草津・軽井沢の旅


●江戸時代の温泉番付では東大関に格付けされた名泉、草津温泉に浸かり、
  首都圏の避暑地、軽井沢では、作られた田舎で都会を感じる。


草津温泉の湯畑 軽井沢

草津・軽井沢の旅 目次

タイトル 旅行日時 都道府県 旅行先・観光したもの 移動
手段
メンバ
備考
草津・軽井沢の旅 2010/08/08
〜08/11
群馬 草津温泉、湯畑、草津熱帯圏 青春18切符
+高速バス
2人
長野 軽井沢

1日目 草津温泉・草津熱帯圏

草津・軽井沢とひっかけて旅行をしてきました。

最初は草津温泉に行ってみたいと計画していたんですが、地図を見ていますと、どうやら草津と軽井沢が
かなり近い位置にあるということが分かり、直通のバスが出ているという事も分かったため、
ちょいと無理やりかもしれませんが、2箇所を引っ掛けて行って来ました。

まずは例によって横浜の兄の家に青春18切符で向かい、1泊。
翌朝、新宿まで向かい、草津温泉行きのバスに乗車。
新宿から3時間くらいかかったでしょうか、草津へ到着しました。

草津は標高が高いこともあり、冬には雪が積もることも多いらしく、夏真っ盛りの8月だととても過ごしやすかったです。

到着したのは昼を過ぎた頃。
予約していた宿に電話を入れると、バスターミナルまで車で送迎をしてもらえました。
宿の主人は親切な方です。

今回泊まった宿はこちら。「ペンション霊泉平右」。


全国で3番目に古いペンションだそうです。
ペンションなのですが、お風呂を貸切にできるようになっています。
草津温泉は日本有数の温泉量を誇り、各宿に十分温泉がひけるほどなのです。

風呂は夕方にするとして、草津散策に出かけました。

歩いていると湯川という一級河川がありました。


なんと温泉が混じっている川のようです。
これも豊富な湯量がある草津ならではなんでしょう。
  

標識に「温泉街・東京」と書かれています。
東京って温泉の街だったのか。
この書き方だとそう誤解しそうになります。


標識にはやたら「東京」の文字。
首都圏に行くにはこの方向っていうことなんでしょうが、それでも東京と軽井沢と湯畑を一緒くたにすると違和感があります。


閉園間近でしたが、まだ時間があったので「草津熱帯園」に入ってみました。


ここは昆虫展示と熱帯ドームがメインで、ビューティーフィッシュなんてのもあります。


足や手を入れると、魚が古い角質を食べてくれるというものです。
マレーシアなんかでもありますね。


早速やってみました、つつかれるとくすぐったく、なんとなく食べられているのがわかります。
しかし後で指がさかむけみたいになってしまいました、体にいいんだか悪いんだか。

閉園時間が迫っているので、先に進むことに。
ドームへの出入り口の側にいる、モルモットが可愛く迎えてくれます。
なかなか人懐っこいやつです。


通路の横にも小動物のゲージが置かれています。


この大型ゲージの中にはカブトムシなどがいます。


壁には昆虫の標本。


壁に埋められた水槽には、タガメなどの昆虫も。


こちらはクモなど。


外に出て進むと猿山がありました。


側にはラマ。猿がうるさくてストレスにならないのかな?


ここがメインの熱帯ドーム。
熱帯に住む動植物が沢山います。
ドームをぐるっと見て回れるようなルート構造になっていました。


亀が日光浴。


カピバラに餌をやることもできるようですが、気分屋なのか、なかなか来てくれませんでした。


ここからは熱帯の鳥達のエリア。


猿に触ることができました。


何かと動物達と触れ合えるようになっています。
ストレスにはならないんでしょうかね?

入り口に戻ってきました。


ファーブル昆虫記が置かれています。


ペンションに戻ってきました。
ここが浴室。2つあって、空いているときに貸切にすることができます。
  

風呂自体はそれほど広くありません。
  

草津温泉を貸切できるのはいいんですが、少し誤算が。
温泉がすごい高温で、じっと浸かっているのが困難でした。
一応、ホースから流れてくる冷水を使って冷ましながら入ることはできますが、それでもほとんど半身浴が精一杯でした。

