土佐、龍馬を巡る旅
●四国にあって、更に三方は山に囲まれる陸の孤島、高知。
歴史に残る偉人達はこの狭い世界をどう感じただろうか?
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土佐、龍馬を巡る旅 目次
タイトル | 旅行日時 | 都道府県 | 旅行先・観光したもの | 移動 手段 |
メンバ ー |
備考 |
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土佐、龍馬を巡る旅 | 2010/02/10 | 高知 | 土佐・龍馬であい博、高知城、 ひろめ市場、日曜市、龍馬生誕地、桂浜 |
車 | 友人 2名と |
桂浜で 世界を考えた 現存12天守 |
高知へ 高知駅〜土佐・龍馬であい博〜高知城〜ひろめ市場〜日曜市
いつものように徳島で1泊し、高知へ行ってきました。
隣の県なのに近そうで遠い、四国とはそういう場所なのかと感じます。
ちょうどこの年の大河ドラマは龍馬伝だということもあり、土佐が徐々に盛り上がりつつある時期でした。
徳島を朝出発して、車で走ること2時間半ほど。
高速道路で山を越えて進んでいることを実感します。
四方を山に囲まれた高知はまさに陸の孤島ですね。
到着しました、これが高知駅。
新駅舎が開業し、四国初の自動改札機を導入したということで、話題になったことがあるそうです。
まずは高知駅を歩いて回ります。
ここは大河ドラマの時期に限らず、いつでも観光は龍馬巡りがメインです。
大河ドラマの時期ということもあって、土佐・龍馬であい博というものが開かれていました。
これはその1つ、ろまん社中。
展示物とお土産屋で構成されていました。
やはり大河ドラマもあってか、人の入りはそこそこのようです。
こちらは土電こと、土佐電鉄の高知駅。
路面電車なんですが、今でも市民の足として活躍しているようです。
次に向かったのは高知城。
やや小さめですが、日本に残る現存天守の1つです。
山内一豊さんの像がありました。
敷地内には板垣退助さんの像も。
土佐には偉人がいっぱい。
山内一豊の妻の像。「千代」とは書いていないのがポイント。
奥さんの像まで立っているとは。
坂を上っていくと、高知城に着きました。
近くで見ると、確かにやや小さめの印象を受けます。
それでもこの天守は現存天守ですから、当時もこのくらいの大きさで十分だったということでしょう。
入り口。実は「土足厳禁」の看板が立っているんですが、友人はそれを無視して、いきなり土足で上がろうとします。
靴で踏みつけられたすのこの寂しそうな音は、今でも覚えています。
天守からの眺め。
高知城はこの辺りでは最も高い建物なので、見渡しがききます。
城を堪能した後は、すぐ近くにあるひろめ市場と日曜市へ。
ここは朝市だけでなく、終日行われる珍しい街路市で、江戸時代から300年続く歴史があります。
野菜やら小物やらが並んでいました。
ひろめ市場にて昼食。かつおのたたきを注文。
座る場所がなかったので、ちょっと離れたところに持って行くことに。
この辺りの人は、食事が終わってもなかなか席を譲ってくれないので、結局空いた席に無理やりねじ込むしかありませんでした。
味はなかなかのものでした。
新鮮な魚+焼いた味。そのままです。
昼食後、日曜市をまた覗きます。
その後車で、坂本龍馬生誕地へ。
ここは病院のすぐ隣になっていて、路上駐車になりますが、2台ほど駐車できるスペースがありました。
観光地というより街中にあるスポットという感じで、他の通行者に邪魔にならないようにしないといけません。
石碑のすぐ前はこんな感じ。
もろ観光スポットです。
案内板までありました。
そして次は桂浜へ。
桂浜で考えた
桂浜へ向かう途中の道路。
車を駐車場に停めて歩きます。これが桂浜の看板。
こんな感じで、浜と像と記念館があります。
浜の方向へ向かうと、かの有名な竜馬像がありました。
海の向こうを向いています。
ちなみに向いている方向は南ではなく東京の方向。
中岡慎太郎像や岩崎弥太郎像と向かい合わせに立っているといわれることがありますが、実際この3体はバラバラの方向を向いているようです。
観光客がいっぱいやってきました。
もう像をじっくり写真に収めるのは無理ですね。
階段を下りて浜に向かいます。
ここが桂浜。
私がここで感じたことは、人間の脳内に収めるにはちょうどよい大きさの浜だという事。
視界を広げると全体が見渡せる浜の形をしていて、広すぎず狭すぎず、窮屈でもなく広大すぎることもない。
ただ、龍馬を初めとする優秀な人間の脳みそ入れるには小さすぎるのでしょうけどね。
この浜は潮の流れが変わりやすいので、夏でも遊泳禁止になっています。
この荒波を見て育つと野心的になるという話を聞きますが、ちょっとこじつけのような気も。
浜としてはやや小さめかもしれませんが、一度に全体を見渡せるこの浜の形は、
なんとなく広いものを一度に視界に収める能力を養わせてくれるかのようでもあり、
逆にそんな気になっただけで、実際はそうでないという錯覚を覚える光景でもある。
これをどう見るか?
陸の孤島と化しているこの高知だけを見てしまうのか、ここを飛び出して世の中を広く見るか。
龍馬は後者だったでしょうが、後者は少数派かもしれません。
武智半平太は前者になるかもしれませんね。優秀な人間だけど視野が足りないような。
高知ははっきり行って狭い世界です。
この浜を見ると、土佐の縮図が現れているかのよう。
この浜が全てのようにも見えるけど、実際はそんなことはなく、世界はもっと広い。
龍馬ほどの人物であれば、それを見抜くことができたのでしょう。
だからこそ土佐を飛び出すことができた。
土佐だけで満足しない好奇心が旺盛な人は、確かに外に出たがるような場所だと思います。
つまり優秀な人間でなければそこに気が付くことができない。
なので土佐を飛び出した人物には大物が多いってことでしょうかね。
ちなみにこの旅行に行った時は、私が一番太っていた時期です。
よし、私も痩せるという志を立てるか、なんて思っていました。
1年後、10kg痩せることに成功しましたよ。
桂浜を見終えて、高知旅行は終了。
いや〜、見れてよかった。プチ龍馬体験をした気分です。
帰り道の写真。向こうに山がそびえています。
高知は山と海に囲まれた地域が多く、陸の孤島と化しているため、そこで1つの世界が構成されているかのようでした。
実際に行ってみてそれを感じることができ、今回は「楽しむ旅」というよりは、「学べる旅」と言えるかもしれない旅でありました。
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