フィンランド

北ヨーロッパに位置する共和制国家。首都はヘルシンキ。
北欧諸国のひとつであり、西にスウェーデン、北にノルウェー、東にロシアと隣接する。

フィンランドは「フィン人の国」という意味、スオミはフィン人の自称である。
スオミの語源については多くの説が提唱されており定説はない。
「フィン」についてはタキトゥスが残した「北方に住む貧しいフェンニ人」の記述が最古のものである。

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国情報 目次

基本情報

フィンランド
Republic of Finland

正式名称
フィンランド共和国
首都
ヘルシンキ
最大の都市
ヘルシンキ
通貨
ユーロ(EUR)
公用語
フィンランド語、スウェーデン語 国の標語
なし
面積
338,145平方km(65位) 人口
5,326,000人(112位)
民族構成
フィン人92%、スウェーデン人5%、その他3% 宗教
福音ルーテル教会が89%、正教会(フィンランド正教会)が1%、無宗教9%。
国歌
我等の地 ISO 3166-1
FI / FIN
時間帯
UTC +2 サマータイム
DST +3
ccTLD
.fi 国際電話番号
358

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滞在情報

祝日・祭日
2012年
1月1日 元日
1月6日 公現祭
4月6日 ※聖金曜日
4月8日 ※イースター
4月9日 ※イースターマンデー
5月1日 メーデー
5月17日 ※昇天祭
5月27日 ※聖霊降臨祭
6月22日 ※夏至祭イブ
6月23日 ※夏至祭
11月3日 ※諸聖人の日
12月6日 独立記念日
12月24日 クリスマスイブ
12月25日 クリスマス
12月26日 ボクシングデー
※印は移動祝祭日
電圧とプラグ
電圧は220Vで周波数は50Hz。
コンセントは3つ又のBFタイプが多く、日本の電化製品を使用するときは変圧器と変換プラグが必要。
ビデオ・DVD方式
日本のNTSC方式ではなく、PAL方式となるので、現地で購入したビデオソフトは一般的な日本の国内用ビデオデッキでは再生できない。DVDの場合はリージョンコードが同じなので、PAL方式をNTSC方式に変換出力できるプレーヤーなら見ることができる。

ほとんどの場所で、水道水を飲むことができる。心配なら、キオスクやコンビニでミネラルウォーターを購入するといい。ミネラルウォーターはほとんどが炭酸入りのため、苦手な人は確認してから買うこと。
郵便
郵便局はポスティPostiと呼ばれている。ポストは黄色でよく目立つ。

【郵便料金】国際郵便の料金は、ハガキや20gまでの封書0.75EURO、50gまでの封書は1.05EURO。

【郵便局の営業時間】月〜金曜9:00〜18:00。土・日曜は休み(ヘルシンキ中央郵便局などの大きな郵便局は土・日もオープン)。
日本大使館
・在フィンランド大使館
Unioninkatu 20-22, 00130 Helsinki, Finland
電話: (358-9) 686-0200
Fax: (358-9) 633012
安全情報
● 外務省 海外安全ホームページ
安全だと思う国でも、まず一度はこちらをチェックしておいたほうがよいでしょう。

