ミャンマーの旅


●アジア最後のフロンティア、ミャンマー連邦共和国への連休週末一人旅。
  マイルを利用し、最大都市ヤンゴン、古都バゴーの黄金に輝くパゴダの数々を巡り行く。


夜に輝くシュエダゴン・パゴダ シュエターリャウンパゴダ(寝仏)

ミャンマーの旅 目次

タイトル 旅行日時 国・地域 地名 旅行先・観光したもの メンバ
備考
ミャンマーの旅 2018/11/23
〜11/26
ミャンマー ヤンゴン シュエダゴン・パゴダ、聖マリア大聖堂、
スーレー・スクエア、ヤンゴン中央駅
1人旅 街歩き

マイル利用
バゴー シュエモードパゴダ、チャカワイン僧院、王宮跡、
モン族の集落、シュエターリャウンパゴダ(寝仏)、
チャイプーンパゴダ(四面仏)、ツボ焼き集落

マイルを使いカレンダー通りの休みでミャンマーへ

今回は11月末の三連休をそのまま使ったスケジュールで、
しかもマイルを利用しての無理のないフライトでのミャンマーの旅です。

私は普段、平日に休みを取り、連休などにくっつけて日数を確保しているのですが、
今回はカレンダー通りの3連休のみで旅をしてみました。
祝日の11/23(金)の朝に出発し、11/26(月)の早朝に帰ってくるというもので、
これなら平日に休めない方でも、今回のスケジュールは参考にしていただけそうです。
(帰路は飛行機が遅れてしまいましたが)

また使いにくいといわれるデルタマイルを利用して、乗り継ぎも3時間半程度と、
比較的行きやすいフライトスケジュールを選べた事も幸運でした。
連休という人気のある日程で、マイルで航空券を確保するためには早めの手配が必須です。
私も5月末にこのフライトをマイルで確保しておきました。

今回訪れたミャンマーはアジア最後のフロンティアと呼ばれ、経済発展に伴う投資が期待されているエリアです。
比較的最近に民主化された事が注目されているのですが、未だに国際社会から
非難されているロヒンギャ問題などもあり、先行きはまだまだ明るいとは言えないようです。

世界寄付指数ランキング(英国のチャリティー団体「Charities Aids Foundation」が調査機関に依頼して、
全世界140カ国で寄付行為やボランティア活動についての調査を行った結果)によると、
ミャンマーが常に1位という、助け合い精神が根付いている国ではありますが、
一方でロヒンギャ問題も抱えているという矛盾もあるわけです。
このことからも、人間のサガが一筋縄ではいかないことが窺い知れますね。

ミャンマーといえば仏教国であり、パゴダという仏塔(ストゥーパ)が有名。
有名なものの多くは黄金に輝いており、夜にはライトアップされるものも。
それを目当てに観光客はもちろん、地元の人も信仰のために集まったりと、
見た目が派手というだけでなく、生活感が垣間見えるスポットにもなっているのが面白いところです。

ミャンマー入国はビザが必要でしたが、2018年10月から、日本人と韓国人はビザ不要となり、ビザ料金もかからなくなりました。
フライト予約時にはビザ経費もかかるつもりでいたので、その分安価になりラッキーでした。


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1日目 ハノイ・ノイバイ空港ラウンジ〜ヤンゴン到着〜Lavender Hotelへ

朝のぼてぢゅう。鉄板月見ハンバーグと月見炙り豚重を注文しました。
  

関空〜ハノイまでの飛行機は、シートは3−3−3。広さは普通。


しかし機体は新しく。肘置きに固定のボタン。また窓が開閉式ではなくボタン式でした。
  

まずはおつまみ。思ったよりはちょっと大きめの袋。


機内食は和食を選びました。ウナギとサケとそばです。味は普通。
  

ハノイに到着するも乗り継ぎ時の荷物検査にかなり時間がかかり、時間的に乗り継ぎに間に合わない人もいるようでした。
自力で交渉して前に進んでいましたが、こういうところで係員が誘導してあげないのがノイバイの難点か。

