パスポートの取得と知識
パスポートについてのあれこれです。
パスポートの取得と知識 目次
パスポートとは
パスポートは海外旅行に行く際に必ず必要となるもので、海外においては唯一の身分証明書です。
「命の次に大事なもの」と言われる最重要品ですので、肌身離さず持ち歩くなど、管理を徹底しましょう。
パスポートは旅券（りょけん）とも呼ばれ、政府ないしそれに相当する公的機関が交付し、
国外に渡航する者に、国籍及びその他身分に関する事項に証明を与え、
外国官憲に保護を依頼する公文書、となっています。
パスポートの取得
初海外旅行の第一歩、それがパスポートの取得です。
主に日本国内でパスポートを取得する方法は次の通りですが、外務省や各自治体の情報も参考にして下さい。
受付窓口も日本各地にあります。最寄りの自治体のサイトを調べてみてください。
● 必要なもの
・一般旅券発給申請書 1通
パスポート申請窓口で入手。５年用、１０年用があるが、２０歳未満の方は５年のみ。
・戸籍謄本（または戸籍抄本） 1通
申請日前6カ月以内に作成されたもの。
・住民票の写し1通
住民基本台帳ネットワークシステムで確認可能な方については、原則不要。
申請日前6カ月以内に作成されたもの。
・写真 1葉
国外で申請する場合は2葉必要な場合も。パスポートサイズの写真が必要。
・申請者本人に間違いないことを確認できる書類
運転免許証など。これについては外務省・自治体サイトを要確認。
パスポートの管理
パスポートにはカバーをつけましょう。パスポートを取得したらこちらも同時に用意したいところです。
パスポートは肌身離さずが基本ですから、自分に合う貴重品入れを探しましょう。
首からかけるものや、下着の上に腰から巻くものなど、いろいろな種類があります。
サイズの調整も含めて、納得いく物を旅行前に準備しましょう。
旅先でパスポートを預かってもらう事もありますが、信頼できるツアーであれば大丈夫でしょう。
ただ海外のホテルのセキュリティに頼んでも、特にイタリアなどでは抜き取られるケースがあります。
信用できなさそうならどこかに預けることはせず、いかなる時でも肌身離さず持ちましょう。
サブバッグに入れておいても、それが盗まれると終わりです。
お金も同様ですが、必要な時以外はパスポートを取り出さないほうがよいでしょう。
パスポートの雑学
・一部政府関係者や皇族などは、一般とは違うパスポートが交付される。
・パスポートは国によって表紙や中身が違う。
・その時の国際情勢により、たとえばある国に入国した記録がある場合、
その国と敵対関係にある国の入国が難しくなるケースもある。
イスラエルとイスラム諸国の対立がよく知られている。
・「パスポート自由度ランキング」というのが毎年発表されており、ノービザ（査証免除待遇）での入国が
可能な国の数を点数化（ビザ規制指数）して順位を決定し、その国の国際地位が分かるという。
国家の発展が遅れており、民主的でなく、武力衝突やテロの発生する危険が高い国ほどビザは免除されにくいといわれる。
北欧をはじめ欧米の優良国はランク上位である事が多い。日本も上位。
・日本国発行のパスポートは、裏社会では１冊１００万円程度で売買されるとも言われます。
日本人はビザなしで多くの国を訪問でき、どこの国の入国審査もわりとスムーズに
通過できるといわれており、密入国もしやすいのだそう。
東南アジアなどで日本人が旅行資金を稼ぐため、自身のパスポートを売ってしまうケースもあったとか。