大阪こんなとこやでレポート2 〜大阪ベイエリア 編〜


●水都大阪の物流の要である、大阪のベイエリア。
  各施設が揃うが集客性には乏しく、更なる改革案が求められている。


大阪港を眺める 海遊館

大阪こんなとこやでレポート2 〜大阪市ベイエリア 編〜 目次

タイトル 旅行日時 都道府県 旅行先・観光したもの 移動
手段
メンバ
備考
大阪こんなとこやで2
(大阪ベイエリア)
2012/01/15 大阪 なにわの海の時空館、ATC、
コスモタワー、天保山大観覧車、海遊館
天保山マーケットプレース
鉄道 1人旅 大阪のご案内

大阪のベイエリア

大阪に住む私が、皆さんに大阪を紹介するというスタンスでお届けするレポートコーナー。
今回は、主に大阪市内のベイエリアを中心に紹介したいと思います。

ベイエリアというと港、つまり大阪湾のあたりを指します。
大阪は水都と呼ばれ、大阪湾といくつもの川が大阪を流れていて、商業都市として大阪を発展させました。
ベイエリアの多くは人工島になっていて、広大な敷地があります。

大阪府下においては、関西国際空港などもまさにベイエリアに含まれているといえます。
(ちなみに関西国際空港は大阪市内ではなく、大阪府の泉佐野市、泉南郡田尻町、泉南市にまたがる形になっています)
ユニバーサルスタジオジャパンも、もちろんベイエリアに含まれます。

大阪の港は物流地点になっていて、南港のあたりはいつもコンテナやトラックが行き交っています。
レポートをするにあたり、観光できそうなところを中心に取り上げていきます。

大阪市のベイエリアへのアクセスとしては車はもちろん、
大阪市営地下鉄の地下鉄中央線や、ニュートラムが基本となるでしょう。
(ニュートラムとは無人運転のモノレールのようなものです。正式名称は大阪市交通局南港ポートタウン線。)

USJまではJRが伸びていますし、関西空港へもJRが直結しています。
また大阪のフェリーターミナルからは、九州方面への客船も現役で運航されています。
逆に九州からは、フェリーでUSJに行けるツアーもあるようですね。

大阪のベイエリアにはまだまだ土地に空きがあり、大型の施設もある割に集客性はイマイチで、十分に敷地を活かしているとは言い難いです。
大阪の業務仕分けの対象になるのは避けられず、大阪の健全な運営においては、今後も焦点の1つになる地区といえるでしょう。

(※こちらのレポートは性質上、目的地を訪問した日時がそれぞれ異なる場合があります。)


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南港エリア なにわの海の時空館〜ATC〜コスモタワー

まずは、ニュートラムのトレードセンター前駅に降り立ちました。
  

ここから歩道を通り、徒歩で散策していきます。
  

駅を出て、川沿いに進みます。
このあたりも整備はされているんですが、いかんせん集客力がありません。


見上げると走っていたこれが、ニュートラムです。


ここは一応「咲州キャナル」という名称がついています。人工の運河です。


所々工事中のところがあります。このあたりはまだ土地には余裕があるんです。
  

運河沿いに進むと、海へ出ました。


道なりに進むと…。


なにやら船が展示されてありました。


そして奥にあるこの施設が


なにわの海の時空館と呼ばれるもの。
ここは残念ながら、大阪の赤字を生んでいる施設の1つです。


内部にはまばらですが人がいました。日曜の割に人数は少ないですね。
  

この海に浮かぶ球体の中に入って、展示物を見れるというのがポイントです。
しかし集客力があまりになさすぎます。
  

施設を後にして、引き返します。
今度は海沿いを進みます。


このあたりは絶好の散歩道。


海を見ると、コンテナ船が行き交っているのがわかります。


このまま歩いて駅まで向かいます。


ここからは海遊館も見えますし
  

離れてますがUSJのエリアも見えます。


コスモスクエアの駅に到着。またトレードセンター前駅まで移動します。


今度は先ほどとは違う道を通り


ATCのビルへと入っていきます。
ATCとは、この駅直結の複合型商業施設の名称です。


ベイエリアの大型施設の1つで、フェリーターミナルもあります。
  

施設自体は大きく広々としています。


ちなみに地下では、コスプレイベントの会場としても使用されているようです。


店舗もしっかり入っていますから、この周辺エリアにもう少し集客性があればという話ですね。
  

ATCから通路を通り、隣のO'sへも行くことができます。


人さえ集まれば活気は出るんですけどね。


そしてさらに、ここから通路を通って


隣のビルへ入ると


ここがコスモタワー内部。
大阪府内ではりんくうゲートタワービル(256.1m)に次いで、2番目に高いビルです。(日本では第3位)


コスモタワーとは愛称で、正式には大阪府咲洲庁舎(おおさかふさきしまちょうしゃ)といいます。
旧名称は、大阪ワールドトレードセンタービルディング。当時の略称は「WTC」。
平成22年度予算が議決後、2010年6月1日に大阪府に譲渡され、現在の名称になりました。