ノイバイ空港「Song Hong Business Lounge」へ。ここは今年からプライオリティパスが使えるようになりました。
  

広さは狭くもなく広くもなく。ラウンジにしてはWifiは回線がかなり弱く不安定です。
  

座席に余裕はありました。
  

食事の品揃えはそこそこあります。
  

面白そうな食事もあります。
  

果物やご飯もあります。短粒米ですがやはり日本米とは違う味。
  

トイレの奥にシャワールームもあります。トイレの手洗い場がなぜか金色。
  

体調が万全ではなかったので食事はほぼせず。
コンセントはAタイプが使えたので変換プラグなしでOKでした。(関空に忘れたから助かった)

ハノイ〜ヤンゴンの機内食。チキンです。野菜と果物もあり。
  

ヤンゴン国際空港に到着。バンタクシーの勧誘に来た人をうまくあしらいつつ、まずは両替所へ。

ヤンゴンの両替所は特殊で、紙幣によってレートが異なります。米ドルだと100ドルが最も良く、額が少ないほどレートが悪い。


インフォメーションセンターでバス乗り場の場所を教えてもらいます。2番出口の外側だそう。
インフォメーションデスクに置いてあるマップを見ると、なんと日本語のマップでした。

最近できたというエアポートシャトルに乗ります。
  

運転手にシュエタゴンパヤー近くに来たら教えてくれと伝え、予定通りの場所に到着。
当たりが真っ暗な中、記憶の中にある地図通りに歩くと、ホテルにたどり着けました。

部屋はオートロックで感度もよいです。停電が多い国にあってなかなかのもの。
  

部屋は一人で寝るには十分な広さ。
  

ベッドは大きいです。
  

なんとトイレの便座のすぐ横にシャワー。こんなに近いのは珍しい。


ドアにかける札。細長い日本語表記があります。「査ぐ掃除して下さい」。
  

私の部屋の5階から1つ上に上がると朝食ルーム。


そしてここからライトアップされたシュエタゴンパゴダが見えます。これがこの宿の最大の売り。
  

今日は遅いのですぐに寝ました。
周辺は騒がしいエリアで、夜は喧騒やスピーカー越しの人の声が聞こえ、
朝は犬の遠吠え、鳥の鳴き声、鐘の音などオンパレードですが、耳栓をつければほぼ無音で寝付けました。


