どこでいくら両替をするのか

海外旅行に行くとき、現地の通貨をどこで両替するのか?
またどのくらい両替すればいいのか?を考えてみます。
国によって事情も異なってくるので、目的地が決まっているなら
現地の情報も詳しく調べておきましょう。

どこでいくら両替をするのか 目次

旅先で必要な通貨を把握する

まず、目的地となる旅先ではどの通貨が流通しているのか?を把握しなくてはなりません。
ヨーロッパでは多くの国でユーロが流通しており、年々加盟国は増えていますので、
以前は独自通貨だったけど今ではユーロが使える、というケースがあります。

世界の主要な観光地では、アメリカドルやユーロ、日本人が多い場所なら日本円を
受け取ってくれるお土産屋さんなどもありますが、この場合は必ずしもレートが
よくない事がありますので、どちらが得かをその場で計算してみましょう。
(済州では日本円でもたいして変わりませんでしたが)

複数の国を周遊する場合、日本円の他にアメリカドル、ユーロの2つを持っていけば心強いです。
国によっては日本円で両替ができなかったり、ドルやユーロで直接支払えたりします。
いずれにせよ訪問国が決まっているのなら、事前に調べておくのが望ましいでしょう。

また国によっては、自国の通貨の価値が低いために、自国通貨が発行されているにも関わらず
他国の通貨(その国にとって外貨)が流通しているというケースがあります。
資産として国民が外貨を持つケースや、日常的に利用されているケースなど国により様々。

基軸通貨であるアメリカドルは、アメリカのみならず、広いエリアで流通しています。
アメリカ合衆国の支配地域(グアムやプエルトリコ)をはじめとして、
アメリカとの自由連合盟約国(ミクロネシア連邦、マーシャル諸島、パラオ)、
他にもエクアドル、エルサルバドル、パナマ、など。
自国通貨を放棄して、かわりにUSドルを使用する「ドラリゼーション」を行った地域もあり、
自国通貨とUSドルが固定相場になっているケースもあります。
これらは時代と共に変化しています。

単に「ドル」と言った場合、アメリカ合衆国ドルを指すことが多いですが、
通貨単位の呼称としての「ドル」は、カナダドル、香港ドル、シンガポールドル、
オーストラリア・ドル、ニュージーランド・ドルなど様々あります。
例えばオーストラリアにいるときに「ドル」と言われた場合、これはアメリカドルではなく、
当然オーストラリア・ドルの事を指していると考えるべきでしょう。
ドル以外に「フラン」や「ペソ」なども同様の事が言えます。


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どこで両替できるのか

日本国内で両替する場合、両替所、銀行、金券ショップなどで行うことができます。
取り扱い通貨はその施設にもよりますが、日本人に人気がある主要な通貨(ドルやユーロ他)
であれば、場所を選ばずどこでも入手することができるでしょう。

通貨や場所によって手数料にも差があるため、国内での両替でどこが得かはその時次第です。
金券ショップの激戦地区(大阪だと梅田の地下ビル街)まで足を伸ばせるなら、
ドルやユーロはここで両替した方が安いケースが多いです。

海外先の現地で両替する場合、空港にある両替所、街中にある両替所、
銀行、ホテル、カジノなどの施設で両替が可能です。

また該当カードを持っている場合、キャッシングなどで現地通貨としてATMから現金を引き出す
という手も、レートが有利とされており、今では一般的に利用されるようになりました。
外貨預金やFXの口座を使った外貨出金も含め、今では多くの情報が出回っています。
調べればすぐに出てくるので、当サイトではそれに関しては割愛させていただきます。
(広告じみた物が大変多いため、不信感を持つ方が少なくないので)


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どこで両替すればいいのか

ドルやユーロは、一般的に日本国内で両替した方がお得とされます。
旅の予定がなくても、いつか必要な時のために、為替レートをよくチェックしておき、
お得なタイミングで両替しておくのもいいでしょう。

日本では手に入りにくい通貨は、基本的には現地で両替したほうがよい事が多いです。
空港などにあるTravelexは取り扱い通貨が多いため、他の両替所では扱っていない通貨を
両替できたりしますが、たいてい現地のほうがレートはよいです。
現地到着後にすぐお金が必要で両替の暇がない時以外は、無理に国内で替えなくてもよいでしょう。

現地で両替する場合、街中の両替商がよいレートを出している事が多いですが、
国や地域によっては両替商がこっそりお金を抜いたりするので注意が必要です。
両替商が多い激戦区であれば競争でレートを下げているので、
いくつかの施設を見て回ってレートを比べるのもよいでしょう。

海外の銀行は営業時間が決まっている上、混雑している事もあります。
ATMで現地通貨を引き出す際も、営業時間に注意しましょう。
そこそこのホテルであれば両替も可能ですが、基本的にレートは悪いです。

信用のある国であれば、現金は最低限を持ち、支払いは極力クレジットカードで行う手もあります。
手間もかかりませんしお金を抜かれることなく、カード会社独自の為替レートを
使っているものの、手数料はそれほど悪くなかったりします。
国によっては日本よりもカード払いが一般化されているところもありますよ。


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現地でどのくらいお金が必要か

まずはその旅でどのくらいお金が必要なのかを事前にある程度調べておきましょう。
パックツアーであればお土産代の他、自由時間での観光費用、食事代などでしょうか。
個人旅行なら宿泊費や交通費代も必要になってきます。

宿泊代、交通費、観光地の入場料などはあらかじめわかる事が多いです。
しかしこれらの値段は最新のガイドブックを参考にしていても、
現地に着いたら急に値上がりしていた、ということもあるので注意しましょう。
逆に、予想よりも値段が下がっていたという事はほぼありません。
余裕をもった金額設定にしておくのがよいでしょう。

個人旅行での食事はほとんど外食になる事が多いので、レストランや食堂の相場がどんなものか、
ガイドブックやネット上での口コミなどを参考に、予想を立てておきましょう。
あらかじめ入ることが分かっているレストランであれば、事前に調べることもできそうです。

あとは土産代ですが、これは人にもよるので割愛します。
お土産を考える」も参考にしてみてください。

この他、予備費もあったほうがよいです。予期せぬ出費が発生する事もあります。
最悪予算をオーバーしたとしても、それでその旅が充実したものになったのなら、
お金に代えられない経験を得られたと考えるようにしましょう。


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いくら両替するのか

現地でどのくらいお金が必要かをイメージできたら、あとは現金をどのくらい用意するかです。

国や地域にもよりますが、現金は最低限にしつつ、必要に応じてATMで現地通貨を
引き出していき、クレジットカードが使えるところは極力使っていく、
というのが、現代でのスタンダードになりつつあるように感じています。

ただどんな旅でも、現金が全く必要ないということは決してありません。
常にいくらかの現金を持っているべきですし、現地の両替施設にお世話になる事もあるでしょう。

現地に着いた時に、最初の空港で必要最低限をまず両替する。
ATMが利用できるところであれば、現地通貨はATMで引き出す。
信用ある国ならクレジットカードを多用する。
スリが多いところなら現金は必要最低限に留める。
現地で両替に不安があるなら、いっそそれなりの金額を最初に両替する。

などなど、最も良いと思う方法を旅行者自身が選択していくことが大事なのだと思います。
慣れていないと現地で損をしたり、お金をとられたりすることもあるでしょうが、
それもまた旅の思い出であり、旅の経験値となることでしょう。


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