東京散策と日光東照宮


●毎年恒例のお台場合衆国と、首都圏から最も近い世界遺産・日光東照宮。
  都心の散策を堪能したら、宇都宮と日光を楽しみ、鬼怒川温泉に浸かる。


日光東照宮 東京スカイツリー

東京散策と日光東照宮 目次

タイトル 旅行日時 都道府県 旅行先・観光したもの 移動
手段
メンバ
備考
東京散策と日光東照宮 2012/07/14
〜07/16
東京 お台場合衆国、東京スカイツリー、
浅草寺、神田明神、桜田門、脱出ゲーム
ドライブ
+夜行バス
友人
3名と
お台場合衆国
関東ドライブ
世界遺産
栃木 宇都宮餃子、日光東照宮、日光山輪王寺、
日光二荒山神社、鬼怒川温泉

1日目 出発〜お台場合衆国へ

今回も関東に転勤した友人を訪ねに、関東旅行を実施。
私の友人がお台場合衆国に行きたがっていたので、ドライブを含めてスケジュールを組みました。

関東方面へは、毎度おなじみの夜行バスを利用。
大阪〜東京間は最も夜行バスの路線が豊富なので助かりますね。

7:34。東京駅の八重洲口近くに到着。東京に来るのはもう何回目でしょうか。


近くにあった「なか卯」で朝食。ミニうどんを食べました。
  

駅の方へ向かいます。


東京駅のホームにあったこの自動販売機は、カメラで客を認識し、オススメ商品を提示する最新式のもの。


ゆりかもめに乗換え、早速お台場を目指します。


到着したのは8:45。駅を出ると、さっそくインフォメーションが。


しかしどうやらまだオープンしていないらしく、時間まで待つことに。
例年ならこの時間でももう少し人が多いんですが、今年は少なめです。今日が開園日なんですがね。


待つこと30分ほど。ようやくカウンターが開きました。
代表者が列に並び、同行者は横にそれるように指示がありました。
確かにそのほうがスムーズに行きそうですね。


ワンピースのスタンプラリーがありました。


チケットをゲットし、さっそくステージに行ってみると、アナウンサーが司会をしていました。
この時間になると、人もかなり増えてきたように思います。


みちのく食堂。東北関連の食品が売られています。


一番絞り フローズン(生)。ビールのフローズンなんてあるんですね。


室内にもいろいろありそうです。


サザエさん。


番組グッズが豊富なのも、お台場合衆国の特徴ですね。


さて、フジテレビの建物の球体を目指します。


友人と合流し、エレベーターへ。


今年の球体内部は、海猿のブースになっていました。


湾岸警察署のセットも。
  

球体から出ます。
チキンラーメン食堂。
  

他にも、まだ行っていないところを散策。
レアルマドリードのユニフォームはまだ飾られていました。


サザエさんのミニチュアも健在。


磯野家計図も。


ピカルの定理のパネル。


笑っていいとも!