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2日目 シュエダゴン・パゴダ

翌朝、部屋の窓からの景色。この部屋からはシュエタゴンパヤーは見えません。
  

屋上が朝食会場になっています。
  

朝食は7:30からなのですが、それより前に既に結構人がいました(写真は翌日の誰もいない時のもの)。
  

朝食会場からシュエタゴンパヤーがばっちり見えます。これを見ながらの朝食。
  

室内のガラス越しでも、外のテラスでもよし。
  

朝食は品は少な目ですが、それなりには美味しい。


周辺は雑多なエリアですが、ここのホテルはやや奥まったところにあるため、落ち着いています。
  

ロビーもまだ新しい。
  

エアコンも効いています。


朝食を食べて少し休み、朝の9:00に歩いてすぐのシュエタゴンパゴダへ。行くまでは店が沢山。


これは小鳥を籠から離すことで徳を積むためのもの。有料です。


入り口はどうも工事中のようですね。ここから靴を脱ぎます。靴下も脱がないといけません。
  

地元の人も観光客も皆素足です。ここから参道になっています。
  

ヤンゴン随一のスポットだけあって、参道も豪華。横には土産屋が立ち並びます。
  

途中道路を挟みますが、脱いでしまっているのでここも素足。
  

信心深いミャンマー人も集まるだけあって、立派な参道ですね。
  

シュエタゴンパゴダの中心部に到着。外国人は入場料をとられます。
  

中央の大きい仏塔のみならず、広い敷地内にはさまざまなお寺が建っています。
  

黄金に輝く建物ばかり。中央の仏塔の上部は補修工事中のようですね。
  

仏像も多いですが、ほとんどが日陰に入っています。
  

日差しが強い中、ひっきりなしに訪問者が訪れます。もちろん全員が素足。
  

中央の仏塔のちょうどてっぺんに太陽が来ました。


信心深い人は建物の奥でお祈りをささげています。観光地だけではなく巡礼地でもあるのです。


しかし電飾で仏の後光を再現するのがミャンマー流。パガンもこれやってるから世界遺産になれないんですが。


建物内部の装飾も見事なものですね。
  

誕生日の曜日が重要で、該当する曜日の守護神にお参りするとよいそうです。

こちらは火曜日の像。私も地元の人にならって水をかけましたが、外国人がやるのは珍しそうに見られました。


さまざまな建物があり、1つ1つ見ていくには時間がかかりますね。
  

寝釈迦仏。やはり後光は電飾で表現。
  

4か所にあるうちの南側のエレベーターで降ります。
  

ここも素足です。利用は無料。係員がエレベーターを操作します。


外国人専用の出口から出て、ここで靴を履きます。持参したウェットティッシュで足をしっかり拭きました。
  

集客力がある施設だけあって、エレベーターまで豪華に見えますね。
  

東へ歩いて移動。東側のエレベーターも似たような造りです。
  

ここから徒歩でホテルに戻ります。


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2日目 ダウンタウンへ〜スーレースクエア〜聖マリア大聖堂〜ヤンゴン中央駅

ホテルの部屋で1時間半ほど休み、バスに乗ってダウンタウンの方へ向かいます。

渋滞がひどいと聞いていましたが、やはり車が多いです。陸橋に上り
  

奥に見えるのがスーレーパゴダ。町の中心にあるパゴダです。
  

中に入るには有料でしかも靴を脱がなくてはならず、内部もそれほどではないので入らず。
やはり電飾がキラキラしてるのが見えました。そういう文化なのかな。

スーレーパゴダの外側を1週しましたが、小さな店が軒を連ねているエリアのようです。
  

歩いていると地元の若者が話しかけてきました。
日本の横浜の学校にいたことがあり、仕事は寿司バーのウェイターをしていて、
妹が韓国人と結婚していて…などという話をしていました。
その割に日本語は片言だし、どこまでが本当の話なんだろうか。
今からどうするんだ?どこか行くのか?と聞いてきたので、適当にはぐらかしつつ別れることに。
悪い人ではなさそうですが、何が目的だったのかは不明。まあ後でお金せびられても困りますからね。

いきなり話しかけてくる人は珍しくないですが、ミャンマーはしつこく話しかけてくる人がたまにいるという印象です。
ただ人はいいのであしらうのが楽なのは助かります。「色々教えてくれてありがとう、じゃあね」で向こうが引き下がりますからね。
インドだとこうはいかないだろうな。

歩いてスーレー・スクエアへ。こういう人が集まる施設の入り口には必ず荷物検査が実施されているのがヤンゴン。
  

日本ブランドも入っていますね。


こちらはダイソーならぬメイソウ。ミニソーにしか読めないけどな。値段は均一ではないですが安め。


日本のダイソーのような品揃えで、スマホのUSBケーブルが売っていたので買いました。これで充電できる。
  

地下1階へ移動。ここは飲食店とスーパーがあります。ここのスーパーは口コミの評価も高いそう。
  

生鮮食品から日用品まで揃い、値段もそこそこ安い。これは現地滞在者にも便利そうだ。
  

扇風機まで売っています。土産も探したのですがミャンマー産のものは少なく、なかなかいいのがない。


Topというお菓子を3つ買う事にしました。後は空港で買おうかな。


スーパーを後にし、歩いて聖マリア大聖堂へ。
  

無料で中に入れます。見事な教会ですね。冷房はないので中は暑いです。
  

ミャンマーの人は多くが仏教徒なので、地元の人はほぼおらず、来るのは外国人ばかり。
  

たまに教会のスタッフが椅子を並べたりしていますが、ロンジーを身に着けているので不思議な光景でした。


ここからあるいてヤンゴン中央駅へ。
  

伝統的なデザインの外見ですが、古びていて少し汚いですね。
  

駅周辺にバスが多いのですがほとんど休憩していて、仕方ないので駅前でタクシーを捕まえます。
  

運賃は交渉性で2500kipで行ってくれました。

最初違うホテルに着いたので、運転手は道行く人に尋ねて移動。こういうことは途上国では割とあります。


この日は明日に備えてゆっくり休みます。


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3日目 パゴー観光:シュエモードパゴダ〜チャカワイン僧院

翌朝。軽く朝食を食べて、シュエタゴンパゴダを見納め。
  

朝8時ちょうどにツアーの人がホテルのロビーに迎えに来てくれました。
日本語を話すウィンさんという女性と、ドライバーの若い男性はアウンサンさん。
ウィンさんは学校で日本語を学び、日本へは1度観光に来たことがあるそう。ビザが取りにくく2045$のツアーだったとのこと。
今回はヤンゴンから車で2時間のパゴーを観光します。後で知りましたが歴史的にタイ人に人気の地域らしい。

