京都旅行2


●関西のみならず日本随一の観光都市、京都。
  関西人にはおなじみですが、京都は本当に観光資源に恵まれています。


北野天満宮 伏見稲荷大社

京都旅行2 目次

タイトル 旅行日時 都道府県 旅行先・観光したもの 移動
手段
メンバ
備考
京都旅行2 2011/10/22
〜10/23
京都 妙心寺、北野天満宮、上賀茂神社、
圓徳院、伏見稲荷大社、高台寺
家族 京都ぶらり

1日目 妙心寺

家族旅行で京都でも行くか、とドライブがてら向かうことになりました。(半分は付き合いですが)
関西住まいだと、いつでも気軽に(やろうと思えば日帰りで)京都に行くことができるのです。

関西人は子供の頃から京都に行っているために実感がないですが、日本全国を旅するようになってから、
京都がいかに日本全国で観光に優れた都市であるのかが分かったように思います。
京都以上に観光資源に恵まれた都市というのは、なかなかないですよ。

個人的な意見として、日本で労せず観光が十二分に成り立つ道府県は京都、長崎、沖縄、北海道くらいだと思います。
他の都市も観光資源は沢山ありますが、これらの都市ほどの(全国からの)集客力を見込める地域は、あまりないのではないかと。

さて、まず向かったのは「妙心寺」。
禅で有名なところで、広い敷地内にお寺があります。

こちらは北側の門ですが、この門の下をそのまま車で入れます。


門をくぐってすぐ左が駐車場。寺の敷地内に停めてる感じがあります。


案内板。ここはなかなか広く、見所が多そうです。


入り口から歩いていきます。敷地が広そうですね。


この1つ1つのお寺には、人が住んでいるようです。
住職などの寺の関係者でしょうか。門の入り口に自転車や自動車が停められています。


よく見るとこの道には観光客以外に、地元の人や車も行き交っています。
どうやらここは観光地でありながら、日常的な通行に使われる道のようですね。


お住まいとみられる寺内であっても、綺麗に整備されています。


道に沿って進んでいきます。退蔵院へ。


横の小道にも風情があって、寄り道したくなります。


こちらのお寺の塀、屋根の下が輝いていますね。


この建物内には、入るにはガイドと一緒でないといけないようです。


内部に入り、受付を済ませます(有料)。次のガイドは12:30からのようです。


まだ時間があるので待ちます。この寺の庭も綺麗に整備されていますね。


建物内部もお寺のそれです。


大きい庭ですね。


外人さんもカメラを構えていました。


ガイドの時間まで待ちます。どうやら外には修学旅行生らが集まってきたようです。


いよいよ内部へ。どうやら修学旅行生らも一緒のようで、かなりの大人数です。


建物の中に入ると、ガイドさんがマイクで説明をしてくれました。
天井には大きな八方睨みの龍が描かれていて、壮大でありました。
さらには今ではヒビが入ってしまった文化財の鐘が飾られてあり、録音したCDで当時の音色を聞くことができました。

内部は撮影禁止でしたが、天井の龍はこちらのポスターのような感じでした。
これが例の「そうだ京都、行こう。」ですね。近畿ではこのポスターはまず見ません。


八方睨みの龍というのは、どの角度から見ても龍がこちらを睨んでいるように見えるように描かれているもので、
京都には龍の画が描かれた施設はいくつかありますが、「八方睨みの龍」が天井に描かれているのは、
ここ妙心寺と、建仁寺のみです。(建仁寺は写真撮影可能でした。以前の旅行記に掲載してあります)

続いては少し離れた位置にある、「明智風呂」を見学。


これは明智光秀の菩提を弔うために立てられたそうですが、実際は光秀の死後に妙心寺に献納されたお金で、
当時の塔頭太領院(今は廃寺)の蜜宗和尚が建てたそうです。改修はされてますが重要文化財です。

部屋が狭く、人が多すぎてうまく撮影できませんでした…。


ここは蒸風呂のような感じで、板で出来たスノコから蒸気が上って蒸風呂のような感じになるそうです。


蒸風呂の隣には洗い場があって、一人あたり桶3杯のお湯で体を洗うという慣わしだったそうです。
その横の部屋は10畳間程の着替え室がありました。
団体さんがお着きでなければ、もっとゆっくり綺麗な写真が撮れたんですがね…。

