファッショナブルであるように感じました。
この活気を、良い方向に結び付けられればよいのですけどね。

馬刺しを食べる予定ではありましたが、この旅行時期によく問題視されていた生肉の食中毒問題もありますし、
土地勘のない私が適当な店に入ろうものなら、実はホステスさんが入り込んでいたり、なんて危険もあります。
となると、そこそこ名の通った有名店でないと馬刺しを頂くにはリスキーかと思ったのですが、
残念ながら今日の人の多さでは、軒並み待たされる可能性が高そうです。

仕方なく、明日の昼に頂こうと思っていた熊本ラーメンを先に食そうかと、熊本交通センターの方まで足を伸ばしました。


ここは熊本内での高速バスの拠点となっているようで、地下には商業エリアが広がっています。


夜なので人もまばらな中、地下に入ってみると、なんとどこもシャッターが降りていました。
どこも営業時間が終了してしまっているようです。
この時間は下通り、上通りを歩くのが、地元の暗黙のルールってことなんでしょうか。
せっかくここまで歩いたのに、くたびれもうけになってしまいました。

結局この日は夕食を諦め、翌日の無料朝食バイキングを多めに頂くことにし、早々に就寝することにしました。
本日は移動が多くハードな旅程でしたが、明日からやっと、余裕を持って観光を楽しめそうです。


  ⇒次の頁『北部九州周遊の旅(2/4)』へ進む


■ TOPに戻る | ▲ 目次に移動 | ▲ このページの一番上に移動 | ★ 国内旅行記一覧へ(日付順)(都道府県順)

旅行記について

   海外旅行記

   国内旅行記

旅の写真

ワールドレポート

旅の準備

旅の裏技

旅のスタイル

旅の喚起

旅のデータ集

日本国内資料集

全世界の資料集

世界の情報集

旅のリンク

その他雑記


● 全ページの一番下で
サイト内検索が可能です