トリビアの泉。


へぇボタンもあります。これを押すと、上部の数字がカウントされていきます。
  

昼食は社員食堂で食べることにします。


渡されたものを首から下げて入ります。


食堂へはエレベータで向かうのですが、そこそこ混雑していました。
通路にはポスターが貼られ、テレビ局の内部という感じです。

並ぶこと30分ほど、ようやく食堂に到達。メニューは3種類とドリンクしかありませんでした。


食堂は開放感のあるつくりでした。


無料で出された冷たいラーメン。


こちらは私が注文した「ふわふわ卵のオムライス」。


半熟卵のロコモコ。


まぁまぁ美味しかったです。
食堂を後にし、エレベーターで1Fへ。

ドラゴンクエストのグッズショップがありました。


ドラクエは永遠の名作ですね。


ショップの前のイスでは、DS片手にプレイしている人が大勢いました。


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1日目 お台場合衆国サンサンアイランド

次は屋外に向かいます。シュッとした金のオブジェの先へ。


炎天下なので体力の消耗がきついです。


時計塔っぽいです。


ウンダム。
  

ワンピースのブース。こちらはやっぱり人気ありますね。


やはりルフィは特に人気。


ブースの中。あまり涼しくはないですが。


しらほし姫は滑り台になっていました。


マーメイドカフェではモデルさんが記念写真に応じてくれます。


お次は「めちゃイケSA」


内部は「ガリタ食堂」になっていました。


ガリタ食堂の看板。


たしか高カロリーのメニューが厳選されているんですよね。
  

こういう一風変わった食堂は、毎年の恒例ですね。


あぶりベーコンを食べてみました。確かに太りそうです。


注文した人には、無料でサラダが配られていました。


めちゃイケのブースは他にもあるようですね。


やべっち寿司は混んでいました。
  

岡村キャッチャー。


ボタンを押すと人形が踊ります。


隣はCanonのブース。


14時ちょうどになると、ウンダムから白い霧が発生。


すぽるとのブースは、スポーツ体験ができる施設になっていました。パネルだけ撮影。


ちょっと時間が空いたので、建物の方へ移動。
ビルの前にはガンダムが建っていました。


近くで見ると聳えているようです。ファンは嬉しいでしょうね。
  

その近くには、各国の料理の屋台が並ぶ場所になっていました。


順番待ちをしていたSUBARUのブースへ。


走行中でも自動でブレーキが作動するシステムらしく、試乗ができるというもの。


その後はステージへ。


15:35よりAIのライブが開始されました。
こちらの音楽ライブもお台場合衆国の見所の1つのようですね。
AIは特に時間が長いらしく、この日も予定を延長して1時間半ほど熱唱していました。
ライブはよかったのですが、暑かったのが難儀でしたね…。

帰りに、ダイバーシティ東京へ立ち寄りました。比較的新しい建物のようです。


軽く見て周り、ワンピースのスタンプラリーを完成させて会場へ戻りました。
景品はワンピースオリジナルシールのようです。

そろそろ時間なので、お台場合衆国を後にしました。


色んなブースがありましたが、テレビを普段あまり見ない私にはピンときませんでした。
しかしテレビ好きならば、きっと楽しめる場所だと思いますね。
今年は例年よりも人が少なく、それほど大きな目玉というものがないように感じましたが、そういうもんなんでしょうかね。

友人の家に泊めさせてもらうため、このまま埼玉へ移動。

風呂に入り、夕食を食べるため、浦和駅へ移動。


北海道という店でした。
  

どれも美味しくいただけました。さすがに本場の味には及びませんが。
  

また北海道へ行きたいもんですね。
  

デザート美味しかった。


本日は、しっぽりとお台場を歩き回りました。
明日は、栃木をドライブしていきます。


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2日目 宇都宮でギョーザ

翌朝、出発したのは9:20。
埼玉から車を飛ばし、まず向かうのは宇都宮。

高速道路走行中、埼玉スタジアム2002が見えました。


途中、多少渋滞に巻き込まれたものの、なんとか宇都宮へ到着。
このあたりは北関東ですから、もう関東の空気ではないですね。


まずはギョーザを食べに向かいます。


駐車場に車を停めます。


やってきたのは、宇都宮餃子の定番中の定番とされる「みんみん」の本店。


しかしまだ開店しておらず、行列は止まったまま。
並んでいると、夫人警察官と思しき人が、クリアファイルを片手に、他の店舗を案内していました。
どうやら、この本店だと1時間は並ぶけど、少し先にあるデパートの地下一階なら空いているよ、
とのことらしく、メンバー全員で話し合った結果、本店は諦めてそちらへ行くことに。
できれば本店で食べたい気持ちはありましたが、時間もおしていますからね…。

