大分県 都道府県データ

大分県は、日本の九州地方東部にある県。
温泉の源泉数、湧出量ともに日本一で、別府湾に面する別府温泉、県中央部に位置する由布院温泉は全国的に知名度が高い。

現在の大分県の名は、古来国府が置かれていた大分郡(おおきたのこほり)に由来する。
「おおいた」という読みは、「おおきた」が転訛したものである。

さらに、大分郡の名の由来については、『豊後国風土記』によると、景行天皇がこの地を訪れた際に「広大なる哉、この郡は。よろしく碩田国(おおきたのくに)と名づくべし」と感嘆して名づけ、これが後に「大分」と書かれたとされている。
しかし、大分平野は広大とは言えないため、実際には、狭くて入りくんだ地形に多くの田が造られている様子を形容した「多き田」が転じて「大分」になったとするのが最近の定説である。

14市3郡3町1村を合わせて、18市町村がある。すべての町村名で、町は「まち」、村は「むら」と読む。
2005年から2006年にかけて、いわゆる「平成の大合併」により、別府市、津久見市、姫島村、日出町、九重町、玖珠町を除くすべての市町村が合併し、市町村の数は2004年12月31日までの58から、2006年3月31日に東国東郡4町が合併し国東市が誕生した時点で、18へと大幅に減少した。
これは九州で最も少なく、全国でも4番目に少ない。
なお町の数(3) および町村数(4) は2010年1月現在47都道府県で最も少ない。

目次

基本情報

大分県
おおいたけん


県庁所在地
大分市 地方
九州地方
面積
6,339.71平方km 人口
1,191,429人
隣接都道府県
宮崎県、熊本県、福岡県
(海上)愛媛県、山口県
人口密度
188人/平方km
ISO 3166-2:JP
JP-44 団体コード
44000-1
旧国名
豊前、豊後 県の木
ブンゴウメ
県の花
ブンゴウメの花 県の鳥
メジロ
他シンボル
県の歌:大分県歌「時代を超えて」
大分県の日:11月14日
県庁住所
〒870-8501
大分県大分県大分市大手町3丁目1番1号

