岩手県 都道府県データ

東北地方の北部(北東北)に所在し、北は青森県、西は秋田県、南は宮城県と境界を接している。

「岩手」の名称は、県庁の置かれた盛岡市の所属郡名「岩手郡」に由来する。
その起源については、「住民の悪鬼追討の祈りに対し、人々の信仰を集めて『三ツ石さま』と呼ばれていた大岩(三ツ石の神、現:三ツ石神社)がそれを懲罰し、二度とこの地を荒らさないという鬼の確約を岩の上に手形で残させた」という故事にならうとされる。

また、「岩手」の名が文献に登場するのは、「みちのくから都に献上された鷹を、帝がたいそう気に入り、鷹に慣れた大納言に預けたが、取り逃がしてしまった」という大和物語の一説の鷹の名「岩手」が初めてだといわれている。
帝は、岩手を失った悲しみを「言わないことが言うことより気持ちが勝る」の意味で、「岩手=言はで」に掛け「いはでおもふぞいふにまされる」と詠じたという。
この表現は、古今和歌集の中からの本歌取りである。

目次

基本情報

岩手県
いわてけん


県庁所在地
盛岡市 地方
東北地方
面積
15,278.89平方km 人口
1,327,153人
隣接都道府県
青森県、秋田県、宮城県 人口密度
86.9人/平方km
ISO 3166-2:JP
JP-03 団体コード
03000-7
旧国名
陸奥 県の木
ナンブアカマツ
県の花
キリ 県の鳥
キジ
他シンボル
県の魚:ナンブサケ 県庁住所
〒020-8570
岩手県盛岡市内丸10番1号

▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

地域の特徴

気候
気候区分は内陸の那須火山帯の麓は日本海側気候、それ以外の地域は太平洋側気候。
それに併せて、内陸は内陸性気候で夏は暑く冬は寒く、太平洋側沿岸部は海洋性気候で夏は涼しい。
北部内陸地方や西部山岳地帯は亜寒帯湿潤気候(Dfa,Dfb)に属し、寒さが非常に厳しく、特に藪川は冬季にマイナス30度近くまで冷え込むこともある本州最寒地として有名である。

県内全域が豪雪地帯であり冬には県全域に雪が降るが、積雪量には地域差が大きい。
西和賀町と八幡平市は積雪量がかなり多く、特別豪雪地帯に指定されている。
奥羽山脈では、積雪量が多く雪質もいいため、いくつかのスキー場でスキーやスノーボードの国際大会や国内大会が開かれることが多い。

太平洋側の盆地である北上盆地は、冬季の西高東低の気圧配置になると奥羽山脈が「壁」の役割をはたして晴天になる場合も多い。
そのため、放射冷却によって早朝の最低気温がかなり低くなる。対して、降雪時や曇天の場合は気温が下がりづらい。
北上盆地に位置する盛岡市は、このような放射冷却の影響がある脊梁山脈東側盆地の最北端都道府県庁所在地であるため、(日本海側のため冬季は曇天が多く、放射冷却がおきにくい)青森市や札幌市など、より北に位置する都道府県庁所在地よりも最低気温が下回る時が多く、東北地方では勿論、日本の都道府県庁所在地で最寒都市である日が多い。
実際、北上盆地の各都市(盛岡市、花巻市、北上市、奥州市)は、今でも厳冬期に-15度前後まで下がることも珍しくなく、北海道を除き、標高が高くない都市平地部では最も冷え込みが厳しい地域である。

