群馬県 都道府県データ

群馬県は関東地方北西部に位置する。県中北部に広大な山地を有する自然豊かな県である。

上代においては栃木県域とともに「毛野国」(毛の国)を形成し、これを上下に分かち「上毛野国(かみつけぬのくに)」とされ、のちに上野国となる。
現在の県域はほぼ上野国と一致し、今でも異称として「上州(じょうしゅう)」「上毛(じょうもう、かみつけ)」を用いることがある。

県名は、前橋が属していた群馬郡から採用された。群馬郡は元は「くるまのこおり」と言い、藤原京木簡では「車」の一字で表記されていたが、奈良時代の初めに全国の郡や郷の名を二文字の好字で表記することとなり「群馬」と書くようになった(群馬郡#歴史も参照)。
群馬は「馬が群れる」という意味であり、貴重な馬が群れている豊かな土地であり、また、そうなりたいという願いがあったのであろう。
この地方が古くから馬に関係あったことはよく知られている。

目次

基本情報

群馬県
ぐんまけん


県庁所在地
前橋市 地方
関東地方
面積
6,362.33平方km 人口
2,001,089人
隣接都道府県
埼玉県、栃木県、新潟県
長野県、福島県
人口密度
315人/平方km
ISO 3166-2:JP
JP-10 団体コード
10000-5
旧国名
上野 県の木
クロマツ
県の花
レンゲツツジ 県の鳥
ヤマドリ
他シンボル
県民の日:10月28日 県庁住所
〒371-8570
群馬県前橋市大手町1丁目1番1号

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地域の特徴

気候
日本の気候区分では北毛が日本海側気候、吾妻郡と西毛が中央高地式気候、中毛と東毛が太平洋側気候である。
気象庁観測所の観測値に基づくと、ケッペンの気候区分では、前橋、高崎、中之条、下仁田、神流、桐生などの県下主要都市を含む中南部地域の大部分が温帯夏雨気候に類される。
このほか、みなかみ町藤原において西岸海洋性気候、沼田とみなかみ町幸地、館林において温暖湿潤気候、草津と嬬恋村田代において亜寒帯湿潤気候が見られる。
地理的特徴
関東の西北部に位置し、北は福島県と新潟県、西は長野県、南は埼玉県、東は栃木県に囲まれた内陸県である。
群馬県と福島県の県境地域は立ち入りが厳しく制限された自然・環境保護の象徴である尾瀬国立公園となっており、福島県へ自動車で直接行くことは出来ない。
福島県との県境は会津沼田街道が通っている。

県域東南部は関東平野となっているが、県域西部から北部にかけては関東山地、三国山脈などの山地が連なり、日本でも桜島と並ぶ最も活発な活火山の一つである浅間山を始め、榛名山、赤城山、妙義山の上毛三山、草津温泉を抱く草津白根山など全国的に著名な山が多く、前出の草津温泉を始め伊香保温泉、水上温泉など温泉も豊富である。
また県内の諸河川を集め利根川となり、東流して太平洋及び東京湾に注ぐ。

分水嶺を挟んだ県域である信濃川流域の野反湖と阿賀野川流域の尾瀬の水は日本海へ注ぎ、関東地方で日本海側河川の集水域になっているのは群馬県だけである。
また、利根川流域の一つ鏑川の源流は長野県佐久市となり長野県域を源流に持つ。

県の形が羽を広げた鶴のように見えるため、上毛かるたでは「つる舞う形の群馬県」という札がある(県東端の板倉町を鶴の頭とする)。
県民性
●一言県民性:「かかあ天下」
●地域全般ざっくり