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観光情報

世界遺産
  • ラウマ旧市街 - (1991年、文化遺産)
  • スオメンリンナの要塞群 - (1991年、文化遺産)
  • ペタヤヴェシの古い教会 - (1994年、文化遺産)
  • ヴェルラ砕木・板紙工場 - (1996年、文化遺産)
  • サンマルラハデンマキの青銅器時代の石塚群 - (1999年、文化遺産)
  • ヘーガ・クステンとクヴァルケン群島 - (2000年、2006年、自然遺産)
  • シュトルーヴェの測地弧 - (2005年、文化遺産)
主要都市
●ヘルシンキ周辺・エテラスオミ(南部)
ヘルシンキ:首都。フィンランド最大の都市であり、最大の貿易港。明色の花崗岩で作られた建物が多く、「北の白都」と称される。ヨーロッパ最大の陶器工場がある。デザイン関連の施設や店舗も数多くある。市営フェリーで15分のスオメンリンナ島にある「スオメンリンナの要塞」はユネスコの世界遺産に指定されている。
ポルヴォー:ヘルシンキから東へ50Kmの小都市。トゥルクに次ぎフィンランドで2番目に古い歴史を持つとされる。
ハメーンリンナ:タンペレの南、中世に建てられたハメ城がシンボルの街。郊外にガラス製品で有名なイッタラ(Iittala)の工場や博物館がある。
●ランシスオミ(西部)
トゥルク:19世紀初頭にヘルシンキが首都となるまでの古都。
ナーンタリ:古都トゥルクのすぐ西にあるリゾート都市。夏季に「ムーミンワールド」がオープンされる。
ラウマ:ラウマの旧市街および郊外のサンマルラハデンマキ青銅器時代墓地遺跡が世界遺産。
タンペレ:フィンランド第2の都市。市立図書館内にムーミンの故郷「ムーミン谷」がある。
ユヴァスキュラ:森と湖に囲まれた大学街。周辺に建築家・デザイナーのアルヴァ・アアルトによる建築物が多く残されている。世界遺産に指定された「ペタヤヴェシの古い教会」が近い。
ヴァーサ:西海岸にある都市。スウェーデンとの歴史上の関わりが今も残る。世界遺産に指定されたクヴァルケン群島が近い。
●イタスオミ(東部)
クオピオ:フィンランド東部で最も人口の多い、森と湖の街。スキージャンプのW杯が開催される。
ヨエンスー:北カレリア地方の中心都市。コリ国立公園への玄関口。
イマトラ:ロシアとの国境沿いの町。スーパーの建設ラッシュが続いており、高級路線で勝負する店が多く、ロシア人の客が多いらしい。
●ラッピ(ラップランド)・フィンランド北部
オウル:世界最大の携帯電話端末ブランド・ノキア(NOKIA)の研究開発部門など、情報通信関連を中心としたハイテク企業の事業所が集まる。毎年夏に「エアギター選手権」が開催される。
ロヴァニエミ:北部ラップランドの中心都市。北極圏の町。第二次大戦時に壊滅的損害を受けたが、戦後アルヴァ・アアルトが新たな街の設計を手がけた。サンタクロース関連の施設がある。オーロラ観光でも有名。
ロヴァニエミ空港ではサンタとトナカイの看板が出迎えてくれる。
●オルキルオト
原子力発電所の使用済核燃料の世界初の最終処分場があることで知られる。
その場所はオンカロ(フィンランド語で"隠し場所")と呼ばれている。
10km離れたところにはユーラヨキという人口6千人ほどの町があるが、多くが原子力関連の仕事に就く住民は前向きにとらえているようである。
ハッリー・ヒーディオ町長は、フィンランド人的な考え方だと前置きした上で、以下のように述べている。
「町は原子力発電所から利益を得ている。利益を得たなら、最後まで責任を持つ。 誰かが引き受けなければならない。それがオンカロです。」
代表的な観光地
●イナリ
ポロエロトスという、サーミ人が数千頭のトナカイを一斉に集めて所有者を確認する初冬の行事がある。
イナリ湖:フィンランドで3番目に大きい湖(琵琶湖の2倍くらい)である。
●オーランド諸島:ボスニア湾の入り口、スウェーデンとの間にある諸島。19世紀から20世紀にかけてフィンランドをめぐるロシア・スウェーデンの複雑な関係により生み出された、スウェーデン語のみを公用語とする自治領。
英語の通用度
その他観光情報
・商品によって消費税の額が違ってくるが、総じてかなり高い。
・人口540万人のフィンランドでは、電力の4分の1が原子力でまかなわれている。
・港では年に数回、フィッシュマーケットが開かれる。魚を売っているほか、出店も出ている。
ムイックという湖で取れる小魚がフィンランドでは名物で、フィッシュマーケットに訪れる人の多くもそれが目当てなのだという。
・魚の卵を食べる習慣がないため、日本人などが魚の卵を食べているとびっくりされる。
・日照時間が短いため、太陽の光を遮らないよう、建造する建物の高さが制限されている。そのため高層ビルは街中にはない。
・フィンランドの一軒屋には暖炉があるのが一般的。
・ヘルシンキでは24時間営業の店はガソリンスタンドと、ごく一部のコンビニ数店のみ。
・珍味の1つに豚の血を使ったソーセージというものがあり、ひき肉、ライ麦、たまねぎを混ぜ、豚の腸につめたものである。
・カラオケボックスはないが、カラオケバーはある。
フィンランド人はシャイなので、お酒が入らないと歌わないという話も。
・冬はセントラルヒーティングで室内温度が一定に保たれる。
・車からの排出ガス低減を目的に公共交通機関を低価格に設定している。
・水族館に行く人がかなり少ないと言われる。
・1人当たりのヘビメタバンドの数は世界一といわれるメタル大国で、学校の授業でも習う。
・ロヒケイットはサケとジャガイモなどを使う定番チャウダー。

