岡山県 都道府県データ

岡山県は中国地方南東部に位置する県。
温暖な瀬戸内の気候を背景に古代より独自の文化圏を形成し、現在では中国・四国地方の交通の要衝として発展している。
ぶどうや桃をはじめとした高品質の果物の生産地として有名である。

広島県東部に位置する備後地方や香川県島嶼部などと合わせ、古くは「吉備国」と呼ばれた。
吉備国は大和朝廷に並ぶほどの強大な勢力を持っていたとされ、県内にも数多くの遺構が残されている。
江戸時代には岡山に池田氏、津山に森氏が入封し、倉敷は天領となった。
特に池田氏は日本三名園の後楽園を造成し、閑谷学校を開くなど、文化・教育面で多大な功績を残した。

明治時代以降は大規模な港湾が存在しなかったため、工業化に後れをとった一方で、児島湾の干拓事業による穀倉地帯の開発やブドウや桃をはじめとした商品作物の栽培が盛んに行われるなど、典型的な農業県であった。
第二次世界大戦後はコンビナートが立地し、交通網の整備も相まって瀬戸内工業地域の中核をなすなど、工業県の様相を呈している。

目次

基本情報

岡山県
おかやまけん


県庁所在地
岡山市 地方
中国地方、山陽地方、
中国・四国地方
面積
7,113.21平方km 人口
1,940,321人
隣接都道府県
兵庫県、鳥取県、
広島県、香川県
人口密度
273人/平方km
ISO 3166-2:JP
JP-33 団体コード
033000-1
旧国名
美作、備前、備中 県の木
アカマツ
県の花
ももの花 県の鳥
キジ
他シンボル
おかやま教育の日:11月1日
岡山県民の歌:みんなのこころに
マスコット:ももっち
県庁住所
〒700-8570
岡山県岡山市北区内山下二丁目4番6号

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地域の特徴

気候
中国山地と四国山地の2つの脊梁山脈に挟まれ、瀬戸内海に面しているため、北部の一部を除き典型的な瀬戸内海式気候に属す。
県庁所在地の岡山市は日照時間が年間約2000時間と長く、年間降水量は1100mm程度であり、全国有数の降水の少ない土地である。

日本列島に来襲する台風やその影響による風雨は中国山地・四国山地によって弱められることが多く、それに加えて夏には瀬戸内海で発生する「凪」や山地越えのフェーン現象の影響もあって、都市部や内陸の盆地を中心に猛暑日になる日も少なくない。