一方、北上盆地の夏は、フェーン現象の影響で、南にあり海洋性気候の傾向もある仙台市よりも気温が高いことがしばしばあるが、沿岸部は仙台市と同様の気候となることが多い。
地理的特徴
面積は15,378平方kmで、日本の都道府県としては、北海道に次いで2番目に広い。県の人口およそ135万人のうち、 100万人以上(7割強)は、内陸部の北上盆地に集中している。盆地と海岸部以外は山地や丘陵地が多く、緑豊かな県である。
県民性
●地域全般ざっくり
・冷静沈着で粘り強いが、引っ込み思案な面もある。
・まじめで、ある種の正義感が強く、一度方針を決めたら良くも悪くも頑固。
仕事に対する姿勢:一つの仕事を時間をかけて完成させる粘り強さを持つが、概して仕事の要領はよくない。
主な温泉
金田一温泉│安比温泉│松川温泉│東八幡平温泉│藤七温泉│繋温泉│鶯宿温泉│国見温泉│網張温泉│石田温泉│薬師堂温泉│東和温泉│花巻温泉│台温泉│松倉温泉│志戸平温泉│渡り温泉│大沢温泉│山の神温泉│高倉山温泉│鉛温泉│新鉛温泉│湯田温泉峡│夏油温泉│須川高原温泉│真湯温泉
主な祭り
花巻まつり│盛岡さんさ踊り│北上みちのく芸能まつり│しのぎ夏祭り│前沢よさこいフェスタ
特筆すべきデータ
・岩手は本州で一番寒い県だといわれている。盛岡市の年平均気温は青森より低い10〜11度くらいらしい。
・岩手は北海道に次いで2番目に面積が大きい県。
・年間豆腐購入量、全国1位。
・人口10万人あたりの交通事故発生件数 45位 岩手県
ご当地メモ
・盛岡は石川啄木の出身地であるため、石川啄木の詩が彫られた石碑が多くある。(96箇所くらい?)
盛岡駅にある「もりおか」の文字は、石川啄木の筆跡で作られている。
・総理大臣の輩出数も多いほうである。
・ご当地のお菓子で有名なものの1つは「ぶぢょうほまんじゅう」。
餅の中にトロトロの黒蜜が入ってあるので、一口で食べないと「不調法」になるためその名がついた。
・びっくりドンキーの1号店が「ベル」という名前で残っている。
・ご当地で有名な百貨店は「バルクアベニュー・カワトク」。
・盛岡を拠点としている「ふるさとタクシー」は、4カ条の親切とサービスが売りである。
・盛岡3大麺といわれるのは「わんこそば」「じゃじゃ麺」「盛岡冷麺」。
焼肉と一緒に「盛岡冷麺」を食べるのが普通らしい。
・ご当地で有名なスーパーの1つは「ジョイス」。
・盛岡の小学校では、毎月12日が「豆腐の日」とされ、給食に必ず豆腐が出るらしい。
・岩手市の人は驚いたときに「じゃ」(感嘆詞)を冒頭につけることがある。つまり「じゃ」で感情表現をする。
しかし県南部、大船渡市界隈などでは「じゃ」ではなく「ばっ」になる地域もある。
・盛岡三大麺は「冷麺」「わんこそば」「じゃじゃ麺」。
・「じゃじゃ麺」のルーツは方言の「じゃ」とは全く関係なく、白龍(ぱいろん)という店の店主が、「ジャージャー麺」をヒントに考案したもの。
中に入る具はほとんど同じだが、麺はなぜかうどんに似た太麺。
・じゃじゃ麺の専門店ではテーブルに生卵が置かれており、食べ終わったお皿に自分で生卵を割り、麺のゆで汁を入れてもらい、「チータンタンにして」食べるのだという。
・まじめで礼儀正しいといわれる岩手県民は、横断歩道を渡るときに車に一礼をする。
・大船渡市を代表する企業の1つは「さいとう製菓」。
岩手銘菓の「かもめの卵」を作っている会社である。
大震災の際に本社を含め大きな被害を受けたが、中井工場は高台に建っていたため、被害を免れたらしい。
・「カゼ」とは岩手では「ウニ」のこと。
岩手はウニの一大産地であり、焼きカゼは三陸沿岸で作られる珍味である。
・岩手の人は宮沢賢治が大好きらしく、けんじとは「宮沢」を指し、また親しみを込めて「賢治さん」と呼ぶ方も多いという。
ただし大船渡市で「けんじ」というと、新沼謙治を指す場合が多いという。
出身有名人
山川恵里佳│新沼謙治│千昌夫│小松彩夏│類家明日香

▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

観光情報

世界遺産
代表的な観光地
中尊寺│毛越寺│厳美渓│小岩井農場│八幡平│黒石寺│ 啄木新婚の家
名物
わんこそば、盛岡冷麺、前沢牛、南部せんべい、等々
お土産
南部せんべい、等々
その他観光情報
・世界遺産「平泉」は宮城県寄りに位置するため、仙台からのアクセスも可能。
東北を応援するために、是非観光に出かけよう。

■ TOPに戻る | ■ 日本国内資料集へ戻る | ■ 47都道府県・総合資料集へ戻る | ▲ 目次に移動 | ▲ このページの一番上に移動

旅行記について

   海外旅行記

   国内旅行記

旅の写真

ワールドレポート

旅の準備

旅の裏技

旅のスタイル

旅の喚起

旅のデータ集

日本国内資料集

全世界の資料集

世界の情報集

旅のリンク

その他雑記


● 全ページの一番下で
サイト内検索が可能です