本店の前にある駐車場。ほぼこの店専用という感じでしょうか。
  

店の前を通り過ぎて、つきあたりを左へ。


どうやら、このあたりが宇都宮の繁華街ということでしょうか。


宇都宮の二荒山神社。こんなところにあったんですね。
  

日光にも同名の神社があります。


このドンキホーテの建物の


地下一階が飲食エリアになっているようです。


なるほど、確かに餃子の店がありましたが、この赤の店ではなく


少し奥にある黄色の店が目的地。


2店舗あるので、初見はややこしいですね。


黄色の店に入ります。壁には餃子マップが。


ここは人気の5店舗が入っていて、それぞれの店で買うことができるようです。


席は共有で、注文すると持ってきてもらえるようですね。


色々な店の味を試せるのがよいですね。
  

注文を済ませ、待っている間に少し散策。
席の奥の方には、餃子に関する展示物が並んでいました。
  

席に戻ると餃子が到着していました。こちらは「みんみん」さんの餃子。
メニューは揚げ餃子、焼き餃子、水餃子の3つ。


こちらは「幸楽」さんの餃子。


やはり宇都宮の名物だけあって、なかなかのお味でした。
メニューが餃子とライスしかないというのも、特徴でしょうか。

ここはなかなか賑わっていますね。よい施設だと思います。


帰り際も、入った時以上に混んでいました。


土産コーナーも餃子づくしです。


年間支出金額のランキング。宇都宮はほぼ1位でしたが、最近浜松に抜かれたんですよね。


この結果を受けて、宇都宮はかなり危機感を覚えているらしく、日本一を奪還するために尽力しているそうです。
来年はまた1位に返り咲くかもしれませんね。


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2日目 宇都宮駅散策

ここから宇都宮駅まで歩くことにします。


餃子の町だけあって、歩いていても餃子店を目にします。


何やらどこかの祭りなのか、神輿や馬が行進していました。


徒歩10分と聞いていたんですが、それ以上に歩いている気がします…。


橋がありました。駅までもうすぐです。


やっと駅に到着。


階段を登ると、何やら像が。


餃子像を探していたんですが、まさかこれではないですよね…。


森山鉄司先生の像。


駅の看板を参考に探したところ、どうやら階段の下にあるようです。


ありました。これが餃子像。
何か餃子を食べ過ぎた人間が餃子と化したような、奇妙な像です。


なるほど。餃子の皮に包まれたビーナスがモチーフなんですね。


隣にあるガマの像。どこかの寄贈みたいですが、餃子とは関係ないでしょうか?


駅へと入っていきます。


こちらが宇都宮駅。東京まで線が延びているためか、そこそこ構内は広いですね。
  

足元にある案内。


お土産屋を覗いてみます。


やはり餃子関連の店は多いですね。飲食店もありました。


そして「レモン牛乳」も、栃木名物の1つ。


一通り見たので、観光案内所へ。
  

こちらで大谷寺、日光のパンフレットを入手し、バスで二荒山神社への行き方を聞きました。
1、6、7番のバスで行けるようですね。
運賃を聞く際、つい「なんぼですか?」と大阪弁が出てしまい、「え?」と聞き返されてしまいました。
改めて「おいくらですか?」と聞くと、「150円です」と返してくれました。
関西から離れると、方言には気をつけないといけませんね。

徒歩10分以上の道程を炎天下の中戻るのは大変なので、帰りはバスを使いました。


バスは普通です。


二荒山神社前で降りて、徒歩で駐車場へ。
「みんみん」の本店の前を通ると、やはりまだ混雑していました。


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2日目 日光へ

さて次は、予定の大谷寺をカットして、日光に向かうことにします。


日光道は意外と空いていました。


スムーズに日光に到着。しかしここからが渋滞していました。


さすが日光だけあって、渋滞を想定した看板が見受けられます。


観光客も多そうですね。


こちらは観光案内所。この渋滞では立ち寄れません。
  

日光の観光バスも走っていました。


目的地に近づくにつれ、観光客の数が目に見えて増えてきました。


車で、神橋のあたりまで来ました。


この橋も世界遺産の一部なのです。
  

駐車場を探して、車で石畳を進んで行きます。
  

やっと空いている駐車場が見つかりました。しかも日光山輪王寺の駐車場なので、場所は抜群です。


まずは日光東照宮へ向かうことにします。


こちらは日光山輪王寺の三仏堂の工事中の様子を見学できるというもの。今回は素通りです。
  

輪王寺の前に出ると、坂になっていました。


道すがらにも建物が。これは護摩堂。


そのまま進んでいきます。


この時点でスカイツリーよりも高い位置にいるんですね。


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2日目 日光東照宮

そしてこれが、日光東照宮の入り口。


予想してましたが、すごい人です。とりあえず入ります。


こちらが「一ノ鳥居」。巫女さんが掃除していました。


日光東照宮を訪れる際、表門を通る前にまず通るのがこの石鳥居(一ノ鳥居)。
高さ9メートル、柱の太さ3.6メートル、柱の間隔が6.8メートルともいわれる見事な石の鳥居です。

ご鎮座翌年の元和4年(1618)、九州筑前(福岡県)藩主黒田長政公によって奉納されたものだそうです。
石材はまず九州から船で小山まで運ばれ、その後陸路人力でこの日光まで運ばれたとのこと。

中に入って行きます。


まず入り口の左にあるのは、五重塔。


五重塔は重要文化財であり、慶安3年(1648)に若狭の国(福井県)小浜藩主酒井忠勝公によって奉納されたそうです。
文化12年に火災にあいますが、その後文政元年(1818)に、同藩主の酒井忠進公によって再建されたそうです。

参観券はこちらで売っていますが、どうやら共通券はこちらではないようです。その割にすごい人。


こちらで共通券を売っているのですが、人がほとんどいません。この差はなんだ…。
先客は外人で、受付の人は流暢な英語で対応していました。


ともあれ券を購入。さっそく中へ入ります。
こちらが表門。重要文化財です。
左右に仁王像が安置されているところから仁王門とも呼ばれるそうです。


表門から入ってすぐのところ。
上神庫、中神庫、下神庫の3つの総称として「三神庫」といいます。


見落とされがちですが、春秋渡御祭「百物揃千人武者行列」で使用される馬具や装束類が収められているといいます。
  

上神庫の妻にある「想像の象」。


この象は、耳の付き方や尻尾の形が実際とは異なっています。
狩野探幽(かのうたんゆう)という人物が、実物を知らずに想像で彫刻の下絵を描いたことから、「想像の象」と呼ばれています。