まずはパゴーに向かう途中にある、イギリス人墓地へ。
  

かつての戦争で亡くなった人のお墓なのだそう。
  

綺麗なお墓です。柱にも名前が刻まれています。
  

郊外にあるのですが、人はちらほら来るようです。
  

敷地内は整然としていても、外に出るとミャンマーに戻ります。
  

パゴーの途中の市場。この辺りからヤンゴンでは見なかったバイクが増えてきます。


驚くのは大人数が乗り込むピックアップが多い事。後ろの人はギリギリのところに立ち、このまま走ります。
  

パゴーのシュエモードー・パヤーが見えてきました。中へ入ります。
  

ミャンマーの有名なパゴダは、だいたいどこも似たりよったりですね。
  

上にはパヤーの歴史が絵画として残されています。
  

今回はガイドさんがいるので、お祈りの仕方などを教えてもらいました。
  

このパゴダの仏塔はシュエタゴンパヤーよりも大きいそう。
  

白の上着に茶色の腰巻という衣装は、宗教的な意味合いがあるそう。団体さんがお祈りしていました。


こちらにも曜日の神様。やはり誕生日の曜日に対応するところでお祈りするそう。ガイドさんはこの金曜日。
  

かつて地震で崩れて落ちてきた仏塔。これも縁起物としてこのまま安置されています。
  

こちらが菩提樹。そしてその近くには飲料用の水。
  

少し外れたところには、鎌倉から寄進された仏像がありました。
  

日本人の手によるものだそう。


シュエタゴンパゴダは工事中でしたから、やはりこのくらい輝いていないと見応えがないですね。


入り口は売店と物乞いが多いです。物乞いは外国人を標的にしているようです。


ガイドさん曰く1人にあげると大勢寄ってくるから注意とのこと。
どうも僧侶になれない女性や子供が物乞いをしているようにも思えます。

続いてはチャカワイン僧院。ここはミャンマー屈指の規模の僧院で、僧侶も数多いです。
  

托鉢で有名な寺院です。こちらは調理場。
  

今日はたまたま僧侶の試験があるそうで、托鉢も食事も早めに終わったそうです。托鉢体験ができず残念。

僧侶の食事が並べられていました。スタッフがハエを追い払いに巡回しています。
  

一斉に食事をとる若き僧侶たち。観光客に写真撮られまくる中での食事。彼らも慣れてるんでしょうね。
  

奥にいる偉い僧侶がマイクを持ってお経を唱えていました。


庭に菩提樹の木があり、花が咲いていました。
  

アウンサン将軍の像も。


奥の講堂では歴代の長や優秀な僧侶の肖像写真が並びます。試験もここでやるとか。
  


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3日目 パゴー観光:王宮跡〜シュエターリャウンパゴダ〜モン族の集落〜チャイプーンパゴダ(四面仏)〜ツボ焼き集落