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国旗・国歌情報

● 国旗の説明


湖沼


● 国歌
※歌詞は第2節まである。

国歌名
Maamme Laulu (わが祖国)
作詞作曲
作詞/J.L.Runeberg
作曲/Fredric Pacius
歌詞
Oi maamme Suomi synnyinmaa, soi sana kultainen!
Ei laaksoa, kukkulaa, ei vetta rantaa, rakkaampaa,
kuin kotimaa taa pohjoinen, maa kallis isien.
わが祖国スオミ その名響け
谷間も山も水も 父祖の残せる国よ
なれをわれ愛す 祖国スオミ

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その他国情報

主要産業
ハイテク機器製造、紙・パルプ等木材関連、金属
国の有名人
●アルヴァ・アールト:20世紀を代表する世界的な建築家、都市計画家、デザイナー。
フィンランドが誇る巨匠で、スウェーデンのグンナール・アスプルンドと並んで、北欧の近代建築家としてもっとも影響力があった一人。
ユーロ導入まで使用されていた50フィンランド・マルッカ紙幣に肖像が描かれていたほど。
●トーベ・マリカ・ヤンソン:ムーミンの生みの親。
●アキ・カウリスマキ:映画監督・脚本家・編集者・プロデューサー。
●ジャン・シベリウス:フィンランドを代表する作曲家。
●ヤリ・リトマネン:元サッカー選手。
フィンランド代表の最多出場記録と最多得点記録を持つストライカー。
まさにフィンランドを代表する選手である。
●サミ・ヒーピア:元サッカー選手。
長身を活かし、空中戦を支配するセンターバック。人望も厚い。
リヴァプールでは精神的支柱を担っており、移籍後の2009-2010年シーズンにリヴァプールFCは不振に陥ったことが、ヒーピアの存在がいかにリヴァプールにとって重要だったかということを物語っている。
その他雑学情報
・家に関しては、1人につき1部屋という考え方であり、ほとんどの家に3〜4人は同時に入れるくらいのサウナがある。
サウナはそもそもフィンランド語であり、マンションでも共同サウナがある。
また、サウナの石でソーセージを焼く習慣もあるのだという。
・住む家を建てる前にサウナ小屋を建てる、というくらいサウナはフィンランド人にとって大事なもの。
住宅にはもちろん、役所や学校、病院などの公共施設にもあるので、国内にサウナの数は300万あるともいわれる。
・ヴィヒタと呼ばれる白樺の枝の束はサウナに付き物で、これをサウナの石に当ててから、体を軽く叩いていくと、血行が良くなるといわれている。
・アウトドア用の組み立て式のテントサウナもある。車で引っ張るタイプの移動式サウナもあったりする。
熱いサウナに入った後に、すぐ冷たい川に飛び込むのも定番。
・学校でフィンランド語、スウェーデン語、英語を勉強するため、多くの若者は3ヶ国語を話せるといわれている。
・携帯電話も普及しているようで、フィンランド企業のノキア製を使用している人が多いようだ。
元々ノキアはゴム製品が有名で、フィンランドでノキアといえば長靴と携帯である。
・家庭料理の1つに「ヘラジカの煮込み」がある。シカの肉である。
ヘルシンキの人はあまり食べないが、サーミ人などはトナカイ肉のスープも食す。
・ヘルシンキの特急電車は、子供の遊び場が設置されているルームもある。
・ヘルシンキでは古着やリサイクルショップもあり、人気がある。
・フィンランドでは運転免許は、一般車は18歳。原付は15歳から取得できる。
原付の扱いになっている小さい車もある。
・イナリでは、ポロエロトスという、サーミ人が数千頭のトナカイを一斉に集めて所有者を確認する初冬の行事がある。 サーミ人とは北極圏でトナカイの遊牧をして生活してきた伝統民族。
またイナリ湖はフィンランドで3番目に大きい湖(琵琶湖の2倍くらい)である。
