安宿選びのコツ

宿泊に対する考え方は人により様々ですが、色々な兼ね合いで宿代を安く抑えたい時もあります。
ここでは、国内外での安宿を選ぶ際のコツなどをまとめます。

安宿選びのコツ 目次

宿のタイプ

大まかに宿のタイプを分けると以下のようになります。

ホテル
一般的なタイプのホテル。規模や設備、施設もさまざま。
都市の繁華街に立地する大型ホテルはシティホテルと呼ばれ、ビジネスホテル、
観光ホテル、リゾートホテルなどと区別されます。
日本であればある程度のサービスは期待できますが、海外では日本の感覚で
ホテルに過度なサービスを求めないほうがよさそうです。国にもよりますが。

旅館
日本ならではの宿ということで、日本旅館と言われることも。
布団で寝れたり食事を楽しんだりできますが、大きな旅館は1人旅だと利用しにくいかも。
広義に解釈すれば民宿も含まれます。

ビジネスホテル
ビジネスマン向けの安いホテル。日本では安宿の代名詞。
日本ではこう呼称するが、海外ではホテル区分も感覚も日本と異なるため、
そもそもビジネスホテルというものが国外に存在しないかもしれない。(海外進出の日本企業を除いて)
国内旅行での安宿は、たいていこのタイプになることが多い。
高級ビジネスホテルと呼ばれるものもある。

カプセルホテル
日本では安宿の代名詞。ベッドしかないので、ほぼ寝るだけに利用。
外国人から見ると珍しい形式であり、クールで格好いいと人気が高いため、
わざわざ日本に泊まりに来る外国人もいるほど。
日本発祥で日本にしかないものだったが、影響を受けて一部海外でもカプセルホテルができた。

ドミトリータイプ
ユースホステルをはじめ、相部屋が前提となっているタイプの宿です。トイレ、シャワー等は共同。
だいぶ安いですが、知らない人と相部屋というのが留意点。防犯面でも注意が必要です。

一般的でないホテル
世界にはアイスホテルや洞窟ホテル、城ホテル、水中ホテル、灼熱ホテルなどもあります。


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どこをこだわるか、どこを妥協するか

値段が安いという事は、なにかしら欠点があります。
つまり宿泊費が抑えられるかわりに、何かを我慢するということになります。
安ければ何でもよい、ではなく、ここは妥協してもよいが、
ここはこだわりたい、という点はあってもいいでしょう。

安宿で多いのが相部屋になっているタイプのものですが、
私はこういったドミトリータイプの宿は基本的に利用しない事にしています。
これまで国内外の1人旅の時もそれは避けてきました。

宿の一室という自分1人だけの部屋を確保する事で、いわばそこを旅の拠点にできるわけです。
誰に気兼ねする事なくラフな服装でくつろげ、荷物も大きく広げることができますし、
誰に邪魔される事なく1人であれこれ考えることもできます。

特に旅の上で何かしら恥をかいてしまった時は、しばらく誰にも顔を合わせたくなかったりしますので、
そういうときも部屋で1人、気持ちを落ち着かせる事ができる重要なスペースとなります。

私の場合はそういうこだわりがありますが、人によっては狭い部屋は嫌だとか、
コンビニが近い方がいいとか、色々あると思います。
何を我慢できるか、何をこだわりたいかを考えてみてください。


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宿を選ぶポイント

旅のスタイルにもよりますが、私はまず立地を確認します。
ウェブで調べると宿の位置と周辺の地図を見ることができますので、大まかにどの辺にあるかをチェック。

私の場合、駅に近いかどうかというのを特に重視しています。
宿までの距離が短ければ、その分移動が短時間で済みますし、何よりも迷いません。
事前にいくら地図を見ても、土地勘のない場所ですとやっぱり不安になるものです。