続いて訪れたのは再現された王宮跡。ここも黄金。ミャンマーは権威あるものは黄金だらけですね。
  

かつて王宮があった場所を発掘し、復元したものだそうで、博物館のようにもなっています。材木が出土しているようです。
  

柱に模様が刻まれていますね。
  

玉座の間。ここは素足にならないと入れません。裏側も金色。
  

ミャンマーはジパングなんじゃないかと思うくらい、黄金の国ですね。
  

少し離れた位置にある寝室。ここも黄金。
  

なんかもうどこも同じに見えてきますね。
  

近くの建物にも仏塔。なぜか施設の人に記念撮影してもらっているガイドさんとドライバーさん。


レストランでガイドさんと同じテーブルで昼食。パゴーで大きくてきれいなレストランは2つしかないらしい。


ミャンマー料理を選びましたが驚くべきはそのボリューム。


2人分がまとめて来ましたがガイドさんは小食なので、私も全部食べ切れず。


昼食後、なぜかタナカーを塗ってもらう事に。こうやって木をすり潰し水を混ぜるんですね。


続いてはモン族の集落訪問。織物を織っています。今日は休みのところが多いそうで、人はあまりいませんでした。
  

続いてはシュエターリャウン寝仏。ここはパゴーでも特に有名なところなので人も多い。
  

寝釈迦仏とは入滅ではなく、横になって休んでいるということだそう。
  

休んでいる割にはかなりのドヤ顔です。仏様のドヤ顔ってなかなか見れないですよね。


足の裏もかなり細かいですね。
  

寝仏の裏側には、パヤーの成り立ちの絵画が順を追って並んでいます。
  

角度によって印象が変わりますね。
  

正面には熱心にお祈りする人々。
  

シュエターリャウン寝仏を出ます。少し離れた場所にある、こちらの建物からは。
  

シュエターリャウン寝仏よりも大きいミャッターリャウン寝仏が見えます。天井も建設予定とか。
  

最後に訪れたのは四面仏のチャイプーンパゴダ。各パゴダや僧院には本当に犬が多い。
  

子供たちが掃除していました。


四面仏の名の通り4方向に仏像があります。うち1つは再建されたもの。
  

日差しが強いので、黒のタイルは暑く、白のタイルは温かいです。
  

ここにも菩提樹。木が崩れないように支えていますね。


帰りには、パゴー郊外にあるツボ焼き集落に立ち寄ります。
  

家族で作っているらしく、全て手作業だそう。
  

ツボの模様などは地方によって違いがあるそうです。
  

すごい数ですね。帰り際にガイドさんがチップを渡していました。
  


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3日目 ヤンゴン国際空港ラウンジ〜フライト8時間遅延で帰国

ヤンゴン国際空港に到着。
  

空港に入るにも1人1人セキュリティチェック。これは昔からだそう。


ベトナム航空のカウンター。団体がいるように見えて意外と並んでいなかった。


1階の売店には土産になりそうなものはなし。


ガイドさんとはここでお別れです。


イミグレと免税店エリアを潜り抜けて


Mingalar Sky Loungeへ。
  

このラウンジはかなりの広さです。座席の数が多いというより、間隔が広い。
  

アジアでも有数の巨大なラウンジです。
  

広すぎて奥の方は何があるのか分かりません。
  

まさかヤンゴンにこれだけの規模のラウンジがあるとは、驚きです。
  

フライトのファイナルコールの際は、係員がボードを手に持って巡回してくれます。ラウンジでそんなサービス初めて見ました。

食事の品ぞろえもそこそこの数。
  

味もそこそこ美味しい。
  

雅Miyabi Spaなるものも奥にありました。これはさすがに有料かな。
  

ラウンジを出て奥へ。ヤンゴン国際空港は思いのほか広く、センスもあります。
  

残りのチャットで、土産を買います。
  

買ったのは体裁がよさそうなクッキー。お土産になりそうなのはこういうものくらいですね。


奥には飲食店も数店。
  

ゲートは下層ですが、もう1つのラウンジはどうやらこの階層にあるようです。この空き地が気になる。
  

少々奥にありました。
  

Mingalar Sky CIP Lounge。先ほどのラウンジとは同じ系列のようですね。


こちらのラウンジはやや狭め。
  

しかし奥は特別な個室が何部屋かありました。
  

食事の品数は少ないですが、種類は似ています。
  

コロッケのようなものと、パンケーキはここにしかないもの。


ここのトイレの水道は変わったデザイン。たまにラウンジはこういう事があります。
  

少し早めにゲートで待機。短距離便なので3−3シートでした。
  

ヤンゴン〜ハノイの機内食。
  

行きと同じく再びハノイのSong Hong Business Loungeへ。


0:45のフライトを待っていると、1:00に変更になり、その後7:00→6:00に変更。大幅なディレイになりました。


機体がホーチミンから帰ってこないという理由だそうですが、それにしてもLCC以外でこういうのは珍しいかも。
以前はジェットスターパシフィックでも似たような事があったんですが、その時は朝4:30くらいに飛びました。

LCCならともかく、こういう事態に慣れていない人も多く、怒る人、あきらめる人など様々。
私は2時までオープンしている先ほどのラウンジで時間を潰し、2時からはこの旅行記を書いて時間つぶし。
この空港は夜中でも容赦なく結構な音量でアナウンスが流れるので、毎回起こされます。寝ている人に配慮しません。
しかもゲート変更など同じ内容のアナウンスを意味なく何度も流すのでタチが悪い。
日本ならこういう時は気を効かせてアナウンスを切ったりするもんですが、ベトナムにはそういう心遣いはありません。