東照宮の敷地はそれほど広くないんですが、人の多さで移動が大変です。


そして少し進んだ先にある、人だかりができているこれが「神厩舎」


かの有名な「見ざる 言わざる 聞かざる」の三猿が、この建物に存在します。


これがそうですね。


猿の一生を表現したものらしく、三猿はその中の1つとして登場。


三猿は世界的にも"Three wise monkeys"として知られ、
「見ざる、聞かざる、言わざる」という叡智の3つの秘密を示しているとされます。
実は「見ざる、聞かざる、言わざる」によく似た表現は古来より世界各地にあり、同様の像も古くから存在するようです。
3匹の猿というモチーフ自体は古代エジプトにも見られるもので、
シルクロードを経由して中国から伝わったものだという見解があるほど。

日本には8世紀ごろ、漢語の「不見、不聞、不言」を訳した天台宗の教えとして伝わったものだという説があります。
以下は世界の例です。
・『論語』の一節に「非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言、非礼勿動」
 (礼にあらざれば視るなかれ、礼にあらざれば聴くなかれ、礼にあらざれば言うなかれ、礼にあらざればおこなうなかれ)とある。
・中国では今日でも妊娠中の女性は、胎教の観点から「目は悪色を視ず、耳は淫声を聴かず、口は敖言を出さず」という戒めを受ける。
・朝鮮半島においても、結婚前の女性は「見ても見ぬふり、聞いても聞こえないふりをして、言いたくても言うな」と教育される。

ご利益がありそうなアイテムが販売されていました。


これも影が薄いんですが、絵馬もかけられる場所があります。


こちらはどの神社にもある「御水舎」なんですが、さすが日光東照宮、「御水舎」も豪華です。


これほど立派な御水舎はなかなかありませんね。


こちらにも石鳥居。混雑がなければ入り口からここまで、歩いて1分かからないんですけどね。


鳥居をくぐってすぐ左。これも影が薄いんですが「経蔵」といいまして、国指定重要文化財の1つ。
御水舎の横にある建物で、寛永12年(1635)に建てられた建物。


閉まっていて内部はわかりませんが、情報によると内部には八角形の回転式の書架があるそうです。
桁行3間、梁間3間、宝形造り、銅瓦葺き、裳階付きで、
朱色と金が基調で組物と彫刻が極彩色で彩られた建物、ということみたいですね。

そして石階段を上がると。


これが日光東照宮の顔と言うべき「陽明門」。日光東照宮のシンボルともいえる門。
日光東照宮が紹介される際は、たいていこの門の写真が使われるほど。


職人の技が結集した豪華絢爛な門であり、よく見ると細かいところに様々な彫刻があります。
30種近くの霊獣、彫刻は508にものぼり、1日中眺めていても飽きないということから
「日暮門(ひぐらしのもん)」と呼ばれるほど。

人が多くて撮影が大変です。


門の左右も煌びやかですね。


細かい装飾が無数にあります。世界遺産に選ばれるだけありますね。
  

左右には像が。
  

そしてあまり知られていないようですが、この門には「魔除けの逆柱」があります。
逆柱(さかばしら)とは日本の木造建築における俗信の一つで、
木材を建物の柱にする際に、木が本来生えていた方向と上下逆にして柱を立てることを言います。

これは「建物は完成と同時に崩壊が始まる」という伝承を逆手にとり、わざと柱を未完成の状態に
することで災いをさけるという、言わば魔除けのために逆柱にしたとされているものです。
探したんですが、結局どの柱かは分かりませんでした…。

門を抜けて左にある神輿舎。
神輿が入っている建物で、寛永12年(1635年)に建てられ、桁行3間、梁間3間、入母屋、銅瓦葺きの建物。
反対側にある神楽殿と対になっているのだそうです。
  
豪華絢爛で、内部には千人行列で渡御する家康(中央)、秀吉(左)、頼朝(右)を祭った神輿が安置されています。
天井には狩野派が描いた天人舞楽が描かれており、神輿がない状態で真下で手を叩くと、こちらも鳴き竜現象が起こるのだそうです。

正面には「唐門」。国宝です。
全体が胡粉(ごふん)で白く塗られていて、「許由と巣父(きょゆうとそうほ)」や
「舜帝朝見の儀(しゅんていちょうけんのぎ)」などの細かい彫刻がほどこされているのが特徴。
  