その後敷地内を散策。

こちらは枯山水の庭園のようですね。こんなものまであるとは。


今回は入りませんでしたが、修学旅行女学生たちは入って行ったようです。

立派な寺が多いので、散策するだけで十分堪能できます。


来た道を戻ります。

行きにも見た塀をよくみると、瓦の形が随分凝っているのに気が付きました。
これは菊と水を表現しているようですね。


こちらは龍でしょうか。注意していないと気がつきません。


よく見ると他の建物も、随分屋根の瓦が凝ってます。すごいですね。


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1日目 北野天満宮〜上賀茂神社〜圓徳院

妙心寺を後にし、次に向かったのは北野天満宮。
京都市民からは「てんじんさん」の愛称で呼ばれているそうです。
  

触るとご利益があるといわれる牛の像。


菅原道真を主祭神とし、特に学問の神として知られています。多くの受験生らがよく参拝に訪れます。


左側のこれが、菅原道真さんでしょうか。


境内には触るとご利益の像がもう2体ありました。触られまくりでピカピカです。
  

こちらを潜ると


内部にあるこれが、お参り所。


受験生達がお賽銭を入れて祈っていきます。


駐車場の近くにはこんな碑も。


境内への道を横から見たところ。灯篭や鳥居が立ち並んでいます。


続いて訪れたのは上賀茂神社。


なにやら広場ではイベント中でした。


砂が積み上げられています。


小川が流れる小道もありました。


これがメインの社。


半分工事中でしたが、この日も人は多かったようです。


京都の神社は、建物1つ1つに趣があります。


アングルを変えつつ歩き回るだけで、絵になるスポットが見つかります。


敷地内も広く、意外といろんなものがあることに気が付きます。


入り口にあった屋台を冷やかしました。


車に乗って、鴨川の横を通り抜けます。


高台寺の駐車場に車を停めました。


今日向かうのは高台寺ではなく、圓徳院。
この門を通って


石の階段を下りていきます。


ねねの道と呼ばれる歩道にある圓徳院。
ここには豊臣秀吉の正室・高台院が晩年を過ごした名勝庭園があります。


実はここ、アメリカンエキスプレスのゴールドカードを持っていると、入場がタダになり、
さらにラウンジも使用可能になります。
ちょっと横道に入った分かりにくい場所に、通路があります。
  

今回私はここから入る機会を得ました。私がカード持ってるわけではないんですが…。

奥の鐘を鳴らしてスタッフを呼び、手前のテーブルで手続きしてもらいます。


隣の部屋がラウンジになっていて、くつろぐことができ、お茶なども出してもらえます。
  

他に人はいないようでした。
そもそもここは分かりにくい場所にあるので、カードを持っている人であっても、
探さなければここの存在すら知らないのではと思います。
お茶と茶菓子を出してもらい、少しくつろがせていただきました。

改めて圓徳院を観光。中庭も綺麗なもんです。


撮影不可のところもありましたので、枚数は控えめです。
このような綺麗な部屋がいくつかありました。


これも中庭の1つでしょうか。


掛け軸なども展示されていました。


こちらにも整備された庭。こういう場所が多いですね。


出口を出ると、土産屋がありました。


本日の観光はこのくらいにします。

夕食の後、7時半くらいにCafe de Gospel 〜カフェ・ドゥ・ゴスペルというところにお邪魔しました。


こちらは週末に音楽イベントが開かれるカフェで、この日は懐かしのジャズソングなどを演奏するようです。
演奏している人も、お客さんも50代以上の方ばかりでした。


私は付き合いで行ったのですが、音楽は好きなので、そこそこ楽しめました。
確かに50・60代くらいの人なら、こういうイベントは喜ぶでしょうね。

今日はなかなかしっぽり観光できました。
明日も引き続きぶらり京都です。


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2日目 伏見稲荷大社〜高台寺〜ねねの道

翌朝、まずは伏見稲荷大社へ向かいました。
稲荷神を祀る日本全国約4万社の稲荷神社の総本宮です。
ここは以前来た事があるのですが、駅とそのすぐ前の参道が新しくなっていました。

