伊勢神宮と赤福本店


●三重が誇る、江戸時代からの人気観光地、伊勢神宮。
  どれだけ年月が経とうとも、その賑わいと人々の信仰が絶えることはない。


伊勢神宮 おかげ横丁

伊勢神宮と赤福本店 目次

タイトル 旅行日時 都道府県 旅行先・観光したもの 移動
手段
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備考
伊勢神宮と赤福本店 2013/05/12 三重 伊勢神宮、おかげ横丁、赤福本店 家族 ドライブ

江戸時代からの人気観光地、伊勢神宮

伊勢神宮は三重県を代表する一大観光地です。

そしてあまり知られていないのですが、戦国時代が終わり、平穏の世になった江戸時代、
にわかに旅行ブームが起こるようになり、その最たる旅行先が伊勢神宮でした。
まだ交通も徒歩が当たり前だった時代、農民から武士まで(果ては犬までとも)、一生に一度はお伊勢参りに行くことが
人々の目標であり、日本中の人がこの地を目指したといいます。

また「お蔭参り」(おかげまいり)という言葉まであり、これは江戸時代に起こった伊勢神宮への集団参詣のことで、
数百万人規模のものが、60年周期(「おかげ年」と言う)に3回起こったといわれています。
(お伊勢参り または抜け参りともいう)

お蔭参りの最大の特徴として、奉公人などが主人に無断で、または子供が親に無断で参詣したことにあります。
(これがお蔭参りが抜け参りとも呼ばれるゆえん)。
大金を持たなくても信心の旅ということで沿道の施しをうけることができた時期もありました。
当時、庶民の移動、特に農民の移動には厳しい制限があったものの、
伊勢神宮参詣に関してはほとんどが許される風潮だったらしいです。

伊勢神宮はそれだけ、誰もが旅行しやすい場所だったということなんですね。
江戸からは片道15日間、大阪からでも5日間、名古屋からでも3日間、東北からも、九州からも参宮者は歩いて参拝し、
岩手の釜石からは100日掛かったと言われるほどですが、それでも本当に多くの人がここを訪れた歴史があります。

さらに、庶民の移動には厳しい制限があったといっても、伊勢神宮参詣の名目で通行手形さえ発行してもらえば、実質的には
どの道を通ってどこへ旅をしてもあまり問題はなく、参詣をすませた後には京や大坂などの見物を楽しむ者も多かったそうです。
(Wikipedia参考)

三重県というと、近畿中部より遠方地域に住んでいる方にとっては、場所もあいまいという県らしいですが、
観光地には江戸時代から誰もが行きたがる旅行先の伊勢神宮あり、松阪牛をはじめとするグルメありと、
その地域ブランド力は決して隅に置かれることはありません。

関西・中部に住む人にとっても、日帰りドライブができる距離ですし、
ドライブするだけの価値があるスポットも多い場所です。
まだ訪れたことがない方は、是非一度来てみてください。


● 赤福について

赤福というと、和菓子屋赤福の赤福餅のことで、少なくとも近畿では知らぬ人がいないほどの有名和菓子です。
いわゆるあんころ餅の一種で、餅に包まった甘い餡子が美味しく、ファンも多い商品です。
時代は古く、1707年が赤福の創業年とされています。デパートなどにも必ず置かれているメジャー商品です。

そしてその赤福の本店が、三重県伊勢市にあり、伊勢神宮を参拝する道のちょうど途中にあるため、
伊勢神宮とワンセットで訪れる人が多くいます。

こちらも合わせて是非、足を運んでいただきたいですね。


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伊勢へ〜おかげ横丁

車でドライブがてら、伊勢神宮へ。
大阪からなら、片道だいたい3時間くらいで行くことができます。
私は小さいころに2度行ったことがあるので、今回で3度目となります。

