自転車で旅をする

自転車を使って日本各地、時には世界各地を巡る旅もあります。
サイクル・ツーリングと呼ばれることもあります。
当サイトは簡単な紹介程度なので、本気で行くならしっかりと準備をしましょう。

自転車で旅をする 目次

自転車旅行の定義

自転車に乗車して移動する以外に押したり担いだりして歩くことも含まれ、
広義には旅程において鉄道やバス、航路を利用して自転車と共に乗り込んで
移動する形態を含みますが、自転車を自動車に積んで旅行をしながら、
その旅程で自転車に乗るスタイルは、これに含まないといわれます。

自転車旅行の規模は様々であり、日帰りで行う短期のツーリングから、
何年もかけていくつもの大陸を横断、縦断したり、
世界を一周するような長期間にわたるツーリングまであります。


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自転車旅行の歴史

自転車で旅行することそのものは、自転車の先祖とされるドライジーネの時代でも可能で
あったものの、安定性が悪く、転倒の危険性も高い、厳しいものでした。

1936年に「山口スポーツ車」が発売され、この自転車は現在の自転車とほぼ同じ機構で、
後部にキャリアが付いており、ある程度荷物を積むことができたそうです。
しかし、太平洋戦争の影響で発展が止まってしまいました。

1955年に「東叡号」が発売。この自転車は日本版ランドナー第1号で、ドロップハンドル、
革サドル、キャリアなどが付いており、現在のランドナーと比較しても大きな違いはないそうです。
当時はサイクリングブームの最中だったこともあり注目を浴びたものの、値段が高く、
当時は旧一級国道すら舗装率は25%に過ぎないほどの未舗装路の多さや、
自転車が低性能だったことが要因となりブームは終わってしまいました。

1974年にブリヂストンサイクルから「ロードマン」が発売。
モデル自転車をベースにパーツなどを選ぶ方法を採用して流行し、他のメーカーも
ランドナーなどのツーリング自転車の生産を始め、自転車旅行が普及しはじめます。
この流行は社会現象を起こし、夏には連日多くの人が自転車旅行に出かけた時代です。

1980年代からはマウンテンバイクが流行しはじめ、ランドナーをはじめスポルティーフ、
パスハンターなどの自転車の利用者は少なくなっていき、
ランドナー用の部品メーカーの倒産や廃業が相次ぎます。
同じ頃、自転車旅行の宿泊施設として定番だったユースホステルの減少、
無人駅での野宿(STB)規制の強化などにより、そのころから自転車旅行も衰退したようです。


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自転車旅行のルートなど

北海道北端から九州南端(あるいは輪行により沖縄県などまで)の「日本縦断」、
太平洋側と日本海側を結んで走る「日本横断」、
東海道、中山道、甲州街道、奥州街道、日光街道の「五街道」、
この他、日本各地を地域別で走ったりと、日本だけでもルートは様々です。

世界に目を向けると、アメリカ、カナダなどを横断する「アメリカ大陸横断」。
アラスカから、フエゴ島まで、南北アメリカ大陸を縦断する「アメリカ大陸縦断」(迂回が必要)。
ベネズエラからアルゼンチン最南端の町ウスアイアまでの「南アメリカ縦断」(治安が悪い国もある)。

ユーラシア大陸では、シンガポールとタイを結ぶ「インドシナ半島縦断」。
主に中国の北京からポルトガルのロカ岬までを走る「ユーラシア大陸横断」。
東アジアとトルコを結ぶ「アジア横断」。
中国の西安からイタリアのローマまでの「シルクロード走破」。
全欧自転車道路網ユーロヴェロ (EuroVelo)などを利用する「ヨーロッパ周遊」。
主に釜山とソウルを走る「韓国」ルートや、「台湾一周」といったものもあります。

他にダーウィンからアデレードまでスチュアート・ハイウェイを走る「オーストラリア大陸縦断」。
しかし「アフリカ大陸縦断」は環境や治安が劣悪な地域が多く、極めて過酷な道中となります。


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