JR稲荷駅。それっぽくリニューアルされています。


駅自体は普通の小さめの駅です。


駅の前にあったのは、石碑と狐の像。
この石碑は随分前からあったようですが、その周辺が新しく整備されているようです。


狐は金色の何かをくわえています。


この像の横、稲荷駅から伸びる参道が、新しくなっているようです。
道が整備され、鳥居も塗り直されている感じがします。


ここから少し歩いたところには、従来までの参道も残っていました。
こっちはこっちで賑わいがあります。


今回は新しくなった参道から入っていきます。広いですね。


参道の横にある、こういった小さな社などが実は重要文化財だったりするんですよね。(これは違うでしょうが)


大鳥居を潜ると、見えてきました。


中に入ると、こちらも朱色の建物が沢山。


中央の建物には、居合の公開実演を行っているようでした。


これが本堂のようですが


実は片隅にあるこちらの建物が、重要文化財。
  

さらに進むと、いよいよ、ここの見所が見えてきます。


これがスタート地点。伏見稲荷大社の名物といえばそう、千本鳥居です


この狭い間隔に鳥居が立ち並びまくってます。


そして鳥居の裏側を見ると、実は寄付した人の名前と日付が書かれているのです。


途中、分岐地点がありましたが、行き着く先は同じです。


先ほどの分岐のゴール。結局どちらから行っても変わりません。


こちらには奥社奉拝所があります。


そしてここの側にあるのが「おもかる石」。
願いを念じて持ち上げた時、重さが予想していたより軽ければ願いが叶い、重ければその願いは叶わないといわれています。


私は「もっと旅行ができるか?」と念じたところ…予想より重かったです。
まぁお賽銭入れないので、無効ということにしましょう(笑)

そして鳥居群は、実はここがゴールではありません。
なんとこの先、2時間ほどかかる散策コースがあり、果てしなく鳥居が続いています。
この神社には約一万基の鳥居があるそうで、大半はここから奥まで並んでいるんでしょう。


今回はこちらには行かず、引き返すことにしました。

続いては、昨日も行った高台寺へ。
駐車場は同じですが、今回は高台寺の方に入りました。

ここは豊臣秀吉・正室の北政所(高台院)が、秀吉の冥福を祈るため建立した寺院であり、
秀吉と北政所を祀る霊廟としての性格をもった寺院です。

入ってすぐに墓地の入り口があります。墓地を見に来たのではないんですけどね。


ここは意外と見晴らしがいいようです、といっても大して何も見えませんが。
なにやらブラスバンドの演奏が聞こえてきます。日曜なので学校の催しか何かでしょうかね。


順路を歩くと、昔話にでも出てきそうな家がありました。


このあたりは綺麗な庭が多くあるようですね。


建物の方の庭は、なかなか見事でした。


よく見ると、砂利に埋まっているのは瓦のようですね。


こんな感じで、建物から庭を見渡すことができます。


この奥にある建物は400年前から一度も焼けずに残った重要文化財だそうです。
内部には、薄く汚れていますが当時のまま残されている画が描かれていました。
内部の写真撮影は禁止。スタッフの人がこの建物の解説をしてくれました。


敷地内には、小休止ができる茶室のようなものも。


階段を上った先にあるのは


重要文化財の霊屋。建物内には秀吉とねねの像が安置されていました。やはり内部撮影禁止。


高台寺もそこそこ敷地が広く、見所は多そうです。


竹林のある道。夜はライトアップされそうな感じです。


高台寺の入り口に戻ってきました。


その後、昨日も行きましたが、ねねの道と呼ばれる場所をもう一度歩きました。


ここにも観光客は大勢です。


歩いていると舞妓さんに遭遇。
京都の日中に歩いている舞妓さんは、観光客が京都を楽しむために扮する観光舞妓がほとんどなんですが、
この舞妓さんはどうも本物っぽいです。


なかなか本物の舞妓さんは見れないもので、私も見たのは初めて。
仕草が観光客には見えず堂々としていて、持ち物も化粧もすごく本物っぽかったです。

今回の京都ぶらり旅はこれで終了。
関西に住んでいると、京都に近く、気が向いたときに行けるのがよいですね。

途中で雨は降ったものの概ね天気の良い土日でしたので、観光客も大勢いました。
けれど京都に何度も通っていると、観光客が大勢押し寄せてこその京都、というイメージが出てくるのが不思議です。

京都も素晴らしいですが、日本の観光地は京都だけではありません。
日本全国に、集客力のある観光地が、これからもっと増えて欲しいですね。


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