次に値段。立地のいい宿の中から値段の安そうなものをいくつかチェックします。
値段が僅差である場合も多く、その場合は必ずしも最安値にこだわる必要はありません。

次に口コミをチェックします。
新しい宿だと出てこないこともありますが、さらっと見るだけでも参考になります。

あとは部屋の広さですが、私は部屋が狭くてもあまり気にならないので、特にこだわりません。
選んだ宿の候補の中から、旅のスケジュールも考え、最適な宿を選んでいます。

と、私の場合はこのような感じで選んでいますが、
人によって宿選びの優先順位となるポイントは違うはずです。
自分なりの判断基準を持って選んでください。


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インターネットで安宿を探し、口コミもチェック

安宿に予約なしで飛び込んで泊まるという旅の楽しみもあるのですが、
私はあらかじめ宿を抑えてから旅に出るスタイルがメインです。

今の時代、インターネットに掲載されていない宿というのはほとんどないので、
ウェブ上で色々と検索していると、様々な宿の候補を見ることができます。
特に多くの宿泊サイトでは最安値での検索が標準搭載されてあるので、安宿探しにはぴったり。
複数の宿の比較にも便利です。候補を1つずつ絞って考えましょう。

私が安宿探しに使っているのは、国内旅行では「楽天トラベル」と「じゃらん」です。
いい宿を安く泊まれる「一休.com」もよいですが、1人旅だとまず使いません。
他にも宿泊検索サイトは色々あり、急な空室を安く提供するサイトがあったりしますが、
好みで使い分けるのがいいでしょう。

また、これらの宿泊検索サイトには、たいていその宿の口コミがありますので、是非チェックしましょう。
全てを鵜呑みにはできませんが、多くの人が似たようなことを書いていれば、それはほぼ遠からず当たっている事です。
宿選びの上で、大いに参考になることでしょう。それは国内も海外もそうです。

海外の安宿探しは「Hotelooking.com」「agoda」「エクスペディア (Expedia) 」が便利で、
口コミをチェックする際は他のサイトも利用します。
日本語で口コミが書かれていることもありますし、英語や他言語の口コミならば
翻訳サイトを使えば、だいたいの内容は把握できます。

また日本ではまだ定着していませんが、他人の家に泊まらせてもらうという、
住宅を貸し借りできるマッチングサイト「Airbnb」というのもあります。


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そのほか、安宿を探すコツなど

世界各地には日本も含めて安宿街というのがあります。
よく知られているのは以下の場所など。

・カオサン通り(タイ バンコク)
 バンコクには古くから有名な中華街周辺や国立競技場周辺など数多くの安宿街がある。
・プタリン通り(マレーシア クアラルンプール)
ブキッ・ビンタン周辺やマレー人街のチョウキット地区にも世界からバックパッカーが集まる安宿街がある。
・チュリアストリート(マレーシア ペナン島)
・ゲイラン地区(シンガポール)
・ファングーラオ通り・ブイビエン通り・デタム通り(ベトナム ホーチミン)
 ホーチミン市の中心南西部にある地区は、この3本の通りを中心にハノイの
 旧市街と並ぶベトナム最大級の安宿街を形成している。
・タメル地区(ネパール カトマンズ)
・パハールガンジ(インド デリー)
・サダルストリート(インド カルカッタ)
・ジャクサ通り(インドネシア ジャカルタ)
・スルタンアフメット(トルコ イスタンブール)
・重慶大厦(香港九龍尖沙咀)
 美麗都大厦(九龍尖沙咀)や先施大厦(九龍旺角)も安宿が集まるビルとして有名
・東城区東四周辺(中華人民共和国北京市)
・福隆新街(マカオ マカオ半島部)
・中央洞(チュンアンドン) (韓国 釜山)
・あいりん地区(日本 大阪)
・山谷地区(日本 東京)

これらの他にも、旅慣れている人であれば、その人なりの安宿の探し方というのがあります。
例えば「観光案内所をチェックする」
「その街の大人のおもちゃ屋とか売春宿が密集する場所の付近には安宿がある」
などなど。


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