鹿児島県 都道府県データ

鹿児島県は九州南部に位置する。九州島の南側には離島(薩南諸島)が点在する。
九州島の部分は県本土と表現され、2つの半島(薩摩半島・大隅半島)を有する。
南北の距離は600km、海岸線は2,722kmに及ぶ。

世界遺産の屋久島や、種子島宇宙センター、霧島山などがあり、自然・文化・観光・産業などの面において、豊富な資源を有している。

主に本土と呼ばれる九州島の部分(薩摩・大隅地方)と離島と呼ばれる薩南諸島(種子島・屋久島地方と奄美地方)にわかれる。
天気予報の予報区分では鹿児島地方気象台が薩摩・大隅・種子島・屋久島地方、名瀬測候所が奄美地方、にわかれている。

本土は、霧島山を除けば大部分はシラス台地の地質からなっており、水はけがよく非常に脆い。
また、低地や平野が極端に少ないために、県内のほとんどの市町は周囲が山に囲まれている。それ故に各市町は本土の各地に点々と散らばっている。

目次

基本情報

鹿児島県
かごしまけん


県庁所在地
鹿児島市 地方
九州地方
面積
9,188.78平方km 人口
1,699,018人
隣接都道府県
熊本県、宮崎県
(海上)沖縄県
人口密度
185人/平方km
ISO 3166-2:JP
JP-46 団体コード
046000-1
旧国名
大隈、薩摩 県の木
カイコウズ・クス
県の花
ミヤマキリシマ 県の鳥
ルリカケス
他シンボル
県の歌:鹿児島県民の歌
かごしま畜産の日:毎月29日(2月は9日)
県庁住所
〒890-8577
鹿児島県鹿児島市鴨池新町10番1号

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地域の特徴

気候
南北の距離が600kmに及ぶことから伊佐市などの積雪地域もあれば、奄美群島のような亜熱帯地域も存在する。

鹿児島県本土は冬は温暖で、夏は日照時間も多いが降水量は多い。
南国のイメージが強いが、薩摩半島は東シナ海に面するため、大陸からの寒気の影響を受けやすく、時に厳しい寒さとなることがある。
冬は季節風の風向次第では多量の雪雲が供給されるため鹿児島市の中心部でも積雪に見舞われることがあり、九州の県庁所在地なかで最も積雪する回数が多い。
また、屋久島山岳部では毎年のように積雪があり、種子島屋久島地方の平野部でもごく稀に降雪するため、積雪観測地では日本最南端である。

夏から秋にかけては台風の影響を受ける。特に奄美群島・トカラ列島・大隅諸島には多くの台風が接近しており、日本有数の台風銀座と言っても過言ではない。
地理的特徴
島数は605個あり、薩南諸島は種子島、屋久島を含む大隅諸島、トカラ列島、奄美群島からなる。
最北端は獅子島、最南端は与論島で、また有人島最大は奄美大島、有人島最小は新島である。