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地域の特徴

気候
大分県の気候は全体として温暖で自然災害も比較的少ない。
地理的特徴
山地の占める割合が大きく、西部には九重連山、南部には祖母山・傾山がそびえる。
平野部は大分市や中津市、佐伯市の周辺などごく限られた地域に分布している。
豊後水道を挟んで四国地方に接し、最狭部の豊予海峡の幅は10kmほどである。
南部の日豊海岸にはリアス式海岸が発達している。
県民性
●一言県民性:「赤猫根性」
●地域全般ざっくり
・柔軟性ゆたかで正直だが、物事にじっくり取り組むのは苦手。
・地味でぶっきらぼうだが切実で温かい。
・語尾に「ちゃ」を付ける。
・女性はしっかりしている姉御肌が多いとも言われるが、男性はのんびり屋が多いとも。
仕事に対する姿勢:仕事に対して細かい工夫はできるが、人見知りで付き合い下手な面もある。
主な温泉
別府温泉│鉄輪温泉│観海寺温泉│明礬温泉│堀田温泉│柴石温泉│亀川温泉│塚原温泉│由布院温泉│湯平温泉│天ヶ瀬温泉│日田温泉│長湯温泉│七里田温泉│九重九湯 │宝泉寺温泉│筋湯温泉│川底温泉│壁湯温泉│筌の口温泉│長者原温泉 │寒の地獄温泉│法華院温泉
主な祭り
ななせの火群まつり│大分七夕まつり│水郷日田の祭り│きつきお城まつり
特筆すべきデータ
・チョコレート菓子購入金額全国1位。
・スナック菓子購入金額全国1位。
・プリン購入金額全国1位。
・カボス収穫量全国1位。
・乾椎茸 生産量、購入金額、共に全国1位。
・大分市は鶏肉購入金額、全国1位。
・源泉総数 全国1位
ご当地メモ
・大分空港の手荷物受取所は2009年にグッドデザイン賞を受賞。
天井には県内で取れる魚の魚拓が描かれ(南こうせつ氏が釣った魚の魚拓もある)、ベルトコンベアーには荷物と共に、巨大な車えびの寿司と、ウニの軍艦巻きの模型が流れてくる。
これは県の特産である「姫島の車エビ」と「佐伯のウニ」をさりげなくPRしているため。
・大分のお茶菓子の定番は「ざびえる」。名前の由来はフランシスコ・ザビエルから。
フランシスコ・ザビエルは長崎というイメージが強いが、キリシタン大名である大友宗麟の庇護を受け、大分で初めて大々的にキリスト教の布教に成功しているため、ザビエルと縁が深い。
・大分県庁の前には「聖フランシスコ・ザビエル像」が鎮座。
・大分には「ドン・ザビエル」という名前の地ビールが存在する。
・大分県民は甘いものが好きで、お菓子も大好き。スーパーでもお菓子が充実している。
・大分は九重連山などの山々に囲まれており、交通が発達するまでは他県との繋がりが少なかったため、県民は九州人という自覚が薄い。
九州内というよりは、瀬戸内海を通じて中国、四国、関西方面との交流が盛んであった。
九州人といえば郷土愛が強く熱血漢というイメージだが、大分は九州よりも関西地方と似ていると言われる。
・大分には「ニラチャン」という、ニラチャンポンを略した料理メニューがある。
大分では特にニラが多く生産されているので、「ニラチャン」以外にも「ニラ豚」「ニラ焼きそば」などのメニューがある。
・大分では「怖い」ことを「おじい」という。
・大分の名物「関アジ」「関サバ」とは、豊予海峡で大分県漁業協同組合佐賀関支店の組合員が一本釣りで釣った真アジとサバのこと。
身がしまっている高級品である。
・大分はカボス王国で、生産と消費が日本で最も盛ん。
カボスは切り口を下向きに搾る人が多いが、大分では切り口を上向きに搾る。
これは種を落とさず、皮の風味が果汁に付くからとされている。
・大分ではカボスは醤油、冷やっこ、漬物、味噌汁、ビールなど、とにかくいろんなものに搾る。
・大分を代表するスーパーの1つは「マルショク」。
・椎茸の生産と消費量が日本一の大分県民は、椎茸の種類に精通している。
冬茹(どんこ)は肉厚で歯ごたえがあり、炒め物や煮物に適している。
香信(こうしん)は薄手で笠が開いており、吸い物や炊き込みご飯に適している。
香磨iこうこ)は椎茸の中で最高級品と言われ、照り焼きやステーキ等に適している。
・大分では「ごまだし」という、白身魚のすり身に醤油などを混ぜて作る万能調味料がスーパーで売られている。
うどんにかけて湯を入れると「ごまだしうどん」になるし、茶漬けやチャーハンにもかけたりできる。
・大分では「やせうま」という小麦粉で作った平たい麺が売られている。
きな粉と砂糖をまぶして、おやつとしていただく。
・大分を代表する企業の1つは、いいちこを造っている「三和酒類」。
焼酎メーカー売上高ランキングで1位である。
「いいちこ」とは大分弁で「いいですよ」の意味である。
「いいちこ」には特徴の異なる9種類がある。
「いいちこフラスコボトル」はアルコール度数が30度もある。
「いいちこ日田全麹」は坂本冬実のCMでおなじみで、原料に大麦麹だけを使用し、まろやかでコクがある。
「いいちこスペシャル」は、通常のいいちこがステンレスタンクで熟成させるのに対し、こちらは樫の木の樽で約5年間長期熟成させたまさに特別品。
・温泉地、別府市内には源泉が世界一の2593箇所もある。
また別府には温泉付きの住宅も多く、露天風呂付きマンションなどもある。
別府温泉保養ランドは、地下から沸いた天然の泥湯に浸かれる世界的にも珍しい温泉である。
・夫が家事、育児に割く時間は全国でも最下位クラス。男が外で働き、女が家事をするのが当たり前だと思っている。
大分は九州人である自覚が薄いため、九州によくある男尊女卑とはまた別の理由だと思われる。
大分の女性はしっかりしている姉御肌が多いとも言われているためとも考えられる。
・福沢諭吉の故郷・中津市は「からあげ」の消費量がとても多い。
50店舗を越えるからあげ専門店があるほど。また店は住宅地にあることが多い。
出身有名人
杉崎美香│深津絵里│竹内力│ユースケ・サンタマリア│穴井夕子│南こうせつ

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観光情報

世界遺産
なし
代表的な観光地
大分マリーンパレス水族館「うみたまご」│高崎山自然動物園│くじゅう花公園│別府の地獄│九州自然動物公園(アフリカンサファリ)│九重連山│青の洞門│昭和の町│九酔渓
名物
温泉、関アジ、関サバ、いいちこ、かぼす、等々
お土産
ざびえる、いいちこ、かぼす、等々
その他観光情報
・九州を代表する温泉地域であり、別府温泉、由布院温泉の2大温泉地を有する。
別府温泉は見所が広域に渡る都市型の温泉地であり、由布院温泉は観光地化に力を入れた温泉地である。
由布院温泉は歓楽性を極力排しており、全国的にも女性に特に人気が高い。
・水族館「うみたまご」、サルで有名な「高崎山自然動物園」は隣接しており、大分を代表するレジャーである。

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