かつては大阪湾岸を象徴するランドマークであるとして、1996年度・第16回大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞)の
大阪市長賞を受賞したこともあるのですが、周辺の開発不足やアクセスの悪さから空きフロアが出て赤字を計上。
大阪府の所有となり、当時の大阪府知事・橋下氏によって府庁の一部をここに移す事になりました。

展望台ももちろんあります。
  

ここからはビルの外に出て、歩くことにします。


ビルの真下から、上を見上げるとこんな感じ。


正面入り口にあった看板。


人通りはまばらですが、まったくいないわけではありません。
  

こちらがATCのビル。


そしてこちらがコスモタワー。このあたりでは一番大きいビルです。


散歩がてら歩いていきます。


少し離れた位置にあるのがZepp Osaka。
ライブホールなんですが、2012年春になんばに移転することになっています。


Zepp Osakaの前にも、運河があります。


このようにある程度は整備されているものの、開発が十分でないために集客性に乏しいのがこのエリアの特徴です。

川沿いにまた歩くことにします。


どこに通じているのかと思いきや


どうやら駅まで道が伸びているようです。


ここから見ると、丘からビルが突き出ているかのよう。


歩いていくと、最初に降り立った地点につながっていたようです。


駅に戻り、次のエリアへ。


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大阪港エリア 天保山マーケットプレース〜大観覧車〜海遊館

トレードセンター前駅から移動し、次に向かったのは大阪港駅。


地下鉄中央線の「大阪港駅」に降り立つ客の多くは、大阪市が誇る水族館「海遊館」が目的。
私ももう4〜5回ほど行ったことがあります。子供のころはワクワクしながら通ったものでした。

「海遊館」へ行かれる方は、改札を出て1番〜2番出口へ向かってください。


通路を道なりに通っていくだけなので、迷うことはありません。
  

出口を出たら直進します。このあたりは海遊館方面へと向かう観光客が通る道。


店が並んでいるエリアです。


そのまま直進すると、巨大な観覧車が見えてくるので、信号を渡ってください。


ここは「天保山」と呼ばれるエリアです。


このあたりから賑やかになってきますよ。


噴水が整備され、子供がはしゃぐこと請け合いです。
  

そしてこの巨大観覧車。建設当時は日本一大きかったんですが、今は昔です。
  

とはいえ今でもこのエリアのランドマークの1つになっていて、デートにはよいと思います。
別アングルからの撮影。巨大さが分かると思います。


ここまでくれば海遊館がもう見えているので、そちらに進むだけです。
  

これが海遊館。大阪随一の水族館ということで、ベイエリアでも未だ集客力がある少ない施設の1つ。
といっても、大分人は減ってきてはいますが。


ここから後ろを振り向くと、マーケットプレースと観覧車が。


入り口は横にある建物から入ります。


子供連れや若者の姿が目立ちます。
  

内部の様子。入り口は結構込んでました。


入場券を買ったら、右側から入れるようになっています。
  

入り口の左側は出口になっていて、さらに下に向かうと


インフォメーションがあり


海遊館のオフィシャルショップがあります。
  

今回は私は入りませんでしたが、過去に入ったときの写真がありますので、紹介しておきます。
数年前の写真なので、最新ではありませんが

まずスタート地点にあるのは「魚のとおりぬけ」。


日本の森エリアというものもあります。


ペンギンやイルカももちろんいます。
  

巨大水槽にはジンベイザメにマンタ。
  

マンボウまでいます。マンボウのみフラッシュ厳禁。


小魚の群れ。


深海に住むカニなども展示されています。


通常の水族館以上の見所はありますので、ご興味ある方は実際に行かれて見られることをおすすめしますよ。

外を見てみると、どうやら今日はペンギンパレードの日のようです。


時間になると、コウテイペンギンが観客の前を行進していました。
  

海遊館に来るまでにあったこの施設は天保山マーケットプレースで、商業施設になっています。


海遊館側からみた、天保山マーケットプレース。


海遊館の客が流れてくるため、ここは結構盛況です。


海を眺められるフードコートがあるので、ここがオススメポイントですよ。


そして海側には、船も着船できるように整備されています。


港としての機能もあるんですね。
  

そしてここからはUSJも近くに見えます。


電車や車だとかなり遠回りになりますが、実は海遊館からUSJへは船で行くこともできるのです。
セットで観光できるのでお得ですよ。

海遊館の帰りの際も、徒歩にて駅へ戻りましょう。
  


とりあえず今回の分としては以上ですが、大阪のベイエリアには他にもスポットがあります。
中ふ頭駅直結のイベント施設「インデックス大阪」、コスモスクエアのさらに奥にある「野鳥公園」、そして「USJ」や「舞洲」。
大阪府内に広げれば、関西国際空港やりんくうタウンも重要な施設といえます。
それらは次回以降に訪れた際に、追加で更新していければと思います。

ベイエリアは大阪観光の地としては「海遊館」「USJ」以外はやや見落とされがちなエリアではありますが、
全く見所がないわけではありません。
また違った大阪の顔ということで、ご興味があれば是非訪れてみてください。


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