横になって休む人たち。この光景をまた見ることになるとは。


保証はないのかと思っていましたが、どうやら奥の売店で無料の朝食サービスはあるようです。
  

ドリンクは1本好きなものをとっていいようです。


3つある品のうち、私はインスタント焼きそばっぽいものをオーダー。味は少しイマイチか。
  

時間が経ってから再度訪れると、メニューが変わっていました。在庫によって品を入れ替えていくようです。


空港内に朝陽が昇りました。8:30にやっと飛行機に搭乗。実に8時間遅れでした。
  

非常口の近くで横にはスペースがありますが、前後のスペースはやや狭め。
  

機内食は和食。味はイマイチ。
  

行きに忘れ物をしたり、帰りのフライトが8時間遅れなどのトラブルはありましたが、なんとか帰ってこれました。
日本に着いたのは結局昼の14:20。本来は朝の7時には着いていたはずなんですけどね。


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今回の旅で感じたことなど

私が訪れた時は乾季になりたての観光ベストシーズンだったのですが、それでも日中は暑く、歩くと汗が噴き出します。
シンガポールやブルネイのように、歩くのが嫌になるほどではないにしろ、冬の日本から移動してくると調子を崩します。
また寺院やパヤー(パゴダ)に入るには素足にならねばならず、しかも寺院を歩き回ると結構足が汚れるので、
ウェットティッシュで足を拭く→靴を履く→また脱いで寺院歩く→足を拭く…という動作を何度も繰り返す事になり、
かなり手間です。これは現地の人にならってサンダルを用意していくべきでした。

ミャンマーのパゴダの多くは黄金に輝いており、これは熱心な参拝者が金箔を寄付しており、
今もそれを張り続けたり補修したりしているので、常にきれいな黄金が維持されています。
一方で、仏塔の背後の後光を文明の利器である電飾をチカチカさせて表現したりといったチープな文化があり、
外国人目線からだとやや趣を損なう印象があります。実際にこれが理由で世界遺産登録がなされていない地域もあります。

巨大で綺麗な黄金のパゴーがこれほど多いのは世界でもミャンマーくらいのもので、補修もされていて見事なものなんです。
こんな特筆すべき誇れる文化があるのですから、余計な電飾なんてしなくてもいいのにとつくづく思います。

欧米系の外国人観光客は少なめで、むしろミャンマーの他の地域の人がヤンゴンに観光しに来ているようにも見えます。
他にも文化的に似ているタイの観光客も多いそうで、連休ということもあり日本人も結構おり、長期滞在者の姿もありました。
日本の中古車が多く、パゴー観光の際にチャーターした車も、エンジンをかけるたびに日本語で
「ETCカードが挿入されていません」とアナウンスされるほど。

ミャンマーの人は確かに親切で人が良いのですが、営業にしても物乞いにしても結構しつこいです。
他の国ならばわりとすぐ引き下がるところを、車に乗り込むまで張り付いてきます。
一方で同じミャンマー人なのにそういう人たちをどこか突き放す一面もあるような、やや自己責任を強いるような印象も受けました。
ツボのようなもの振りながらお金を求める人もいましたが、おそらく喜捨を求めるもので、これは物乞いとは違うかもしれません。

ガイドさんに聞いた限りでは、アウンサン・スーチー政権に関しては概ね好意的であり、
これは昔の軍事政権の腐敗ぶりを見ているからだそうです。そこからの脱却に力を入れている、
それに対して国民も期待を込めて協力しているという意識がうかがえます。
ロヒンギャ問題に関しても少し口にしていたのには驚きましたが、この問題に限らず、
その地域内での事情を踏まえた生活者の意見と、そこに住まない外からの部外者の意見とは
えてしてギャップがあるもので、ミャンマーに関しても同様の印象を持ちました。
多くの国際問題はそこに原因がある事も多く、それを埋めるのが国際感覚というものですからね。

ミャンマー独自に見られる衣装としては、ロンジーという腰巻をよく身に着けていること。
一般市民はもちろん、セキュリティチェック(警備員)の人の制服にもロンジーが採用されていて、
広く浸透している事がうかがえます。暑い国ですからその方が快適なんでしょうね。
現地生活に合わせてロンジーを使っている外国人もよく見かけます。長期滞在者なら尚更でしょう。

顔に塗る日焼け止め「タナカー」もミャンマーに特有のもので、主に女性や子供が塗っており、
クリームのようなものが顔に着いたままになるので、すぐに分かります。
これがあるので、日本の田中さんはすぐに名前を覚えてもらえるそうです。
私も塗ってもらいましたが、10分ほどで乾いて色が付き、その後は水洗いすればすぐに落ちました。

