カザフスタン

中央アジアの国家。首都はヌルスルタン(アスタナ)、最大都市はアルマトイ。
ロシア連邦、中華人民共和国、キルギス、ウズベキスタン、トルクメニスタンと国境を接し、カスピ海、アラル海に面している。

国名は、カザフ人の自称民族名(カザク)と、ペルシア語で「〜の国、〜の多い所」を意味するスタンの合成語である。
「スタン」に関しては、モンゴル語の「部族」を意味する「ястан(ヤスタン)」に由来するという意見もある。
カザクは、テュルク語で「独立不羈の者」「放浪の民」を意味する。

国情報 目次

基本情報

カザフスタン
Republic of Kazakhstan

正式名称
カザフスタン共和国
首都
ヌルスルタン(アスタナ)
最大の都市
アルマトイ
通貨
テンゲ(KZT)
公用語
カザフ語、ロシア語 国の標語
なし
面積
2,717,300平方km(9位) 人口
15,600,000人(61位)
民族構成
カザフ人が63.1%、ロシア人が23.7%、ウズベク人が2.9%、ウクライナ人が2.1%、ウイグル人が1.4%、タタール人が1.3%、ヴォルガ・ドイツ人が1.1%、その他4.5%。 宗教
イスラム教が47%、正教会が44%、プロテスタントが2%、その他7%など。
国歌
我がカザフスタン ISO 3166-1
KZ / KAZ
時間帯
UTC +4 〜 +6 サマータイム
なし
ccTLD
.kz 国際電話番号
7

▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

滞在情報

祝日・祭日
1月1、2日 新年
1月7日 ロシア正教新年祭
3月8日 国際婦人日
3月21〜23日 ナウルーズ
5月1日 カザフスタン人民統一の日
5月9日 戦勝記念日
7月6日 首都の日
8月30日 憲法記念日
12月16、17日 独立記念日
移動祝祭日 クルバン・ハイート
※移動祝祭日は太陰暦による
電圧とプラグ
電圧は220Vで周波数は50Hz。
コンセントは3つ又のBFタイプが多く、日本の電化製品を使用するときは変圧器と変換プラグが必要。
ビデオ・DVD方式
日本と異なるPAL・SECAM方式。DVDは日本のリージョンコードは2なので購入する際はリージョンフリーかオールリージョンのものを。

郵便
一般の航空郵便は、日本までハガキ、封書(〜20g)とも240Tr。アルマティから日本まで2週間ほどかかることもある。
日本大使館
・在カザフスタン大使館
5F, Kosmonavtov Str.62, Micro-district Chubary, Astana city, Republic of Kazakhstan
電話: (7-7172) 97-78-43
Fax: (7-7172) 97-78-42
安全情報
● 外務省 海外安全ホームページ
安全だと思う国でも、まず一度はこちらをチェックしておいたほうがよいでしょう。

▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

観光情報

世界遺産
  • ホージャ・アフマド・ヤサヴィー廟 - (2003年、文化遺産)
  • タムガリの考古的景観にある岩絵群 - (2004年、文化遺産)
  • サリャルカ - 北カザフスタンのステップと湖群 - (2008年、自然遺産)
主要都市
アルマトイ:最大都市。中央アジア最高水準の世界都市。
ヌルスルタン(旧アスタナ):首都。日本の建築家「黒川 紀章」氏の設計による計画都市。近代的な建物が立ち並ぶ。
バイコヌール:ガガーリンが宇宙に旅立ったバイコヌール宇宙基地のために建設され、かつてはレニンスクと呼ばれた閉鎖都市であった。
セメイ:かつてはセミパラチンスクと称された。
セメイの西方150kmの草原地帯に核実験場が開設され、1989年までの間に、通算456回の核実験が行われた。
うち116回の実験は大気中で行われたため、セメイをはじめとする周辺地域に多くの放射性降下物が散布された。
代表的な観光地
●アルマトイ
バラホルカバザール:カザフスタン最大の市場といわれ、全長は約2.2km、面積は約1.5ku。
別名「チャイナバザール」で、売られている商品のほとんどが中国製であるらしい。
ここでの支払いはほぼ人民元を受け付ける。 (場所によってはドルを受け付けない店も、中国と商売があるために人民元があっても困らないため)

●ヌルスルタン(アスタナ)
バイテレクタワー:街の中心に建つ塔で、ヌルスルタン(アスタナ)のシンボル。
「バイテレク」とは「ポプラの木」のことで、この地方に伝わる神話に「聖なる鳥が木の上に金の卵を産み落とす」という物語があり、まさにそれをモチーフとしたデザインになっている塔。
高さ97m上空の金色の球体が展望室になっていて、そこにはヌルスルタン・ナザルバエフ大統領の手形の像が設置されており、観光客はその手形に自分の手を乗せて記念写真を撮ることができる。
この国の人は、この手形に触れることでご利益があると信じているらしい。
ちなみに手形の前に立って正面を向くと、大統領官邸が前方に見える位置である。
カザフスタンの紙幣「テンゲ」にも、このバイテレクタワーと、大統領の手が描かれている。
北京パレスホテル:ヌルスルタン(アスタナ)にある最も高級なホテルといわれている。
名前の通り中国資本であり、建物もかなり中国風。
ハンシャトルショッピングセンター:巨大なショッピングセンター。内部にはアトラクションの他、人工的なビーチもある。
カーン・シャティール:世界最大のテント。内部は娯楽施設になっている。
英語の通用度
その他観光情報
・内陸国の中では世界で一番広い国。
・カザフ族は馬を扱う技術が世界でもトップクラスと言われている民族である。
合コンも馬上で行うといわれている(キズクー)。
・カスピ海は5つの国に挟まれているが、カスピ海を海とするか湖とするかで、各国の資源配分が変わるため、もめているらしい。
・カザフスタンは美女率も高いといわれる。

▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

国旗・国歌情報

● 国旗の説明


「アラベスク文様」カザフ民族の伝統的な文様

太陽と鷲、自由と希望

澄んだ空、平和

● 国歌

国歌名
作詞作曲

歌詞

▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

その他国情報

主要産業
鉱業、農業、冶金・金属加工
国の有名人
●ゲンナジー・ゴロフキン:プロボクサー。
元WBAスーパー・WBC世界ミドル級王者。現IBF世界ミドル級王者。
●ディマシュ・クダイベルゲン:歌手。
2015年スラヴィアンスキー・バザールのグランプリ受賞者。2017年1月〜4月にかけて中国の歌手のコンテスト番組「歌手2017」にカザフスタンの歌手として異例の出場を果たし2位となった。
独自の歌唱スタイルを持っており、とりわけその広い音域に定評がある。
●デニス・ユーリエヴィチ・テン:フィギュアスケート選手(男子シングル)。
カザフスタンにフィギュアスケート競技初のオリンピックメダルをもたらした。
主な実績は、2014年ソチオリンピック銅メダリスト、2013年世界選手権2位、2015年世界選手権3位、2015年四大陸選手権優勝、2017年冬季ユニバーシアード優勝。
2018年7月19日、自家用車のミラーを盗もうとした男二人組にナイフで刺されアルマトイ市内の病院で死亡した。
●セルゲイ・オスタペンコ:サッカー選手。
FCアルマトイのユースに所属し、2003年にプロデビュー。
2006年にFCトボルへと移籍すると、UEFAインタートトカップでの勝ち抜けやリーグ2位に貢献した。
2008年1月、ベルギーのロイヤル・アントワープFCと2年契約を結ぶ。
しかしながら、ここでは1試合にも出場することができず、わずか半年でFCアルマトイに復帰している。
その他雑学情報
・2019年3月23日、カシムジョマルト・トカエフ大統領は「アスタナ」からヌルスルタン・ナザルバエフ初代大統領の名を冠した「ヌルスルタン」へ改称する法案に署名した。
旧名「アスタナ」はカザフ語で「首都」の意。
・首都ヌルスルタン(アスタナ)は日本の建築家、黒川 紀章氏の設計による計画都市で、近代的な建物が立ち並ぶ。
だが日本の企業が進出を渋っている隙に中国企業が参入してきたため、中国資本の建物が目立つ。
またヌルスルタン(アスタナ)は世界で2番目に寒い首都といわれる。
・ヌルスルタン(アスタナ)の人口は70万人ほどで、100万人都市を目指しているとか。
・政府総合庁舎の建物の外観は金ぴかで、大統領官邸は宮殿のよう。
・中国の影響力が強く、カザフスタンに進出している外国企業はおよそ1万6千あるといわれ、そのうち約4千の企業が中国企業であるらしい。
・そのためこの国では、人民元も使える機会が多い。
・カザフスタンは資源が豊富で、クロム、ウラン、亜鉛、石油といった資源の埋蔵量は 世界でもかなり高水準といわれ、これが中国がこの国に目をつけている理由の1つである。
・中国はカザフスタンに、5年で約1兆4千億円を投資し、 ほとんどが石油・天然ガス・鉱物資源に充てられたといわれる。
・中国銀行にはカザフスタン支店があり、 中国相手に商売をするのに口座を開設している人が増えてきている。
道端で女性がカギを持って揺らしているのは、家に宿泊ができるよというアピールである。いわゆる民泊である。
・親族が集まる大家族の家では、長男の嫁が皆の食事の世話をするらしい。
・家を訪ねてきた親族には食事を出すのが礼儀とされている。
・年功序列を大事にするらしく、年長者に逆らうのは難しいとされる。
・メンデレーエフの化学元素表の110元素のうち、99元素がカザフスタンで見つかっている。
世界的に見ても天然資源の豊富な国として知られている。

※当頁はWikipediaからの引用を含んでいる項目があります。
情報が最新でない場合がありますので、参考としてご覧下さい。


■ TOPに戻る | ■ 全世界・地域資料集へ戻る | ■ 全世界リストへ戻る | ▲ 目次に移動 | ▲ このページの一番上に移動

旅行記について

   海外旅行記

   国内旅行記

旅の写真

ワールドレポート

旅の準備

旅の裏技

旅のスタイル

旅の喚起

旅のデータ集

日本国内資料集

全世界の資料集

世界の情報集

旅のリンク

その他雑記


● 全ページの一番下で
サイト内検索が可能です