活火山桜島などの火山もあり、温泉の数も多く、泉源数は約2,730で、大分県に次いで全国2位で県内の入浴施設のほとんどが温泉である。
県民性
●一言県民性:「ぼっけもん」「おごじょ」
●地域全般ざっくり
・剛健で開放的、誠実だが、ときによって情熱的になりすぎる。
・不言実行を是として「議をいうな」と理屈先行より行動を重んじる気風。
・思想的な新しい流れをつくるというより、新しい時代をつかみとって現実化するのに強い。
仕事に対する姿勢:人を使うのがうまく、優秀な人間の実力を認めてうまく引き立てる。 しかし正直すぎて売り込み下手になる面もある。
●筆者の実感:大変仕事熱心な人が多い。
主な温泉
湯之谷温泉│丸尾温泉│霧島神宮温泉│指宿温泉│開聞温泉│市比野温泉│湯之元温泉│妙見温泉│日当山温泉│宮之城温泉│湯之尾温泉│川内高城温泉│紫尾温泉│吹上温泉│有村温泉│藺牟田温泉│海潟温泉│古里温泉│重富温泉│尾之間温泉│平内海中温泉
主な祭り
武射祭│熊野神社の鬼追い│姶良ジャンボ鬼火焚き│山宮神社のだご祭り│鹿児島神宮初午祭│山宮神社・安楽神社春祭り
特筆すべきデータ
・豚出荷頭数は日本1位。
・茶生産量全国2位。
・1世帯あたりの焼酎購入金額全国2位。
・1世帯あたりの清酒購入金額は全国46位。
・1世帯あたりのウイスキー購入金額は全国最下位。
・↑これらは、鹿児島のお酒の大半が芋焼酎だから。
・源泉総数 全国2位
・トビウオ類漁獲量 全国2位
ご当地メモ
・鹿児島は南に位置するため、平均気温は高め。
例えば10月の平均気温は、盛岡市では13.1度だが、鹿児島市では22.1度。
・鹿児島市では市役所から克灰袋というものが配布される。これは火山灰専用のゴミ袋で非売品。
袋に灰を入れ、「宅地内降灰指定置き場」に捨てるのがルールである。
・桜島は鹿児島県民にとって偉大なる誇りであり、不動産を選ぶときでも、桜島が見えるというのは大きなステータスである。
・鹿児島県は静岡県に次ぐ茶の生産地なのだが、多くは他県産とブレンドされるため知名度が低い。
・「おいどんは西郷隆盛でごわす」のような方言は、現在ほとんど使われていない。
他県民の勝手なイメージに鹿児島県民はうんざりしている。
・鹿児島を代表するスーパーマーケットは「A-Z」。あらゆるものが売られている超巨大スーパーである。
例えば「A-Zはやと」は敷地面積8.8万坪、東京ドーム約6個分ある。
商品数は38万を越え、例えば醤油だけで260種類揃っており、仏壇、トロンボーン、五右衛門風呂、車、などとにかくいろいろ売っている。
・鹿児島の郷土料理は、酢味噌で食べる「キビナゴ」、骨付き豚ばら肉を味噌で煮込んだ「とんこつ」、うちわ海老「パッチン」、「酒寿司」などなど。
・鹿児島ではお酒といえば9割が芋焼酎。
・鹿児島の醤油は、砂糖が入っているため甘い。鹿児島の料理は味付けが甘いものが多い。だがこの甘さが芋焼酎によく合う。
・西郷隆盛は敬愛をこめて「せごどん」と呼ばれ、県民が尊敬する鹿児島最大のヒーロー。
年配の方を中心に大リスペクトされているので、鹿児島で「せごどん」への不用意な発言は厳禁である。
・奄美大島は余興を大事にする文化があり、思いっきり行われるという。
・鹿児島で「ちまき」といえば、もち米に灰を混ぜてつくる、正式名「あくまき」が一般的。
灰汁(はいじる)で「もち米」を浸し一晩浸け、笹などで包んで灰汁で4時間ほど炊く。
各家庭で作られているようで、食べるときは砂糖を混ぜた黄な粉をつける。
包丁で切らず、糸を口にくわえて切るらしい。
・鹿児島を代表する企業の1つは「健康家族」。「にんにく卵黄」などのサプリメントを通販している。
・城山観光ホテルは桜島が見渡せる立地で、鹿児島市を代表する老舗ホテル。
ここで結婚式を挙げることが地元の人のステータスらしい。
特に朝食のバイキングが好評で、約2割の客が宿泊客以外で、地元の人も好んでいるらしい。
・大分に次ぐ温泉天国と言われ、温泉が各地にある。
温泉は「家族湯」という、いくつもの個室に分かれているタイプのものが特徴で、 家族で1フロアを利用して温泉に浸かることができる。
・桜島の周辺エリアに住む住民は、自分の町からの桜島の景色が一番という自負があるらしい。
鹿児島市から見る桜島は一般的に知られている、城山展望台からの町と海越しの桜島で、 霧島市からは自然の中から雄大な桜島が見られる。
・「ぶたみそ」という、豚肉のミンチを軽く炒め、にんにく、生姜、麦味噌を入れ、 大量の黒砂糖を混ぜて和えて作る、古くから鹿児島の家庭で作られる定番料理がある。
ご飯のお供にも最適。
・鹿児島の方言では「灰」も「ハエ」も「へぇ」という同じ発音で言う。
また「すごく頭にくること」を「わっぜびんてくらい」という。
「わっぜ(すごく)びんて(頭)くらい(くる)」。
・鹿児島のスーパーでは、さつま揚げ用の「すり身」が売られており、家庭で「さつま揚げ」を作ることができる。
鹿児島ではさつま揚げを「つけ揚げ」という。
・また鹿児島のさつま揚げは味付けが濃いのが特徴で、冷えたままでも、何もつけずに食べられる。
・鹿児島は鶏肉を刺身で食べることがある。基本的な部位は「ささみ」「胸」「もも」。
生姜入りの醤油をつけて食べるらしい。
スーパーで売られている「とりさし」の値段は、魚の刺身よりも安めだという。
・鹿児島の苗字の多さベスト5は1位「中村」2位「山下」3位「田中」4位「前田」5位「東(ひがし)」と平凡だが、珍しい苗字も多い。
「田地行(たちゆき)」「汾陽(かわみなみ)」「今給黎(いまきいれ)」「上別府(うぇんびゅう)」などなど。
これは、島津家が統治していた時代から、他地域への人の移動が少なかったためとも言われる。
・鹿児島人は、鹿児島出身のアーティストが好きで、カラオケでもよく歌う。
特に長渕剛は大人気。
・鹿児島から種子島へは高速船で1時間30分。飛行機で30分の距離でいける。
鉄砲の伝来地としても、JAXA種子島宇宙センターがあることでも有名。
珊瑚礁に囲まれているため、世界一美しいロケット発射場ともいわれる。
・種子島ではトビウオをトッピーと呼び、好んでよく食べるという。周辺の海がトビウオの産地である。
種子島ではトッピーをカラアゲやお刺身で食べ、ここでは最も一般的な魚だといわれる。
・種子島の名産は「安納芋」。サツマイモの1.5倍の甘さがあるという。
種子島の土壌でしかこのイモの甘さが出ないといわれる。
・種子島は綺麗な海水浴場もあり、西側の海岸には夕陽が美しい絶景スポットもある。
出身有名人
遠藤保仁│恵俊彰│加藤ローサ│はしのえみ│小西真奈美│榎木孝明│新垣里沙│哀川翔│稲森いずみ│綾小路きみまろ

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観光情報

世界遺産
代表的な観光地
桜島│屋久島│知覧武家屋敷庭園群│仙巌園(磯庭園)│鹿児島県霧島アートの森│霧島神宮│知覧特攻平和会館│宮之浦岳│アヤマル岬│湯之平展望所
名物
桜島、黒豚、黒牛、さつま揚げ、芋焼酎、等々
お土産
黒豚、さつま揚げ、芋焼酎、等々
その他観光情報
・桜島は鹿児島県民の誇り。時間があるなら是非訪れよう。
鹿児島市内であれば、城山展望所からの桜島の眺望が一級品である。
・グルメは黒豚は外せない。黒牛でも良いが、是非堪能しよう。

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