こちらの塀は「透塀(すきべい)」と呼ばれています。


唐門から左右に延びて本社を囲んでいる塀で、瑞垣(みずがき)とも呼ばれています。
全長は160メートルほど。両下造りになっていて、石垣の上に石造の土台を据えて、柱は角柱で黒漆塗。

本殿を取り囲む透塀は何度も塗り替えられているらしく、地震などの影響もあり、その都度補正しているみたいです。

人が多くて、写真撮影も一苦労ですね。


こちらから奥が坂下門。共通券の場合、別途料金が520円発生します。


こちらは奥宮まで続く石畳の手前、「眠り猫」がある門。
伝説の名工・左甚五郎(ひだりじんごろう)作。


かつて、この奥が初代将軍・徳川家康が眠る奥宮に続いていた為、普段は閉められており、
将軍参詣の折しか開く事がなかった事から、「開かずの門」とも呼ばれていたようです。
今は観光客が一杯ですから、「開かずの門」どころか「開きっぱなしの門」になってます。
眠り猫の写真は撮ったんですが、ブレていたのでカット…。

そして裏側には、楽しそうに飛ぶ2羽の雀の彫刻があるのです。
平和な世の中を願って、このように彫られたのだとか。


坂下門を潜って、石階段へ。
  

門自体は立派ですね。
  

しかしここからが大変でした。何せご覧の行列。


関東ではごく一般的な光景なんですが、関西人の我々には、正直耐えられない光景です。
石階段の奥には「奥社」という、徳川家康の墓があるのですが、それを見るために立ち止まって行列をなしているんですよね。
人が多いので並ぶのは仕方がないと理解はしているのですが、関東人のように並ぶことに見栄を見出すことは到底できません。

入場料を払った後なんですが、時間もおしてきたことですし、やむなく途中で引き返すことにしました。
場所自体は本当に素晴らしいんですけどね、人さえ少なければ…。


次は「御本社」。
本殿・石の間・拝殿からなる、東照宮の最も重要なところだといわれています。


例祭をはじめ、年中の祭典が斎行される場所でもあります。
拝殿左右には、「将軍着座の間」・「法親王着座の間」があります。
内部は写真撮影禁止でしたが、確かに煌びやかで見事な建物でありました。

陽明門のところまで引き返してきました。
こちらは陽明門の近くにある豪華な「鐘桜」。


陽明門に向って右側が鐘楼、左側が鼓楼とよばれ、とても豪華な鐘桜で、
全体的に黒と金を基調にして、高欄を朱色、組物、彫刻を極彩色で彩った華麗な造りになっています。

鐘楼と鼓楼は一見同じ様に見えますが、鐘楼の方が78体の彫刻に対し、
鼓楼には38体しかなく、鐘楼の方が格式が高いと判断されるみたいです。

そしてその奥にあるのが「鼓桜・本地堂」。


靴を脱いで入ります。内部は写真撮影禁止。


本地堂の天井は、34枚の檜板に龍の絵が筆で描かれていて、この龍の頭の下で拍子木を
大きく叩くと、「キィーン」と甲高い声が聞こえ、まるで龍の鳴き声のように聞こえるというもの。
まぁ、人が多いのでここも入るのを諦めましたが…。