・正直で人情味が厚いが、短気な面もある。
仕事に対する姿勢:大仕事に挑む度胸がある。が、うまくいかないと早々に見切りをつける。
主な温泉
四万温泉│川中温泉│松ノ湯温泉│川原湯温泉│草津温泉│万座温泉│鹿沢温泉│奥嬬恋温泉│花敷温泉│尻焼温泉│霧積温泉│吉井温泉│塩ノ沢温泉│伊香保温泉│老神温泉│水上温泉郷│猿ヶ京温泉│敷島温泉│片品温泉│磯部温泉│藪塚温泉│五色温泉│梨木温泉│榛名湖温泉│薬師温泉│鳩の湯温泉
主な祭り
沼田祇園祭│伊勢町まつり│大胡祇園まつり│豊武神社節分祭
特筆すべきデータ
・繭生産量日本一。
・1世帯あたりの生うどん、そば年間購入金額日本2位。
・前橋市の1世帯あたりの牛肉購入数量は日本46位。(47位中)
・前橋市の1世帯あたりの鶏肉購入数量は日本最下位。
・しかし群馬県の豚出荷頭数は日本4位。
・きゅうり生産量日本1位。
・キャベツ生産量日本2位。
・ほうれんそう生産量日本3位。
・スイートコーン生産量日本5位。
・小麦収穫量日本4位。
・20歳以上人口100人あたりの運転免許保有率 1位群馬県
・こんにゃくいもの生産量 1位群馬県
ご当地メモ
・群馬では「起立!注目!礼!着席!」と、間に「注目!」が入るらしい。
・富岡製糸場で有名なように、生糸の品質は高い。
・群馬は「焼きまんじゅう」が有名だが、最近は「かりんとうまんじゅう」も人気が上がっている。
・群馬が生んだ侠客「国定忠治」に代表されるように、県民の50%はギャンブルが好きといわれる。
県内にも「前橋競輪場」「桐生競艇場」「伊勢崎オートレース場」と公営ギャンブルが揃っている。
・群馬で有名な「かかぁ天下」は、旦那を尻に敷くほど強いという意味ではなく、かかぁが天下一の働き者だという意味合いである。
・前橋と高崎は群馬の2大都市で、ライバル関係にある。
前橋は県庁所在地があるが、群馬は交通の要所で商業施設も充実している。
前橋にある群馬県庁は高さ153.8メートルで、群馬一高い建物である。
・群馬を代表する百貨店の1つは「スズラン百貨店」。
・お客が来たときのもてなしは「うどん」、野菜もセットでついてくる。
・江戸時代、群馬は京都に続く中仙道の他、街道が多い東西の交通の要であったため、人々の交流がとても盛んで、そこから手の込んだ料理を大量に出しておもてなしをする文化があるらしい。
・県民は牛肉、鶏肉の消費量が少ないが、豚肉はよく食べられている。
上州麦豚、下仁田ポーク、黒豚とんくろーなど25種類以上の銘柄豚を生産している。
スーパーの肉売り場も、牛肉が3割、豚肉が7割くらいだったりする。
すき焼きも豚肉が一般的。
・群馬を代表するスーパーの1つは「ベイシア」。
・昔から小麦を多く生産しているため、「水沢うどん」や「桐生うどん」などの名物うどんが存在する。
・県民はパスタも好み、高崎は「パスタの街」とも呼ばれている。
全国的にパスタは1人前100gだが、群馬は200gといわれている。
そのためパスタの大盛りを頼むと、かなりの量が出される。
・パンの中に甘辛い味噌が入っている「みそパン」は、群馬ではパンの定番とされる。
・群馬を代表する企業の1つは、ペヤングやきそばで有名な「まるか食品」。
「ペヤングやきそば」の名前の由来は「ペアでヤングなソースやきそば」から。
・群馬を代表するコンビニは「SAVE ON」。
・香典袋には「一般」と「新生活」の2種類が存在し、式場の受付も「一般」と「新生活」で分かれている。
「新生活」とは、香典の金額を少なくして香典返しを辞退するというもの。
なぜこんなものが生まれたのかは、昭和20年代に終戦後の物資不足に伴い、冠婚葬祭の簡素化に取り組む運動が行われたのだが、なぜか群馬は今もそれが残っているからだとされる。
・群馬で定番のお弁当は登利平の「上州御用鳥めし弁当」。食べ終わったら、また包装紙を包みなおす。
・群馬の昔ながらの家は、生け垣が異常に高い。からっ風から守るために北側と西側だけ作られるのだという。
・お客をもてなすときのお茶請けは、家から色々なものを出すのが定番だという。
江戸時代から交通の要所として、交流が盛んだったためとも。
おもてなしの習慣があるのだという。
・群馬の女性はよく働く。「かかあ天下」とはよく働くという意味である。
逆に男性はギャンブル好きが多いとも。
・群馬では「上毛かるた」という郷土かるたがあり、子供の時から町内の時から練習をするのだという。
県大会もあり、県民は内容も暗記している。
・焼きまんじゅうは県民にも好まれている。80店舗以上あるという。しかし串から外して食べることが多いという。
・地域ブランド力は相変わらず低いが、北関東では一番だという自負があるのだという。
・運転免許取得率が高く、1人に1台車がある家庭も珍しくない。
ドライブスルーも多く、全国初のメガネ屋のドライブスルーもある。
クリーニング、お寿司屋、薬局、たこ焼きなどのドライブスルーも。
・チャンネルは東京都と同じらしいが、上毛新聞のテレビ欄は群馬の内容だけ太字になっているらしい。
・こんにゃく芋が手に入りやすいため、自宅でこんにゃくを作る人も多い。
・県庁所在地が全国で最も海から遠いためか、海へのあこがれが強いという。
・群馬の女性は声が大きい人が多いという。
・茨城や栃木と違って方言に訛りが少ない。江戸とを結ぶ交通が盛んだったためともいわれる。
・高崎はイタリアンの店が多いという。
・年間湿度が日本で最も低く、年間日照時間も日本で長めなため、美肌ランキングワースト1位らしい。静電気も激しい。
出身有名人
井森美幸│糸井重里│中曽根康弘│小渕恵三│布袋寅泰│篠原涼子

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観光情報

世界遺産
なし
代表的な観光地
群馬県庁│白根山│谷川岳│伊香保温泉の石段街│榛名神社│吹割の滝│草津温泉の湯畑
名物
だるま、焼き饅頭、水沢うどん、カカア天下、空っ風、等々
お土産
だるま、焼き饅頭、水沢うどん、等々
その他観光情報
・観光ブランド力が日本最下位レベルであるとされるが、自然噴出湯量日本一を誇る名湯・草津温泉に、水沢うどん等のグルメなど、決して見所がないわけではない。

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