香川県 都道府県データ

香川県は瀬戸内海に面し、四国の北東に位置する。令制国の讃岐国に当たる。
県名は、讃岐のほぼ中央に存在する古代以来の郡名「香川」をとった。

かつては全国で2番目に面積の狭い都道府県だったが、1988年に国土地理院が面積の算定法を見直して香川郡直島町の面積が削除されたため、大阪府に代わって全国で最も面積の狭い県となった。
ただし、その後大阪府が関西国際空港などの埋立地を造ったために大阪府の面積は以前より増えており、直島町の面積14.2平方km分が復帰したとしても香川県は最下位のままである。
現在では岐阜県高山市よりも面積は狭い。一方平野は、県土のほぼ半分を占めており、その率は高い。

古来より雨量、河川の流水量ともに少なく、旱魃に備えて、県内各地に14,000を超える数のため池が造られ点在している。 これは県内に高山がなく、高低差が小さいからである。

目次

基本情報

香川県
かがわけん


県庁所在地
高松市 地方
四国地方
中国・四国地方
面積
1,876.53平方km 人口
992,397人
隣接都道府県
徳島県、愛媛県、岡山県
(海上)兵庫県、広島県
人口密度
529人/平方km
ISO 3166-2:JP
JP-37 団体コード
37000-2
旧国名
讃峡 県の木
オリーブ
県の花
オリーブ 県の鳥
ホトトギス
他シンボル
県の魚:ハマチ
県の獣:シカ
県庁住所
〒760-8570
香川県高松市番町四丁目1番10号

▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

地域の特徴

気候
気候は、瀬戸内海式気候で、晴天の日が多く雨量が少ないのが特徴である。日照時間が長いことが塩の生産・発展に役立ち、「塩田王国香川」と言われた。
しかし、少雨の傾向は夏場に多く水不足をもたらし、大雨になると河川が氾濫し、洪水をもたらした。