今日突然行くことになったので、お昼前からの出発となりました。
事前に行く予定であれば、朝から出たんですけどね。

高速に乗り、途中立ち寄ったのは、伊賀サービスエリア。
  

サービスエリアとしては中規模でしょうか。
  

お食事処もあります。


忍者の町、伊賀のお土産も売られていました。
  

休憩室もあります、ここで持参したおにぎりを昼食に食べました。


この日は綿が飛んでいました。


高速道路を出て、伊勢神宮へ。


伊勢神宮に最も近い駐車場へ行こうとしたのですが、混雑している上に満車でした。
  

引き換えし、少し離れた駐車場へ。


こちらは空車がありました。
  

車を停めて、交番の横を通り抜けて
  

交差点へ行くと看板がありました。


渡って少し進むと、賑やかそうな通りが。


こちらが「おかげ横丁」のようですね。


今日はすごく人が多いですね。


観光客に加え、法被を着た参拝者の集団もいました。
  

久しぶりに来てみると、内宮おかげ参道という地下道ができていました。方向が違うので引き返します。


改めて、おかげ横丁へ。


法被さんたちとともに進んでいきます。


掛け声とともに練り歩いていますね。


先頭の方を追い抜くころには、もうおかげ横丁に入っていました。


こちらが、おかげ横丁。


凛々しく歩いてこられました。


少し進んだところにあるのが赤福本店。このあたりから賑わう通りです。


ここから内宮に向かう道は、さらにすごい人でした。


今も昔も賑わいがあるのは、いいことですね。


ファミリーマートもありましたが、工事中のようでした。


赤福本店も含めて、この通りは帰りにゆったり見ることにします。


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伊勢神宮散策

通りを抜けると、鳥居が見えてきました。


鳥居を潜って、橋を渡ります。
  

通行料が多いので、右側通行が守られていますね。


江戸の時代から、この橋はあったんでしょうかね。


橋を渡ってさらに進みます。


広い敷地です。


ずいぶん中に入ってきた気がします。
  

やっと手水舎がありました。


さすが、大人数でも使えるように数が多いですね。


順路から脇にそれると


小川が流れていました。


夏は涼しくていい感じですね。
  

順路に戻ります。


鳥居を潜ると


御札授与所がありました、立派ですね。
  

さらに進むと、森林浴によさそうな木々が広がっていました。


こちらは工事中なんでしょうか。


そして一番奥のこちらが


参拝者が目指す天照大御神への階段。


ここに一気に人が集中しますね。


内部は写真撮影禁止でした、ぎりぎりここまででしょうか。
  

ここまで歩いてきて、肝心の内部が立ち入り禁止のようでした。
神聖な場所ですので仕方がないかもしれませんが、やや物足りませんね。


帰りは来た道をそのまま戻ります。
  

分岐になっているところへ行ってみました。


何やら木に人が集まっています。


耳を当てると何かが聞こえるそうなんですが、何も聞こえませんでしたね。


人の油でツヤツヤになっていました。


これは倉庫でしょうか。比較的新しい感じはします。


石階段を下りて


荒祭宮がありました、ここも人が並んでいます。


元の道へ合流。
  

御札授与所へ戻ってきました。


本当にここは賑わっていますね。
  

帰り道へ。
  

こちらはフラッシュ撮影が禁止されていました。


ここのお手洗いは予想以上に綺麗。


道なりに進むと休憩室がありました。人数が多すぎて座れませんでしたが。
  

行きも帰りも人の流れについていけば迷うことはありません。


帰りも鳥居を潜って橋を渡ります。


橋自体もなかなか見事なものですね。


橋からの景色も見ごたえがあります。
  

川を見ているだけでも涼しげな気分になります。


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おかげ横丁散策

行きと比べてかなり人も空いてきたようですね。


今ならおかげ横丁もゆっくり見れそうです。


それでもそこそこいますね。


本店以外にも、赤福を売るお店は沢山あります。
  

松阪牛の串焼きやコロッケを売る店も。かなり高いですが…。


この横丁は、江戸時代にもこうやって人の行き来が盛んだったんでしょうね。


三重は美味しいものが多いですから、ぶらっと立ち寄るだけでも楽しそうです。


さて、いよいよ赤福本店に入ります。混雑はだいぶマシになりました。
  

お土産用と、ここで食べるのとでカウンターが分かれていて、支配人っぽい人が案内してくれます。


食券は1盆(3個)で、お茶もサービスでついてきます。


食券を買ったら、建物の奥の座敷へ。空いてる場所に座ります。


しばらくすると赤福をまとめて持ってきてくれますので、食券と引き換えです。お茶は無料。


こちらが赤福。できたてを直にいただけるのは本店ならではの贅沢!
  

座敷には植物も植えられていて


前には川が流れています。


歩いて散策できるようになっています。
  

赤福だけでなく周辺の建物には、この時期になるとツバメが子育てをするようです。何羽か見かけました。


本店の前にも赤福があって、こちらでは「赤福水」という、抹茶赤福かき氷が売られているようです。


駐車場へ帰ります。このあたりになると人も少なくなりました。


かつての時代を彷彿とさせるような建物が多くて、散策も楽しいです。

伊勢ということで真珠の店もあります。


郵便局もこんな感じ。


ポストも景観に合わせたものを設置しているそうです。
  

ここのから揚げも美味しいらしいです。


今回は久しぶりの伊勢でしたが、前からまた行きたいと思っていたので、今回はいい機会でした。


近代においては、集客力のある人気観光地は沢山できましたが、
それでもここだけは変わらず、昔からの賑わいを絶やさずにいてほしいですね。


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