このような地理的要因により、岡山県は災害の少ない土地柄となっている。降水量1mm以上の日数が全国最小であるため、「晴れの国」と呼ばれる。

一方で北部の中国山地沿いの豪雪地帯では日本海側気候に属し、冬季には1m程度の積雪に見舞われるなど、他の地域とは様相を異にしている。
また、吉備高原は内陸に位置するため緯度の割に冬季の寒さは厳しく、真庭市上長田(標高430m)で1981年2月28日には-20.2度という平地での西日本(近畿以西)での最低気温を記録するなど、マイナス10度以下まで下がることもある。
地理的特徴
北部には旭川・高梁川・吉井川の3大河川が源を発している中国山地や鍾乳洞などのカルスト地形がみられる吉備高原の高地が連続的に広がり、南部には北部から流れている3大河川によって形成された岡山平野が広がっている。
また、岡山平野にはかつて瀬戸内海に浮かぶ小島が丘陵として点在し、陸繋島として江戸時代に本州と繋がった児島半島がある。
南部は瀬戸内海に面し、多くの島々が点在している。主な山としては、中国山地の蒜山(標高1122m)や後山(標高1345m)などがあり、主な湖沼としては、児島湾の干拓によって人工的に造られた児島湖などがある。
なお、兵庫県とは山地及び備前市の取揚島で、鳥取県・広島県とは山地で、香川県とは海上および玉野市の井島(石島)で隣接している。
県民性
●一言県民性:「すらっこう」
●地域全般ざっくり
・陽気で堅実だが、計算高い。
・明るく前向きだが、うっかりすると調子が良すぎると言われることも。
・合理主義で倹約家が多いといわれる。
仕事に対する姿勢:仕事熱心だが、何事も単刀直入に考えたがる。
主な温泉
あわくら温泉│奥津温泉│湯郷温泉│湯原温泉
主な祭り
津山納涼ごんごまつり│津山まつり
特筆すべきデータ
・降水量1mm未満の日数が日本一。まさに晴れの国。
・1世帯あたりの装身具購入金額、トイレットペーパー購入金額、外食における飲酒代金、乳液購入金額、米購入金額、昆布の購入数量、魚介の缶詰購入金額、大根購入金額、生野菜購入数量、これら全て全国最下位で、県民は倹約家である。
これはかつて岡山藩主、池田光政が倹約を命じたためである。
・教科書、学習参考教材にかける金額、全国1位。
ご当地メモ
・岡山は大きな河川が3つあり、晴れの国ということもあって、フルーツ王国。
桃やマスカットなどがよく栽培される。
・岡山と言えば「きびだんご」が全国的に有名だが、県民には「大手まんじゅう」がお茶請けの大定番。
年間2千万個以上の売上があり、夏場は凍らせ、冬場は温め、時には湯をかけてお汁粉にし、時にはパンに挟む。
・都道府県立図書館個人貸出冊数、全国1位。(全国平均の3倍でダントツ)
・岡山を代表するデパートの1つは「天満屋」。岡山県民に絶大な信頼がある。
・倉敷市は岡山氏をライバル視していると言われる。
倉敷市民は倉敷への思い入れが強く、車でも県内唯一「倉敷ナンバー」が存在する。
・岡山の郷土料理は「イイダコの煮付け」「黄ニラの卵とじ」「ばら寿司」など。
・一般的にサワラは火を通して食べるが、岡山では刺身で食べる。
・岡山の代表的なスーパーの1つは天満屋グループの「ハピーズ」。
・岡山では「グリンピース」を「アラスカ」と呼ぶ。「アラスカエンドウ」と昔は区別していたが、今は区別がなくなった。
・岡山にはピーナツを練りこんだ、「ピーナツ豆腐」というものがある。
・岡山を代表する企業の1つは、とび職人などに大人気の作業着メーカー「寅壱」。
・岡山県民独特の数の数え方があり、「20、21、22、23、24…」のことを「にじゅう、にいいち、にいに、にいさん、にいよん」と呼んでいく。
・岡山では「瀬戸内海」を「せとねーけー」、「だいだい色」を「でーでー色」と言葉を省略することが多いらしい。
・「頭が痛い」ことを方言で「頭わりぃ」ということがある。
・えびの入ったピラフのような「えびめし」が岡山では人気らしい。
・岡山県と香川県のテレビ番組は、全て同じ放送がされているらしい。
・岡山を代表する企業の1つは「尾崎商事」。学生服を製造している。
・外食にかける金額は全国平均で見てもかなり低く、外食をほとんどしない人が多いという。
そのためか、自宅で飲む人が多い。
・果物王国岡山では、高級葡萄の「ピオーネ」なども安い。
出身有名人
水道橋博士│オダギリジョー│MEGUMI│稲葉浩志│宅麻伸

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観光情報

世界遺産
なし
代表的な観光地
倉敷美観地区│王子が岳│西江邸│蒜山ハーブカーデンハービル│備中国分寺│後楽園│藤公園の藤│神庭の滝│鷲羽山│吹屋ふるさと村
名物
フルーツ、きびだんご、大手まんぢゅう、等々
お土産
きびだんご、大手まんぢゅう、等々
その他観光情報
・岡山の2大都市は、岡山市と倉敷市であるが、観光は主に倉敷市がメインとなる。
・鉄道で四国に行く場合は、一旦岡山駅を経由しないと、瀬戸大橋に進めないようになっている。
このため、香川とワンセットで観光も可能。
・岡山県真鍋島はフランス人で出版された絵本の舞台になっているため、フランス人がよく訪れる。

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