またパヤーに入る際に素足になるため、靴下を履かず、サンダルを履いている人がとても多いです。
これはもちろん暑さ対策と、雨季には雨が多い事も大きな理由でしょう。
ジーパンやズボンで、靴下と靴を履いていると、一発で外国人だと見抜かれてしまいますね。

寺院には犬をよく見かけますが、これは喜捨による食べ物を僧侶が食した後、
余ったものを犬に与えているためだそうです。そのため犬たちも人間には危害を及ぼしません。
お金持ちはペットとして犬を飼う人もいますが多くはなく、猫もほぼ街中では見かけません。(滞在中に1度見た程度)
他には菩提樹の側には飲料水のタンクが置いてあり、誰でも飲めるようになっています。
噛みタバコと呼ばれるものもかつては普及していたそうですが、今はかなり利用者は減ったそう。


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今回参加したツアー

● 王都バゴー観光ツアー ミャンマー3大パゴダ巡り+モン族集落訪問<ヤンゴン発着/日本語ガイド/ミャンマー料理or中華料理昼食>
→詳細はこのツアーのサイトをご覧下さい。

ミャンマーにはゴールデンロックやパガンなどの観光が人気ですが、移動時間が長く
ツアー費用も高いので、ヤンゴンからも近いバゴーを観光することにしました。
帰りに空港にそのまま送迎してくれる無駄のないスケジュールを組めるのも魅力です。

ビルマの竪琴で有名な「シュエターリャウン寝仏」を見学し、
その後はミャンマー3大パゴダの「シュエモォドパゴダ」、「チャイプーン四面仏」も見学。
素焼きツボ集落の訪問も付いたヤンゴン近郊1日観光ツアーです。

・スケジュール(私が参加した当時)
08:00 ホテル出発
10:00 チャカワイン僧院
10:45 シュエモードパゴダ
   ミャンマー3大パゴダの1つ、高さ114mの大仏塔。
   1200年以上前に、釈迦の遺髪2本を納めるために塔を建てたのが始まりされ、
   その後改築を重ね現在の高さになりました。
   大地震により被害を受けましたが、1954年に再建されました。
11:45 昼食
   昼食はミャンマー料理、中華料理のいずれかをお選びいただけます。
13:00 王宮跡
13:30 シュエターリャウンパゴダ(寝仏)
   バゴーで最も有名な全長55m、高さ16mの寝仏です。
   モン族滅亡とともに忘れ去られ密林に覆われていましたが、
   イギリス植民地時代に偶然発見されました。
   仏像の両端には「ナッ神」という精霊の像が立っています。
14:00 モン族の集落を訪問
14:30 チャイプーンパゴダ(四面仏)
   柱の4面にそれぞれ座仏が造られた四面仏。
   伝説では、モデルとなった4人のうち誰かが結婚したら仏像が崩れると
   されていて、1人が結婚すると本当に像は崩れてしまったそうです。
   実際に西側の像はひどく崩れていましたが、現在では美しい姿に修復されています。
15:30 ツボ焼き集落を訪問
17:00 ホテルお送り

・費用(私が参加した当時)
オプション:【1〜2名】空港お迎え 申し込み単位 + USD 18.00 含んで
1人あたりUSD 202.00(23,320円)


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今回買ってきたお土産

ミャンマーの名産といえばルビーですが、高いのでお土産としては難しいですね。
今回はお菓子を中心に買ってみました。

スーパーで買った、Topというお菓子。数少ないメイドインミャンマーの品。


空港で買った、体裁の良さそうなヤンゴンに行ってきましたクッキー。


置物などであれば、仏教関連のものはパゴダに売ってるんですけどね。


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今回のフライトの詳細

今回はデルタスカイマイルを使い、ベトナム航空を利用。
毎回エラーが出てたんですが、今回はネットのみで購入完了できました。やはり座席指定は不可のようです。

フライトスケジュール
往路 11月23日(金)
大阪 10:30 〜 ハノイ(ノイバイ) 13:40
 便「VN331」 機体:「B777-300ER」 座席「39G」 所要時間「5:10」
フライト待ち時間「2:50」
ハノイ(ノイバイ) 16:30 〜 ヤンゴン 18:00
 便「VN957」 機体:「A330-300」 座席「28C」 所要時間「2:00」
復路 11月25日(日)
ヤンゴン 18:55 〜 ハノイ(ノイバイ) 21:25
 便「VN956」 機体:「A330-300」 座席「24C」 所要時間「2:00」
フライト待ち時間「3:20」
ハノイ(ノイバイ) 11/26 0:45 〜 大阪 6:40
 便「VN330」 機体:「A330-300」 座席「34F」 所要時間「3:55」