入り口に戻ることにします。それにしてもすごい人です。
紅葉の時期は、これの数倍、人が来るんでしょうけどね。


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2日目 日光山輪王寺〜日光二荒山神社

日光東照宮はさすが世界遺産に選ばれるだけあって、見事な佇まいでした。
次は、日光山輪王寺、日光二荒山神社へ向かうことにします。

東照宮の前は坂道になっているので、これがまた魅力を引き立てるんですよね。
  

東照宮から日光二荒山神社へ向かうこの道も、神秘的な感じがします。


二荒山神社に到着。


ここも世界遺産に登録されている、見事な神社です。


正式名称は「二荒山神社」なんですが、宇都宮市にも「二荒山神社」があるため、
鎮座地を冠して「日光二荒山神社」と呼ばれています。

日光の3つの山の神(大己貴命、田心姫命、味耜高彦根命)を総称して二荒山大神と称し、主祭神としています。
3つの山とは、男体山(二荒山)、女峯山、太郎山の三山。

日光東照宮とのセット観光でよく知られた神社です。
国の史跡であり、重要文化財も数多くあります。

人は東照宮と比べて少なめです。


門をくぐって正面にある拝殿。世界遺産です。
  

こちらは夫婦杉。夫婦円満を祈祷できます。


前を歩いていると、新婚と見られるカップルに、写真撮影を頼まれました。

こちらは御朱印。


東照宮ほどではなくとも、見所は多そうですね。


共通券で、内部に入れました。


良縁を祈願できるようです。私にこそ必要なものですね…。


奥に入る予定でしたが、別料金が発生するとのことで、次に向かうことにしました。

日光山輪王寺の大猷院へ。


こちらは立派な門があることで知られています。


まず最初にあるのは「仁王門」。
日光山輪王寺にある、重要文化財・世界遺産に指定されている門の1つ。


左右には「金剛力士像」が祀られています。
  

ここの御水舎も見事なもんですね。


次は「二天門」なんですが、残念ながら工事中でした。


重要文化財・世界遺産に指定されている門の1つで、
桜門下層正面左右に、持国天、広目天の二天が安置されているので「二天門」と呼ばれています。
  

背面には風神・雷神も配置されています。


さらに階段を登ると、展望所がありました。
  

紅葉の時期は綺麗なんでしょうね。


さらに先へ。


これが「夜叉門」。
日光山輪王寺を代表する門であり、日光東照宮にも負けていないくらい煌びやかで、豪華絢爛な門です。


先祖である家康公の廟所(つまり日光東照宮)をしのいではならないという家光公の遺命によって、
彩色や彫刻は、控え目に造られたものの、十分派手です。
むしろそれが重厚で落ち着いた雰囲気を醸し出しているようにも見えます。