積雪も一冬に1〜2回程度は起こるが、大雪は少ない。また、夏は瀬戸内海の「凪」や四国山地越えのフェーン現象などの影響で、猛暑日や熱帯夜になる日も少なくない。
地理的特徴
北部に広がる瀬戸内海には、小豆島など多くの島々が点在している。本州の岡山県とは島々を伝う形で架けられた瀬戸大橋により、道路・鉄路で結ばれている。
瀬戸内海を越えた岡山県や、鳴門海峡を越えた近畿地方との繋がりが深い。
特に岡山県との間においては、民間テレビ放送局が同一のエリアになる程であるが、同時に対抗心も強い。
県民性
●一言県民性:「へらこい」「讃岐男」
●地域全般ざっくり
・陽気で協調性に富むが、まわりに迎合しすぎる傾向もある。
・堅実で教育熱心。
仕事に対する姿勢:職場での協調性は高いが、自己主張の強すぎる相手には反発する。
主な温泉
塩江温泉
主な祭り
豊浜ちょうさ祭│観音寺ちょうさ祭│さぬき高松まつり│観音寺秋の大祭り│多和神社例大祭│まるがめ婆娑羅まつり
特筆すべきデータ
・日本で一番面積が小さい。
・年間降水量が全国46位。
・生うどん、そばの支出金額、購入数量、共に全国1位。
・1世帯あたりの預貯金残高が全国1位。「1656万円くらい」
・香川市のティッシュペーパーの購入金額 最下位
ご当地メモ
・香川県は降水量が少なく、一級河川が1つしかなく、水源が不足しがち。
香川県のダムのほとんどが農業用水に利用されており、他は高知県の「早明浦ダム」に頼っているため、新聞やニュースでダムの貯水量が取り上げられるなど、これらは大きな県内の関心事である。
・香川県では嫁入り道具の1つとして絹100%の高級座布団が必須とされている。
江戸時代に讃岐が木綿、砂糖、塩の産地だったため、嫁入り道具に綿製品の座布団を持って行く習慣が生まれたという。
座布団は夏用と冬用、各20枚。合計40枚持って行くのが主流だが、法事などでしか出番がないため、普段は押入れの奥に眠っているらしい。
・香川県内のうどん店は900店舗以上を数え、喫茶店でもうどんが出てくる。
お客さんが来ると、行きつけのうどん屋に行くのが流れ。
・香川のうどん屋では、おでんが置いてある。「平天」というかまぼこや、「イイダコ」などの瀬戸内海の幸が人気。
おでんは白味噌にからしを練りこんだ「からし味噌」で食べる。
・うどんのお供には天ぷらがトッピングできるが、「金時豆」「半熟卵」「高野豆腐」などの珍しい天ぷらも存在する。
・本州から電車で来れる四国は香川県のみで、香川には四国第一号店のチェーン店が多い。(「ニトリ」「ファミリーマート」「GAP」「ヤマダ電機」など)
・香川ではすき焼きに大根を入れる。
・香川県民は、火がしっかり通っていない半煮えの豆腐を食べると、お腹を壊すと本気で信じているらしい。
これは冷蔵庫が普及していない時代に、時間が経った豆腐を食べてお腹を壊す人が多かったためといわれる。
そのため子供の頃から豆腐はじっくり火を通すものと教え込まれるらしい。
しかし中途半端に火を通しているのがダメなのであり、「冷やっこ」などは問題ないらしい。
・香川を代表するスーパーの1つは「マルナカ」。
・香川の料理メニューの1つに「まんばのけんちゃん」というものがある。
「まんば」とは高菜の一種で、まんば・油揚げ・豆腐を出汁で煮込むというもの。
「ケンチャン」とは「ケンチン」が訛ったものとされる。
・香川県での定番の豆腐は「ソフトとうふ」で、人気が高い。
絹ごし豆腐は崩れやすいので、絹ごし豆腐をそのまま圧縮し水分を抜いたものが「ソフトとうふ」として売られている。
・香川を代表する企業の1つは「TableMark(旧名は加ト吉)」。
会社の名前が変わったが1部の商品ブランドは「カトキチ」のまま。
カトキチは冷凍エビフライを他社に先駆けて開発するなど、1000種類以上の冷凍食品を製造販売している。
また日本で初めて冷凍うどんの大量生産に成功し、これはカトキチの代表商品である。
・四国4県でまとまったお金を手に入れた場合、徳島県民はそれを元手に商売をし、高知県民はお酒を飲みまくり、愛媛県民はショッピングを楽しみ、香川県民はひたすら貯金すると言われている。
そのため香川県は日本1預貯金率が高い。
・香川で言う「タイムランチ」(「タイム」とも省略可能)とは、東京で言う「日替わり定食」のことである。
・夫が家事、育児に割く時間は全国でも最下位クラス。
・県民の間では、うどんを食べるときは麺を切らずに一気に食べるらしく、麺を途中で切ってしまうと不味そうに見えるらしい。
・丸亀市を含む西部では、嫁入りのとき「おいり」と呼ばれる婚礼菓子をお土産としてご近所に配る風習がある。
「おいり」は角のない丸い餅菓子である。
江戸時代から変わらず食べられているという。
・香川県は高松市を中心とした「東讃」と、丸亀市を中心とした「西讃」に分かれており、文化や風習が異なる。
・香川県独特の言い方に「なにがでっきょんな」という言葉があり、「調子はどう?」といった具合に使われるらしい。
・「オリーブハマチ」は香川県の特産で、オリーブの葉を食べさせた養殖ハマチである。
脂身が少なく臭みがないといわれ、刺身やしゃぶしゃぶで食べるのが定番。
・「しょうゆ豆」も香川の名物の1つである。
出身有名人
中野美奈子│南原清隆│要潤

▲ このページの一番上に移動 | ▲ 目次に移動

観光情報

世界遺産
なし
代表的な観光地
有明浜海水浴│金刀比羅宮│山越うどん│旧金毘羅大芝居│栗林公園│瀬戸大橋 フィッシャーマンズ・ワーフ│屋島│琴平│やまうち│紫雲出山
名物
うどん、骨付鳥、こんぴらさん、等々
お土産
うどん、てんぷら、等々
その他観光情報
・一級河川が1つしかないため水が不足しがちであるので、県内では節水に努めよう。
・美味しいうどん屋は都市部から離れた場所にあることが多い。
・岡山県と香川県のテレビ番組は、全て同じ放送がされているらしい。

■ TOPに戻る | ■ 日本国内資料集へ戻る | ■ 47都道府県・総合資料集へ戻る | ▲ 目次に移動 | ▲ このページの一番上に移動

旅行記について

   海外旅行記

   国内旅行記

旅の写真

ワールドレポート

旅の準備

旅の裏技

旅のスタイル

旅の喚起

旅のデータ集

日本国内資料集

全世界の資料集

世界の情報集

旅のリンク

その他雑記


● 全ページの一番下で
サイト内検索が可能です