フライト料金  合計 6,010円
・運賃   45,000デルタスカイマイル
・税金および手数料(JPY)  \6,010
C7 Tax  \740 JPY
Myanmar - Passenger Service Charge (MM)  \2230 JPY
Japan - Passenger Security Service Charge (OI)  \310 JPY
Japan - Passenger Service Facilities Charge (SW)  \2730 JPY

※マイル発券でも別途諸税料が必要。


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今回の旅行の経費

今回はマイルを使用したため航空券は手数料のみ。ホテルも経済的かつ高評価なところに泊まりました。
ミャンマーは東南アジアでは物価が高めで、オプションツアーが概ね高額なのは致し方ないところか。
日本人もビザが必要なくなった点は助かりました。

※単位はMMK(ミャンマーチャット) レートは100MMK=約0.0654USD(1USDで1,527.5 VND)  日本円がはっきりしているものは円で表記。★はカード払い。

■総合計:  43,026円
6,010円 + 8,605円 + 1,650円 + 23,036円 = 39,301円
3,500 MMK + 10,000 MMK + 30,900 MMK + 6,000 MMK = 50,400 MMK ⇒ 32.9616USD ⇒ 3,725円
39,301円 + 3,725円 = 43,026円
(100MMK=約0.0654USD=約7.39円、出発前のレートとして1USD=約113円で計算。小数点切り上げ)
※米ドルは10年前に両替しておいたものを使用したため当時のレートは不明

●航空券運賃(デルタ航空)  合計 6,010円★
今回のフライトの詳細はこちら
・運賃   45,000デルタスカイマイル
・税金および手数料(JPY)  \6,010
C7 Tax  \740 JPY
Myanmar - Passenger Service Charge (MM)  \2230 JPY
Japan - Passenger Security Service Charge (OI)  \310 JPY
Japan - Passenger Service Facilities Charge (SW)  \2730 JPY

●宿泊費用(11/01〜11/03 2連泊)  合計 8,605円★
ラヴェンダー ホテル (Lavender Hotel)
スタンダード ダブルルーム  朝食付  8,605円  (1部屋2泊\8,724−ギフトカード割引\119)

●海外旅行保険  1,650円★
海外旅行保険【off!】PAタイプ 1,650円

●ツアー費用  23,036円★
・王都バゴー観光ツアー ミャンマー3大パゴダ巡り+モン族集落訪問<ヤンゴン発着/日本語ガイド/ミャンマー料理or中華料理昼食> JPY 23,320−284ポイント利用=23,036円

●食費  0円
・1日目朝 関西空港のぼてぢゅう  無料
・1日目昼 ハノイ・ノイバイ国際空港のラウンジ  無料
・1日目夜 機内食
・2日目朝 ホテルの朝食  宿泊費用に含む
・2日目昼 なし
・2日目夜 手持ちの軽食
・3日目朝 ホテルの朝食  宿泊費用に含む
・3日目昼 ミャンマー料理  ツアー経費に含む
・3日目夜 ヤンゴン国際空港のラウンジ  無料

●交通費  合計 3,500 MMK
・シャトルバス(ヤンゴン国際空港→市内) 1,000 MMK (500*2)
・タクシー  2,500 MMK

●観光費用  合計 10,000 MMK
・シュエダゴン・パゴダ  10,000 MMK
・聖マリア大聖堂  無料

●土産代  合計 30.900 MMK
・TOP  4,800*3 = 14,400 MMK
・クッキー1  5,500*2 = 11,000 MMK
・クッキー2  5,500 MMK

●その他  合計 6.000 MMK
・スマホUSBケーブルタイプC  6,000 MMK


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今回の旅行メモを公開

今回も、旅行メモを公開します。
旅の準備 > 旅行メモを作成しよう」もご参照ください。

「ミャンマーの旅」の旅行メモを見る(.txt)


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