燈籠も豪華ですね。


門をくぐります。


本殿。国宝であり、世界遺産にも指定されている建物です。


外観は金・黒、赤の彩色をくまなく施されており、その豪華さは江戸芸術の極みといわれています。
別名「金閣殿」の呼び名があるほど。


内部は写真撮影禁止でしたが、日光東照宮の本殿と似ているようでした。

この本殿の最奥部には、「家光公座像」「御位牌」「釈迦如来」が奉安されているといいます。
普段は非公開です。

本殿を見たら、横の通路へ。


門を潜ると


「皇嘉門」がありました。国指定重要文化財に指定されています。
この門の奥にあるのは徳川将軍3代目「徳川家光」を祭る聖域「奥院」になっています。


看板の文字が擦り切れて読めません。


一通り見たところで、輪王寺の大猷院を後にします。
もう閉院時間が近いためか、門を閉めるようです。


これから入る人が走っているのが見えました。
これが本当の駆け込み寺でしょうか。

門は閉まりましたが、横のドアから出入りはできるようです。


さて、そろそろ帰ることにします。


建物のみならず、その道中も素晴らしいですね。


大猷院でない方の、日光山輪王寺へ戻ってきました。


逍遥園もありましたが、今回は素通り。


日光の社寺は確かに見事で、世界遺産に選ばれるだけの価値があるものでした。
せめて人がもう少し少なければよかったのですが、早朝を狙うしかないでしょうかね。


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2日目 鬼怒川温泉

日光から鬼怒川温泉を目指します。

このあたりはすっかり田園地帯ですね。


日光猿軍団や日光江戸村の看板を通り過ぎ、着いたのは「湯處すず風」。
  

ロビーの下駄箱が100円ではなく、50円というのが不思議でした。


温泉自体は少し小さめですが、景色を眺めながら入れ、ゆったりとできました。


ここのいいところは、休憩室が畳みになっているところ。
風呂上りに寝そべる事ができます。
  

温泉も入ったところで、本日の旅程は終了。


日光猿軍団の看板を見ながら帰ります。


途中、またも高速が渋滞していたため、下道を走ることに。
栃木県の小山市あたりで休憩がてら夕食です。
  

期間限定の鉄鍋チャーハンと中華そばのセット(577円)を食べました。


鉄鍋は結構本格的です。
  

つけ麺もあります。


腹ごしらえを済ませ、時間がかかりながらも、なんとか埼玉まで戻って来れました。
友人にホテルまで送ってもらい、本日の宿へ。

本日の宿は赤羽プラザホテル。


部屋は狭いですが、寝るだけなので問題はありません。
  

服を着替えて、軽く荷物の整理をして、この日はすぐ寝ました。
さすがに疲れがたまっているせいか、寝つきは早かったですね。


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3日目 東京スカイツリーへ

翌朝。起きたのは6:30。
手早く身支度を済ませ、7:05にはチェックアウト。
荷物は夜まで預かってもらいました。


プラザホテルは小さめですが、立地は抜群でした。


最寄の赤羽駅まで、徒歩1分ほど。


駅で「東京フリーきっぷ」(大人1580円)を購入。
これは都内のJR、地下鉄、メトロ、市バスなどが1日乗り放題になる便利なもの。


一路、東京スカイツリーを目指します。
「東京フリーきっぷ」では「とうきょうスカイツリー駅」まで行けないので、目指すのは「押上駅」。


乗り換えること2回、押上駅に到着。


看板の通りに進んでいくと、ありました。


聳え立つ東京スカイツリー。


このあたりは東京ソラマチという商業施設になっています。


いよいよスカイツリー内部へ。
  

どうやらこちらは団体客用のデスクの用で、個人客は奥に進むようです。
  

奥にたどり着くと、すごい人でした。


外まで続いていましたが、とりあえず並ぶしかありません。


ようやく中へ入れたと思っても、中もすごい人。


カウンターのフロアには、モニタが連なっていました。


周辺の街並みを映し出しているようです。
  

黄金の千手観音。なんのこっちゃ。


ようやくチケットカウンターまで到着しました。
係員の人は1時間待ちくらいかと言っていましたが、実際はここまで1時間半は待ったと思います。
  

チケット当日券は大人2000円。さらに上の展望室へは別途料金がかかるようです。


チケットの写真は、人によってバリエーションが異なるようですね。


奥のゲートで軽く手荷物検査。


順番にゲートをくぐります。


エレベーターは3つあり、分かれて乗ります。それぞれ内装が異なるようですね。


到着。やっぱりすごい人です。
  

人を避けて歩くのが大変です。


しかしやはり、景色は見事なもんです。
  

これほど広々した場所に、高い建物が立ち並ぶ場所は、世界でもそうありません。
関東平野が広大で平らであることが、よく分かりますね。
  

スカイツリーの影が見えました。


紹介パネルでは、24時間の映像も流れていました。夜はこうなるそうです。


展望室にはカフェもあります。
  

トイレの前の柱が浮世絵になっています。
  

この上の階に行くにはさらに1時間以上並ばなくてはならないので、今回はパス。


下の階へ移動。


ショップに入るにも20分待ちです。


足元がガラス張りの場所。東京タワーにもありましたね。
  

一通りの散策を終えて、下へ降ります。


このエレベーターの装飾は、黄金の鳥でしょうか。


タワーの下の土産屋も、レジが30分待ち。


誘導するスタッフも大変ですね。


帰り際、通路の窓越しに見てみると、我々が並んでいたところがすごい人になっていました。


スカイツリーの隣にあるショッピングモールを散策。駅へ戻りました。


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3日目 浅草寺〜神田明神〜桜田門

次に訪れたのは浅草。
とりあえず昼食は松屋。


浅草寺はこれで2回目くらいでしょうか。
  

雷門。ここはいつでも観光客だらけです。


炎天下の中、奥まで散策。


浅草寺。


一応、拝殿まで行きます。


線香の煙を浴びるとご利益があるんですが、熱い…。


日本に寺社仏閣は多けれど、ここまで人が集まる寺院は数えるくらいしかないでしょう。


外人も多いですね。


天井には絵画が。


祀ってあるのも黄金です。


日差しがきついので、とりあえず駅に向かいます。


次に訪れたのは御茶ノ水駅。
駅から歩いてまず入ったのは、湯島聖堂。


正直ここは、ついでに寄ったという感じですけどね。
  

少し迷いましたが、たどり着いたのは神田明神。


こちらも東京を代表する神社の1つ。
  

由緒ある神社。


変わった形の像です。


参拝者休憩所があるのはありがたいです。内部は冷房が効いていました。


お参り後、暑いのですぐに引き返しました。
  

電車を細かく乗り継いでどんどん行きます。


お次は桜田門。皇居外苑ですね。


こちらが桜田門。桜田門外の変で有名。
  

高麗門とも呼ばれるようです。


もう1つ門を潜ります。こちらも立派。


門を抜けると皇居外苑。都会の中にある緑豊かな広い公園です。
  

ランニングスポットとして有名ですが、最近ランナーの数が多すぎて問題になっているとか。


もっと散策してもよかったのですが、予想以上の炎天下なので、これ以上はきつそうです。
引き返し、駅と反対側へ。


ちょっと木が被っていますが、ここからは国会議事堂が見えるのです。


内部の見学も可能なのですが、見たところで日本の政治が良くなるわけでなし。
暑いので引き返します。


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3日目 原宿散策〜脱出ゲーム〜都庁展望台〜帰路へ

次に訪れたのは原宿。
駅から外に出てみると、原発反対のデモ行進中でした。


原宿を散策するのは今回が初めてでしたが、やはり若者の街だけありますね。


付き合いで訪れているので、私はただ友人の後をついていくだけです。


今回は、なかなか規模が大きそうなデモ隊ですね。


世界と比べると、日本の国民は自己主張が乏しく大人しすぎる印象があるので、
私はデモをすることは悪いことだとは思っていません。
しかしどうもデモの掛け声などを聞いていると、あくまで関東本位の主張をしている気がします。