しかしシチュエーションは悪くありませんね。


この宿の夕食は、美味しい上に量がとても多いと評判です。
完食しましたが、しばらくは動けないくらい腹が膨れました。


ベッドはこんな感じ。
壁も薄いですが、泊まれればよし、と思っているならこれで。


夜、湯畑に行きました。
湯畑の近くは小粋な宿が並びます。


これが湯畑。この周辺が草津のメインエリアです。
膨大な湯量があり、温度が高いのでそれを冷ます役割があるそうです。
  

側にはお土産屋も沢山。


温泉まんじゅうで有名なちちやさんも、支店がこちらにあります。


草津名物の湯もみと踊りが行われる小屋。
残念ながらこの時は、閉まっていて見ることはできませんでしたが、
中ではどうやら落語が行われていたようで、色々と多目的に活用されているようです。


セブンイレブンも景観に気を配った構造をしています。


夜の湯畑というのも、なかなか味があるものです。


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2日目 軽井沢へ

翌朝、ペンションで朝食。このパンも絶品でした。


朝食後、また湯畑に向かってみました。
湯畑は1日中観光客がいます。
  

一通りぐるっと見て回り、バス停へ。
途中の坂にある本家ちちや。
温泉まんじゅうのちちやさんの本店です。
ここでお土産用のまんじゅうを買いました。


この辺りも土産屋が沢山です。


バス停に到着。
草津発着のバスは多くがここに集まっています。
バスに乗り込み、軽井沢へ。
バスから、ちちやさん3店舗目も発見。


走ること1時間、軽井沢に到着。


軽井沢はなんといいますか、作られた田舎ですね。(郊外の方はその限りではないと思いますが)
バスからの景色は確かに田舎っぽいんですが、その割には(おそらく別荘や宿だと思われる)小奇麗な小屋のような建物が多いですし、
田舎にしては道が整備されすぎています。

そしてここに観光として来る人は、おそらく関東地方の人が大半。
軽井沢は長野県にあるのですが、ここははっきり言って長野県ではなく、関東の一部だという雰囲気です。

人工的に作られた田舎という言い方自体も語弊があるかもしれませんが、何か違和感のようなものを覚えました。
あくまで避暑地ですからこれはこれでいいんですが、その地方が歴史と共に育んできた風情のようなものが、この街のこの一角にはないんですよね…。

この町の存在を否定する気はありませんし、軽井沢が嫌いというわけでもありません。
しかしながらここに来て「田舎っていいな〜」なんていうセリフをもし言う人がいれば、
それは少し感覚がズレているのではないかと、疑問を呈さずにはいられませんね。
まぁそういう人はいないでしょうけどね。

軽井沢駅前の通り。
既に観光客でいっぱいです。


小奇麗で上品な店が沢山。
まさにショッピング天国です。


芝生の広場もあります。


軽井沢駅に立ち寄ってみました。
ここは新幹線しか発着しないという特殊な駅です。
首都圏の避暑地という地位を確立しているからこそ、できることでしょう。


駅をくぐり、レンタサイクルで自転車を借りました。
銀座通りへ向かいます。
目的地に近づくにつれ、人で溢れかえってきます。
銀座通りはもう、すごい人でした。


旧軽井沢森ノ美術館に立ち寄りました。
ここはユニークな「騙し絵」、いわゆるトリックアートを展示しています。
なんかいろんなものがありました。


さて、通りへ戻ります。
駅から離れている割りに、ここも人が多いです。
この周辺で蜂蜜が採れるらしく、蜂蜜の店もそこそこありました。


本当にいろんな店があります。
もうここは関東の一部ですね。

バスに乗り込み新宿へ。
これにて今回の旅は終了。


草津は温泉地としての地位はゆるぎなく、これからもきっと取り残されることはないでしょう。
湯の量が多いのでどこの宿でも温泉に入れるのはよいのですが、温度が高いので浸かり続けることが難しいのが大変でした。
標高が高く寒い地域なので、涼しい夏に行けてよかったと思います。

軽井沢は本当に、関東の1つのレジャースポットを長野に移してきたような場所ですね。
軽井沢1箇所を訪れただけでは、長野県を体験したことには全くならないと感じました。
訪れる人も関東の人ばかりで、文字通り関東の一地域以外の何物でもありませんでした。

関西に住んでいると漠然としたイメージしか沸かないこの2箇所を実際に訪れることができ、
これらがどういう場所なのかを体験することができました。
正直「すごく楽しかった」わけではありませんでしたが、得られ、感じられた旅をまた1つ、達成できたと思います。


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今回の旅行の経費

総合計は19,000円ほどだったと思います。

青春18切符を2回使って大阪⇔横浜を往復しました。1回あたり2,300円なので4,600円。
宿泊代が1人7,500円+入湯税150円で7,650円。
バス代が新宿→草津で2,000円、草津→軽井沢で1,000円、軽井沢→東京で2,300円。合計5,300円。
さらに土産代や、横浜⇔東京の往復交通費などがいくらか。


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