・ポロエロトスでは、順番にトナカイの耳についているマークをチェックし、所有者を確認した上で、飼育するか食用にするかを決めるらしい。また女性も参加する。
・フィンランドでは校則と呼べるものはほとんどなく、刺青でも化粧でもピアスでも自由らしい。先生ですら刺青を入れているケースも。
罰を与える場合は、教室の隅で壁に向かって立たされるという。(オランダも同様)
・フィンランドではサッカーはもちろん、フィンランド式野球(ペサパッロ)も人気である。
・フィンランドは他の北欧諸国と比べ、少しだけ消費税が低い。(それでも23%だが)
・フィンランドでは最近、水上住宅というのがブームらしい。
・北欧諸国同士は昔から仲が良いと言われ、近くの国で成功した政策を取り入れる傾向にあるらしい。
・フィンランドでは会社の中での異動や転職を、周辺もバックアップする傾向がある。
生涯学習をサポートし、向上心を保つためともいわれる。
・フィンランド人はパターン化されるのが嫌らしく、占いの類も一切信じない人が多い。
・成長期でのダイエットは女性が大人の体になる過程で悪影響だと考えられており、好ましく思われていない。
・男女平等指数世界2位、ママにやさしい国1位といわれている。
子供が生まれると服などのおむつや絵本、赤ちゃんグッズが国から届くという。
・ベビーカーに子供を乗せていると、バス、電車代が無料らしい。
・フィンランドは親日で、日本を知らない人や日本を嫌いな人は極めて少ないらしい。
・幽霊などを信じない人が多く、お墓が怖いなどという感覚もない。お化け屋敷もないらしい。
・北欧諸国は意外にも世界的なヘビメタが好きが多いが、中でもフィンランドは熱狂的といわれる。
寒くて暗い国だからこそ、気持ちを奮い立たせたがるからとも。
エアギターも人気。
・フィンランド人は日本人に似てストレスを溜め込みやすい傾向があるため、お酒が入るとケンカになりやすいとも言われる。
・庭などに小さな子供用の家を建てることがあるらしい。専用キットで組み立てるのが一般的。
・長期休暇が4週間ほどもらえ、さらに休暇手当ももらえるらしい。
・未就業者や失業者に対しても社会保障が手厚いため、労働意欲の低い子供たちもいるのだとか。
・マンガをよく読む人が多いらしい。小学校の教材でも漫画を使用するケースがあるとか。
・パスポートもパラパラ漫画のようになっているらしい。
・この国に王族はいないらしい。
・ほとんどの家に食器乾燥棚というのがあるらしい。
・世界一報道に自由な国と言われている。
・ムンッキという子供のおやつがある。(サーターアンダーギー風)
・国民1人あたりのコーヒーの年間消費量は世界トップクラス。
・手帳やカレンダーに名前が載っていて、ほぼ毎日名前が割り当てられ、記念日になっている。
毎朝ラジオなどで、今日は○○の日です。全国の○○さんおめでとうございます、と言われたりする。
子供もプレゼントがもらえたりする。
・ネンで終わる名字が多い。ネンは小さいという意味。
アホネンさんのアホは草原、小さい草原(小原さん)という意味。
・「アングリーバード」というモバイルゲームが世界中で大ヒットし、2010年で最も成功したゲームソフト、または世界で最も成功したモバイルゲームと評され、世界の至る国でグッズ販売、アニメ化などメディアミックスを果たしている。
ただし日本ではそこまでヒットしなかったため知名度は低い。
主にヨーロッパ、アメリカ、中東、中国などでヒットした。
・フィンランドを代表する作曲家ジャン・シベリウスの「フィンランディア」はフィンランド第二の国歌と言われるほど国民に大切にされている曲である。
・日本人としては葛西憲明さんがよく知られているようである。
・フィンランドの国歌とエストニアの国歌は歌詞が違うだけでメロディーが同じ。

※当頁はWikipediaからの引用を含んでいる項目があります。
情報が最新でない場合がありますので、参考としてご覧下さい。


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