この時期は関西電力の電気が不足しており、大飯原発が再稼動していました。
それに大して「電気は足りてる」と主張しているんですよね。
関東では確かに、東日本大震災の時に止まっていた火力発電所が復興しましたから、
今年の夏からは電力が確保できたんですが、関西や他地域はそうはいかない。
特に大飯原発は関西の問題であり、関西人の我々から見れば、関東で行っているデモなのに
無理に付け加えたような、あまり説得力のない発言が混じっているようにもとれます。

東京は日本の中心ですが、だからといってなんでも東京の目線だけで日本全体を測ろうとする
考え方を私は好まないので、正直、もう少しセリフを考えて欲しいなとは思います。
(そういう考え方を持たないために、私は日本中を見て回っているわけですからね)

参加している人たち、陽動している人たちは、本当にどこまで分かっているんだろうか?
と感じたのは事実ですね。
まぁ、あくまで市民の声として、然るべきところにそれが届けばいいんでしょうけれど。

街を歩いていると、謎の集団「アノニマス」の仮面を被った1人に後ろから少しぶつかられ、「すみません」といわれました。
無言のイメージだったんですが、しゃべるんですね。

それはそれとして、原宿を散策していますと、偶然ニコニコ本社を発見。
原宿にあることすら知らなかったんですが、こんなところにあったのか…。
  

表参道ヒルズを散策。こんな場所があるんですね。
  

さて、原宿に来た第一目的は、「リアル脱出ゲーム」なるイベントに参加するためです。
参加型イベントで、実際に脱出を試みようというもの。
私も具体的にどういう内容なのかよく分からず、友人やネットの評判が良いということだけしか知りませんでした。


前売りチケットは大阪で事前に入手しておきました。
時間になると建物の中に案内されます。


このイベントはネタバレが非推奨であるため、写真撮影もできず、具体的な解説も難しいですが、
今回参加したイベントは、6人が1チームとなり、提示される様々なヒントを元に推理し、
制限時間内に謎を解いていくというもので、なかなか盛り上がりました。

我々2人は初挑戦でしたが、残りの4人のメンバーは何度も挑戦経験のある人たちで、彼らのおかげで無事、脱出に成功しました!
毎回、脱出成功の確率は低めで、今回は優秀なメンバーに恵まれ、ラッキーだったといえるでしょう。
(今回の脱出成功は十数チーム中、3チーム)
ちなみに脱出成功しても景品などはありませんが、達成感やスリリングさはかなりのものですよ。

今回、共に参加した皆さんに感謝したいと思います。
この場を借りてお礼申し上げます。

イベント終了後、あたりはすっかり真っ暗に。
銭湯に入って汗を流します。残念ながら石けんがありませんでしたが…。


夕食は、近くにあったラーメン店。
博多ラーメンの店でしたが、本場ほどではないかな…?
  

夕食を済ませ、一旦赤羽のホテルに戻って荷物を受け取り、新宿へ。


駅が工事中で分かりにくい中、徒歩で都庁へ向かうことにしました。


迷いながらも展望室への道順を発見。どうやら地下から入るみたいです。


都庁の展望台は一般市民に無料公開されていて、しかも23時くらいまで開いています。
夜景を楽しむのにうってつけです。


展望室は土産屋が2つあり、外国人も多くいました。
  

スカイツリーほど高い位置ではないですが、東京の夜景もなかなかですね。


このあと私は熱中症でダウン。頭が痛くて30分ほど休憩を余儀なくされました。

頭痛を気にしながら、なんとか地下鉄の都庁前から新宿駅へ移動。
夜行バス乗り場に到着。
30分以上前に到着していたんですが、ちょっと乗り遅れてしまいました。


関東は人が多いので、なるべく人の顔を映さないように写真撮影をするのが大変でした。
関東からもう少し地方へ人が流れてくれれば、関東の人口集中も地域の過疎化も歯止めがかかりそうなんですけどね。

今回の旅行は、旅程を少し短縮することになりましたが、前から行きたいと思っていた場所に行くことができました。
お台場合衆国から栃木ドライブ、東京周遊と、また1つ関東を楽しめたと思います。
最後は少し無理をしてしまったかもしれませんので、今後は体調を管理しつつ旅程を組まないといけませんね。

今後も何度か、関東方面へは訪れる機会がありそうで、楽しみです。


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